2022年日本 |
上映時間:126分 |
東日本大震災の前日に消息を絶った友人の行方と、彼女の秘密を探す旅に出た女性の人間模様を描く物語。 |
監督、脚本は中川龍太郎。出演は岸井ゆきの、浜辺美波、杉野遥亮、中崎敏、鶴田真由、中嶋朋子、新谷ゆづみ、光石研。 |
監督の原体験でもあるらしい喪失と再生のお話。 |
人間ってシンプルのようで複雑のようで、、キレイゴトでまとめない感じがナイス。 |
注目株の岸井ゆきの、、今回も語らずして伝える能力に磨きがかかってナイスジョブ!!! |
震災現地の人々のインタビューシーンでの新谷ゆづみが素晴らしい!今後が愉しみ。 |
ラストシーンの岸井ゆきの、、監督から脚本無しお任せアドリブだそうな。 |
いやあ、「PERFECT DAYS」のラストの役所広司に負けてませんでした! |
今後とも注目していきますよ! |
映画『やがて海へと届く』予告編 |
2022年イギリス・アメリカ A24 |
原題:Aftersun |
上映時間:101分 |
11歳の娘と31歳の父親が過ごした一夏を描いたドラマ。。。 |
監督、脚本はシャーロット・ウェルズ。出演はポール・メスカル、フランキー・コリオ、セリア・ロウルソン・ホール、ケイリー・コールマン、サリー・メッシャム。 |
ゆっくりと地味に、多くを語らず、説明も特に無い。まるでドキュメンタリーのような作品。 |
その後の展開は視聴者にゆだねられるし、そもそもこの作品にピンと来るかどうかは視聴者次第。 |
個人的には、昔幼い娘と1.2ヶ月2人で過ごした経験があったもので、、しっかり感情移入。 |
クライマックスでのクイーン&デビッドボウイの「アンダープレッシャー」が、、、 |
なるほどびっくりするくらいハマってました。 |
最後の「バイ」の一言が自分的には一番ツボった。 |
時間は二度と戻らない。かけがえの無い日々を後悔のなきように、、な1本。 |
『aftersun/アフターサン』予告編 |
2022年アメリカ |
原題:Elvis |
上映時間:159分 |
大スターエルヴィス・プレスリーの生涯を元マネージャーであるトム・パーカー大佐の視点で描いた伝記作品。 |
監督はバズ・ラーマン。出演はオースティン・バトラー、トム・ハンクス、オリヴィア・デヨング 、ヘレン・トムソン、リチャード・ロクスバーグ、ケルヴィン・ハリソン・Jr。 |
マザコンプレスリーお坊ちゃんに取り入った偉大なる金の亡者のマネージャーの図。 |
だからこその成功と若死になんだろうね。カット多めテンポ良い編集 |
ケネディ暗殺、ストーンズのオルタモント事件、シャロンテート事件、キング牧師暗殺、 |
当時の時代背景や宗教や人種差別も絡んで混沌とした時代だからこそのロックの進化。 |
膨大なカットの量と編集が見応えあり。 |
プレスリーの魅力偉大さが伝わる作品。 |
42歳死去、、そりゃあこんな生き方してたら早死にするよなあ。 |
『エルヴィス』US版予告 |
2004年韓国 |
原題:태극기 휘날리며 |
上映時間:148分 |
民族を二分した朝鮮戦争に翻弄される兄弟を描く戦争映画。 |
監督、脚本はカン・ジェギュ。出演はチャン・ドンゴン、ウォンビン、イ・ウンジュ、チェ・ミンシク、コン・ヒョンジン、キム・スロ。 |
同じ民族が2つに別れて争う朝鮮ならではの悲劇。 |
家族愛、兄弟愛を重んじる国民性だからこそ恨みの連鎖はさらにキツイ。 |
戦争は人を狂わす、勝者は いない、、と改めて身にしみる。 |
「同胞が殺し合うほど思想が大事なのか?」ホントそれ。 |
未だに統一されない民族、、南北統一はリアルにまだまだなのが悲しい。 |
余談ですが、、主役の2人がアジアぽくない濃い顔のイケメン。 |
その辺がやっぱり商業エンタメには違いないんだよね。。。 |
「ブラザーフッド」予告_日本語字幕版 |
2023年日本 |
上映時間:114分 |
42人の老人を殺した心優しい介護士とそれを断罪する女性検事のドラマ。 |
監督は前田 哲。出演は松山ケンイチ、長澤まさみ、柄本明、鈴鹿央士、戸田 菜穂、坂井真紀、峯村リエ、加藤菜津。 |
実在のあの事件を元にしているのは間違いないが、、殺し方や動機も変えてある。 |
正義とはなんぞや?高齢化介護社会への警告には違いない。 |
久しぶりの長澤まさみのシリアス演技も久しぶりな印象。 |
さすがの柄本明の熱演。綾戸智絵の見事な役者ぶりに感銘。 |
ラストクレジットのいかにもの映像は個人的にどうかと思うが、、、 |
直太朗の歌はちょっと沁みた。。。 |
『ロストケア』本予告 |