生活

とりとめもなく

ドーラン

2015年03月05日 22時13分00秒 | 映画
今日は夕方からBSのTBSでやってた映画を観たんだけど、意外と面白かった。予備知識なしで観た「動乱」という1980年の作品です。150分という長い話なのですが飽きずに観られた。どんな内容かと言いますと、説明がめんどくさいのでmoviewalkerから引用し↓
第一部「海峡を渡る愛」昭和七年四月、仙台連隊。宮城啓介大尉が隊長をつとめる中隊の初年兵、溝口が脱走した。姉の薫が貧しさから千円で芸者に売られようとしていたからだ。溝口は捜索隊の上司を殺してしまい、宮城は弁護を申し出るが聞き入れられず、溝口は銃殺刑に処せられた。宮城は父に用立ててもらった千円を香典として渡す。当時、日本は厳しい経済恐慌に包まれ、これを改革すべく、一部の海軍将校と陸軍士官候補生らが決起した。五・一五事件である。クーデターは失敗に終り、陸軍内部の皇道派と統制派の対立を激化させた。この影響は仙台にいる宮城にまで及び、部下から脱走兵を出した責任で朝鮮の国境守備隊へ転任を命じられる。そこは、朝鮮ゲリラへ軍需物資の横流しが平然と行なわれる腐敗したところだ。官城は将校をねぎらう宴に招待され、そこで芸者になった薫と再会する。薫を責める宮城。数日後、薫が自殺を図った。宮城は軍の不正を不問にすることで、薬を入手し薫の命を救う。その頃、国内では統制派によって戦争準備が押し進められていた。第二部「雪降り止まず」昭和十年十月、東京。宮城は第一連隊に配属になり、薫と共に居をかまえた。しかし、二人の間にはまだ男と女の関係はなかった。官城の家には多くの青年将校が訪れ、“建設か破壊か”と熱っぽく語り合っていく。憲兵隊の島謙太郎はそんな宮城家の向いに往みこんで、四六時中、見張りを続けていた。ある日、宮城は恩師であり皇道派の長老格でもある神崎中佐を薫と伴に訪れた。神崎の家庭の幸せを見て、薫は「私の体は汚れているから抱けないんですか」と宮城につめよる。数日後、宮城が決行を決意していた軍務局長暗殺を神崎が単身で陸軍省におもむき果してしまった。この事件は青年将校たちに“時、来る”の感を持たせ、昭和維新への機運いっきに高まった。官城たちの行動に、心情的には同調しながらも、憲兵という職務から事を事前にふせごうと島は苦悩する。決行の日が決まり、宮城は実家に帰り父に薫のことを頼むと、はじめて彼女を抱くのだった。決行の日が来た。時に昭和十一年二月二十五日。夜半から降りはじめた雪は、男たちの熱い思いと、女たちの哀しい宿命をつつみこんで、止むことなく降り続いていた……。

というお話。昭和の動乱の時代を描いているが、いつの時代も動乱であり激動なのだなあと思う。特に今と違って戦争や軍隊が身近にあり、そして貧しさというものが今とは比べものにならんくらい貧しかった。主演は高倉健さんで薫というのが吉永小百合さんなんですが、やっぱりどちらも良いわーと思いました。憲兵の役で米倉斉加年さんが出ている。若いー
米倉さんも健さんも去年亡くなったね…。
健さんのお父さん役で志村喬さんも出てる。亡くなった俳優さんたちも、こうして残っている作品で観られるのは幸せだね…
ところで私は、人が、感情を押し殺す努力をしている姿というのにぐっときてしまうみたいだ。最後のほうで、処刑されゆく自分の夫に面会しに行き新しくあつらえた着物を着せて、泣くのを我慢しようとしてむせび泣く吉永さんが泣けて泣けて仕方なかった。
そういえば昔、五社英雄監督の「226」という映画が好きだった気がする。また観たいけどあんなシブいの、DVD化されてるんだろうか?

しずたろうがバンコクで赤ちゃんを産んだ!
おめでとうございます。ありがとうございます。今度の乾季まで在タイだったらまた遊びにいこうかな!
コメント
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