しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「お料理名人の事件簿② かぼちゃケーキを切る前に」  リヴィア・J・ウォッシュバーン

2015年10月05日 | 読書
「お料理名人の事件簿② かぼちゃケーキを切る前に」  リヴィア・J・ウォッシュバーン  ランダムハウス講談社  
Murder by the Slice        赤尾秀子・訳

ウィルスとキャロリンは知人のマリー・タイラーから、小学校の秋祭りを手伝って欲しいと頼まれる。
マリーはPTO(PTAの実質的には同じ物)の役員で募金活動の責任者で忙しく、手が足りないのでお菓子の販売をして欲しいと言う。
引き受けた2人は、秋祭りの準備会議に出席する。
PTOの会長、シャノン・ダンストンがかなり横暴だと噂が聞こえていたが、実際にその様子を目にする。
シャノンはPTOの活動に熱心なあまり、家庭をないがしろにして夫とも離婚したと言う。
会議では嫌な思いもしたが、引き受けた以上はと協力をする。
秋祭りはハローウィーンの前なので、カボチャのケーキを作ったりヘルシースナックを作り準備をする。
そして当日を向かえる。
その当日学校で殺人事件が起きる。
ウィリスは、副保安官の息子のマイクに探偵の真似はしないようにと釘を刺されるが、つい色々を気になって調べてしまう。









またしても、フィルスの身近で起こった殺人事件。
今回も警察は前科があると言うだけで、犯人に仕立て上げようとする。
その時のアリバイや、物的証拠が皆無でも。
どうして、ここまで無能な警察を書かなくてはならないのだろう。
そうしないと、素人探偵が活躍出来ないからだろうか。
これが気になる点。
物語は面白い。
色々な人間がいると言う事と、人間関係において。
事件その物はあまり捻りはなく、犯人らしい人が犯人。
フィリスが、“あれを何処かで見たような”という事が、自分は覚えていた。
他の物語では手掛かりはり気なく示されるが、以外とはっきりと目立つ。
しっかり印象に残るので、フィリスが思い出さないのが不思議に思えたりもする。
ワイワイガヤガヤしながら、何時の間にか解決へと言う感じでもある。
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