生活

とりとめもなく

続・これ読んだよー

2011年06月17日 17時54分16秒 | Weblog
梅雨らしいじめじめと蒸し暑いような日が続いております。
外に出たくないけどもうすぐ健康診断だからこういうときは運動しないといけないような気もするが、そうやってくだされたかりそめの診断結果に何の意味があるのか。
今日は今年の2月に読んだ本の覚え書き↓


誉田哲也「月光」
いまいちばん面白いのは誉田哲也なのでじゃんじゃん読む。
これもシリーズものではないのだが、謎の死をとげた姉と同じ高校に入った妹が真相を明かそうと奔走する学園探偵もの・・・と書いてしまえばジュニア小説のようだが、ジュニアは読んではいけないほど内容が鬼畜じみたドぎつさなのでもういや~な気持になりますし登場人物がじゃんじゃん死にます。でも、でも、面白い・・・


樋口有介「初恋よ、さよならのキスをしよう」
これけっこう前に1回読んだことあるんだけど内容まったく覚えてないんだよね。そして今回また読んだんだけどまったく記憶にかすることもなく、そして読んでしばらく経ったいまとなってはもう、思い出せない。
樋口有介の人気シリーズの柚木草平ものです。永遠の38歳、私立探偵の柚木草平がわけあり美女とすったもんだを起こすのがこのシリーズなのだが、何を読んでもすぐ忘れてしまう。読み返しても、何も思い出さない。


樋口有介「刺青白書」
これも一応は柚木草平が出てくるんですがちょこっとだけで、鈴女ちゃんという女子大生が元同級生のアイドルが殺された事件を追うという話です。だからちょっと面白かった。地元の近所が出てくるというのも読みやすいポイントなのだ。
若いっていいわ~と思う。


誉田哲也「ヒトリシズカ」
私は推理小説は短編より長編が好きなのですが、これはてっきり長編だと思って借りたら短編集だった~、ガッカリ。と思ったのもつかの間、実はめちゃくちゃ質の高い連作短編集だったのです。相変わらず人がじゃんじゃん死ぬが傑作である。シズカというひとりの女性(と言うには若すぎる)の一代記なのです。うまく言い表せないけどもう「まいりました!」と土下座したくなるような面白さだ・・・
東野圭吾のさ、「白夜行」とか「幻夜」とか好きな人には強くおすすめしたい。唐沢雪穂や新海美冬に肩を並べる女が、いましたよ・・・


樋口有介「探偵は今夜も憂欝」
これは柚木草平ものだし短編集だし、正直内容まったく覚えてません・・・私、樋口有介の小説、好きで読んでるんだけど読まないほうがいいのか??


誉田哲也「春を嫌いになった理由」
テレビ番組のプロデューサーの叔母に強引にたのまれ、霊能者の世話と通訳のバイトを引き受けた若い女性が主人公。テレビのロケで霊能者の意見をもとに廃ビルの中でミイラ化した死体を発見しその情報を番組でつのるというストーリーと並行して、中国からの密入国者の兄妹の顛末を描いている。胡散臭げな内容であるにも関わらずページをめくる手が止められず最後まで飽きさせない。


誉田哲也「武士道シックスティーン」
これは人が死なない、推理ものでもない、剣道に打ち込む女子高校生の友情と成長を描いた青春小説である!
映画化もされたよね、観てないけど(北乃きいちゃんと成海璃子ちゃんが主演だった)。対照的なふたりの女の子が無二の親友になってゆく様子が、なんか、もう、良いのだ。大人になるとなかなかできない。中高のころあんなにダラダラしないでまじめに部活でもしてたら良かったなあ~・・・

以上2月に読んだ本でした。
次回は3月分を書けたらいいなあ。
コメント
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