しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「ナルニア国ものがたり6 魔術師のおい」C.S.ルイス  

2006年02月10日 | 読書
シャーロック・ホームズが活躍していた時代の話。(1890年頃)   
ディゴリーという男の子と、隣に住んでいる友達の女の子ポリーは、ディゴリーのおじさん・アンドルーに騙されて魔法の指輪をはめ、違う世界に行く。
黄色の指輪をはめると違う世界に、緑の指輪をはめると戻って来られるとアンドルーは説明した。(実際はちょっと違っていた)
廃墟になっている国で、ディゴリーがポリーへの反発心から鐘をつき、魔女の目を覚まさせてしまう。魔女と共にロンドンに帰ったディゴリー達は、魔女をロンドンから遠ざける為にもう一度、指輪をはめる。
そしてついたのが、アスランがナルニアの国を造って時で、光りや水、植物、動物の誕生を目の当たりにする。
アスランはディゴリーに、ナルニア誕生の日に魔女を連れて来てしまった償いをする気持ちがあるか聞く。ディゴリーはそれに応じ、魔女に対抗出来る林檎の実を取ってくる。 


ナルニア国誕生の物語。
ナルニアに、なぜロンドンの街灯があるのか、なぜ魔女がいるのか、なぜルーシィ達が衣装箪笥を通ってナルニアに来られたのか、それが分かる話でもある。
アスランが国を誕生させるシーンは細かく書かれているので、その色や音楽や匂いなど、想像力を活発にするのだが、同時にこれが映画になったらどの様に表現されるのか、つい思ってしまう。
ディゴリーは少々考えなしの所があるが、ポリーに対しては紳士であろうとしている。
そこがイギリスらしいのかも知れない。唯一、それを破ったのは、魔女の目を覚ます鐘を付いた時だった。

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