しましましっぽ

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「償い」 矢口敦子

2011年04月02日 | 読書
「償い」 矢口敦子     幻冬舎文庫 36歳のホームレスの男は、前の自分日高英介という固有名詞を捨てようとしていた。 日高英介は脳外科医だったが、妻と3歳の息子を失っていた。 そして、それは自分の責任だと思っていた。 ある夜、住宅火災の第一発見者になり、不審者として警察に連れて行かれる。 取り調べの刑事、山岸徹男と火事のことを話す日高英介は鋭い観察力を見せる。 山岸は日高を犯人だと思ってはいな . . . 本文を読む
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