「息長氏は秋永氏である。」の顛末記

秋永氏探求から紐解く日本古代史

北朝鮮の真の狙い。

2017-09-15 | 日記

 昨今の世界情勢は、北朝鮮の核開発実験・ミサイル開発に依る、東アジア地域の不安定化を恐れる米国トランプ政権と金正恩労働党委員長の確執が、北朝鮮・韓国・日本・米国を巻き込む核戦争を齎しかねない、と謂う理由で国連を含む国際社会が翻弄されています。

 

米国トランプ政権と日本の安部首相は、北朝鮮との国境を接する中国の習近平やロシアのプーチンに、北朝鮮に対する経済制裁強化を求めて国連安全保障常任理事会決議を求めましたが、北朝鮮への原油輸出は、北朝鮮の人民生活者への影響が大きく、中国・ロシアの賛同が得られず、「200万バレル迄の輸出を認める。」といった、全面禁輸出という究極の制裁とは為らず、今後も北朝鮮の核・ミサイル開発は一段と進展するものと考えられます。

 

わたくしは、何故北朝鮮が世界の国々の意見を聞こうとせず、軍事拡大に邁進するのか考えてみる事にしました。

 

現在の韓半島の北朝鮮は、満州族(女真族)であります。歴史は扶余~高句麗(BC37~668年)に遡り、当時の高句麗の領土は中国の東北部(遼寧省・吉林省・黒竜江省)俗に謂う満州~朝鮮半島北部に至る現在の数倍もの領土を有していました。その後、高句麗~渤海国~金国~後金国~清国となり、中国の歴史では、満州国が『清王朝』(1644年~1912年)を打ちたてて強大な中華国家を築いています。

民族は、ツングース系で、韓半島南部の秦韓(辰韓)=秦・燕から逃げてきた人々と倭人(南方系白族)が混血した国家。 とは全く系統が違います。

 

つまり、金正恩の役割は、誇り高い満州人の国家『清国』再興への野望です。

 

先ず、強大な軍事力で、アメリカ合衆国や各国に、北朝鮮が核・ミサイル大国である事を認めさせ、次に、中国の習近平と、中国の東北部(遼寧省・吉林省・黒竜江省)の北朝鮮への割譲を迫る交渉の狙い。が読み取れます。

北朝鮮にとって韓国は小眼中にしかありません。満州族人の統一国家が、民族統一の最終目標でありましょう。

トランプや安部さんが、北朝鮮(扶余・高句麗)の歴史を勉強して、対処される事を祈ります。

 

 

 

 

 

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