しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「フェイクシティ ある男のルール」 2008米

2010年05月08日 | 映画
「フェイクシティ ある男のルール」 2008米

監督 デヴィッド・エアー

ロサンジェルス市警のベテラン刑事トム・ラドロー(キアヌ・リーヴス)。
誘拐犯を捕まえるより、撃ち殺してしまう事を選ぶ。
それは独自の正義感と、上司ジャック・ワンダー(フォレスト・ウィッテカー)の支持があってのこと。
不都合なことは、ジャックが揉み消していた。
ある日、内部調査部が接触して来る。
それはかつての相棒ワシントンが密告したからだと疑う。
そして、トムとワシントンがいた店で強盗事件が発生し、ワシントンが射殺される。
防犯カメラにはトムは映っていなく、犯人にされる可能性があると、トムはそれ記録映像を隠してしまう。
そして、自分で犯人を挙げようとする。



警察の暗部の物語。
警察の中には独自のルールがあり、派閥があり、外からは閉ざされた世界。
こんな物語ばかりが多くて、警察の対するイメージが悪くなりっぱなしなのだが。
その中で、自分のルールを持って、戦ったトムの物語。
自分に正直でいると、一匹狼になってしまう世界。
しかし、真っ直ぐ過ぎると利用もされてしまうと言う、何だか悲しい物語。
ジャック・ワンーダのフォレスト・ウィッテカーは「ラストキング・オブ・スコットランド」が印象に残っている。
今回はあの時に威圧的なオーラが消えて、人が良さそうだが、ちょっと裏がありそうな。
良い人なのか、悪い人なのか出ていると気になった。
違うオーラが出ていたかも。

アクション&バイオレンスだと思ったが、キアヌが主演なので観た。
暴力シーンは苦手なのだ。
そして、いきなり暴力で、最後まで観るのは大変かと思った。
しかし、謎解きの要素も強まり、最後まで興味を持って観られた。
キアヌの演技もよかった。
トムは意外と性格が弱く、それが深みのある人間になっていた。

「地球が静止する日」の次に観たのだが、キアヌはどちらも笑顔のない役。
今度は笑顔いっぱいの作品も観たい。コメディも出来るのだから。


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