生活

とりとめもなく

新橋文化

2010年08月23日 20時33分46秒 | Weblog
昨日の日差しで消耗したらしく、今朝は早起きできず
昼近くまでダラダラしてようやくお出かけ。今日は新橋文化劇場という名画座へ初めて行ってみよう。
今かかっているのは「太陽のかけら」と「運命のボタン」の二本立てである。
「太陽のかけら」はガエル・ガルシア・ベルナルが監督と主演をしていて、なんかお金持ちの若者(といっても親が金持ちなだけで彼らは脛かじり)たちの夏の一日といった、なんでもない話のように見えていろいろ中南米のかかえる問題が詰め込まれているらしい。でもよくわかんなかった・・・「考えの甘い若者たちのある日の出来事」みたいにしか感じなかったが。まあつまんなくはなかった。
「運命のボタン」は公開中観に行こうかどうしよっか悩んで結局間に合わなかったので今回ぜひとも観たいと思ってたのだ。私の大好きな「ドニー・ダーコ」の監督リチャード・ケリーの作品だというので気になってしかたがなかった。
1976年のクリスマスシーズン、とある夫婦のもとに怪しい箱が届けられる。その中のボタンを押せば、どこかで見知らぬ誰かが死ぬのとひきかえに100万ドルが手に入りますよという。期限は24時間以内。その夫婦(妻のノーマ(キャメロン・ディアス)と夫のアーサー(ジェームズ・マースデン)は生活が苦しいらしく、ノーマはボタンを押してしまう・・・
というとこから始まるのですが、まずこの夫婦、生活が厳しいと言ってるわりにはクリスマスの飾りつけも家の内外にふんだんにしているしツリーも大きいのを飾っているし、2階建の一軒家に住んでるし、コルベットに乗ってるし(子供がいるのになぜかツーシーター)なんかもっと節約しろよーという気になってまるで移入できないんですわ。実際ノーマが「私たちはお金を使いすぎる傾向よ」とか言ってるしさ。子供がひとりいるとはいえ共働きだし。それで、誰かの命とひきかえに100万ドルって・・・
いま円高だから8500万円くらいでしょうよ(映画は1976年という設定だからその価値はよくわかんないけど)。
その、ボタンを押してしまうという出発点からして理解できないからね・・・
それ以降ヘンな出来事に巻き込まれて夫婦はさあ大変というふうになるんだけど「だってあんたたちボタン押したじゃん、だれかの命とひきかえに、たいして貧乏でもないくせに」って思っちゃってしらけるのであった。因果応報なり。

この新橋文化劇場、お外にある券売機(道路に面してる)でチケットを買ってもぎりオババにもぎってもらってドアをあけるともうそこは客席が並ぶ劇場内なのだ。お外と劇場はドア1枚で仕切られているのだ。もちろんロビーはない。じゃあおトイレは??それはね・・・スクリーンの両脇にドアがあって、左が女子、右が男子なのだよ・・・なんだろうこの場すえ感・・・まるで、かつて新宿にあったピカデリー4とか新宿オスカーみたいじゃないか。
で、ガード下にあるので上映中だろうがなんだろうがおかまいなしにガタンゴトン~ガタンゴトン~
こんなにイケてないのに意外とお客が入ってるのはなぜかというと、2本立てで900円、学生・シニア・女性はいつでも800円という破格の安さゆえであろう。映画サービスデーは700円だそうです。DVD借りるより安いね!!(DVD借りたことないからわかんないけど)お客の99%はオッサンです。
 安さにつられてまた来てしまいそうだ、新橋文化。
 名画の隣にポルノあり、新橋ロマン。
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