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しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「アルケミスト」 パウロ・コエーリョ 

2017年01月20日 | 読書
「アルケミスト」   パウロ・コエーリョ    角川書店    
O ALQUIMISTA        山川紘矢・山川亜希子・訳

アンダルシアの羊飼いの少年、サンチャゴは16歳までは神学校に通っていた。
しかし、広い世界を知る為に旅をしたいと思い、羊飼いになる。
サンチャゴは1週間に同じ夢を見る。
それはエジプトのピラミッドに宝物がある夢だった。
サンチャゴは、セイラムの王様、メルキゼデックと名乗る老人の助言を受け、羊を売りエジプトへと旅立つ。
前兆の語る言葉を忘れず、運命に最後まで従うこと、と。
サンチャゴはアフリカに到着した1日目で、持っていたお金を騙し取られる。
しかし、クリスタル商人の元で働きながら、エジプトに行く機会を待つ。








人生を語る物語。
一人の少年が宝物を捜しに旅立つ。
その過程で、信じるのは前兆を感じそれに従うことと言う。
前兆とは、神の声をいう事らしい。
生きて行く上でのテキストになる物語ということだが、自分には正直そこまでは分からない。
サンチャゴは、かなり幸運に恵まれる。
それはその道を進もうとする、それを助けてくれる力が働くからだと。
それを信じて行動すれば、その様に感じられる事があるかも知れない。
ただ、そう上手くは行かないこともあるだろう。
そして、宝物は本来自分がいた場所の近くにあった。
これは『青い鳥』と同じだ。
しかし、それはある過程を経なければ分からないことなのだろう。
これも人生の定番かも。

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