生活

とりとめもなく

年末これ読んだよー

2012年01月14日 18時51分43秒 | Weblog
ずいぶん時間があいてしまったが覚え書きのため書いとく。年末に読んだ本↓

吉永南央「アンジャーネ」
24歳の男子が、亡くなったおばあちゃんが大家さんをしてた外国人向けアパートを継いで管理人になるが、国も文化も違う店子たちに振り回され地元の人たちとも交流し成長してくという話でちょっとだけミステリぽい要素もあった。
この作家さんは珈琲屋のおばあちゃんの話(「萩を揺らす雨」と「その日まで」)から入ったのだが、あのシリーズよりもこの「アンジャーネ」のほうが私は好きだ。続編みたいの書かないのかな~


吉田修一「女たちは二度遊ぶ」
なんかこの人の書く恋愛小説のようなものは、ほとんんど見ず知らずの男女がなんとなくつきあい始めてなんとなく終わるみたいのが多くて、この本は短編集なんだけどだいたいこんな感じだった。あっという間に読めてすぐ忘れる。


東野圭吾「名探偵の呪縛」
東野圭吾もたまには面白くないの書くんだなあ~というのがたまにあるけど、それだった。天下一大五郎という探偵が出てくるシリーズのようだが、他のも読んでみたいなーという気にならないな。架空の街が舞台となる推理ものってあまり好きじゃないんだけど、これは架空どころが仮想世界の話です。


奥田英朗「空中ブランコ」
精神科医伊良部一郎シリーズの2つめも短編集。
飛べなくなった空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のヤクザ、義父のヅラをとりたくてしかたがない医師、投げられない野球選手、過去に書いたような気がして新作を書けない女流作家、という短編から成り、トンでもないような精神科医の伊良部がなんだかんだで解決してしまうとゆー話。なんかちょっと面白いのよね・・・


樋口有介「片思いレシピ」
ハードボイルド探偵シリーズの柚木草平のひとり娘・加奈子ちゃんが主人公となって、学習塾でおきた惨殺事件を追うという話だた。なんかやっぱ好きだなあ、樋口有介は。


誉田哲也「レイジ」
これは推理小説じゃなくて、音楽小説だった。80年代から現代まで、音楽で食っていこうとしている男たちのなんやかんや、夢とか現実とか挫折とかちょっと友情。バンドマンの生活を覗き見してるみたいな感じで読めて面白かったです。

以上12月に読んだやつ。
こりゃまいった!というような推理小説が読みたい。
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