生活

とりとめもなく

明けて12日

2011年03月12日 23時45分24秒 | Weblog
今日は仕事に行かねばならない・・・しかし地震の影響でいつもの通勤ルート(JR総武線→山手線)は動いてないらしい。
地下鉄はだいたい復旧したがまだどうせ本調子ではないはず。
どうにか行かないで済ませられないものかと、どうにか「今日は臨時休業」と言ってもらえないかと店や店長の携帯電話にかけてみたがまったく出ない!
しかたない、行くか・・・地下鉄を使うか、消耗を覚悟で自転車で行くかギリギリまで悩んだが、電車にまつわるイライラ要素(来ない・混んでいる・乗り換えがうまくいかない・どうせ駅まで(駅から)歩く)を想像して結局いちばん確実な自転車を選んだ。家から有楽町駅構内まできっかり30分である。土曜朝6時はさすがに都内もすいています。
店の前まで乗りつけると、店長が店先を掃いていた。昨日家に帰れずに店に泊まったみたい。昨日私が昼にあがるのと入れ替えに出勤したふたりの女子も泊まっていて、2階から降りてきた。
そしてさらにもうひとり知らない女性が降りてきたので「ハテ?」と思ったが、その人が二歳くらいの男の子を連れているのを見て「もしやこのふたり、私にしか見えていないのでは」といささか不安になったが、どうやら昔本社に勤めてた方で、昨日たまたま有楽町周辺にいて地震に遭い店長を頼って来てそのまま泊まったんだって。
不測の事態が結ぶ不思議な縁。
店長は「昨日はよぅ~、地震の後2時間くらいで全部売れちゃってすごかったんだよぅ~。籠城覚悟でパンちょっととっておいたやつあるから食べなよ」と、まいったまいったと言いながらもなんかちょっとうきうきしてるように見えた。ビニール袋にきのうパンがパンパンに入ってたがなぜかその8割がメロンパンだった。
そうこうするうち、いつもより1時間以上遅れて工場からパンが届き、30分遅れで開店してからはお客が絶えず来てじゃんじゃん売れた。ゆうべ帰宅できずに近くの施設(国際フォーラムとか交通会館とか)で夜を明かした人が買って帰ったり、会社の部署の食料調達部隊になったのであろうサラリーマンが大量~に買ってったり(「領収書!」)して店はすっかりスカスカになった。
こういう時だからこそ愛想よく元気にしようと思って、いつもは言わない「行ってらっしゃいませ~」までサービスした。
不謹慎かもしれないが、地震をつうじて見ず知らずの人どうしにそこはかとなく連帯感が生まれているような気がするのです。
まだ余震が続いているよ・・・
コメント
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