ひとみ座 乙女文楽公演を観に行ってきました。
徳島国民文化祭での交流会で、名刺交換をしました。
今回、保存会にご案内をいただきました。
車人形さんとは違う一人遣いに大変興味を持って伺いました。
ひとみ座さんはこの人形が有名です。
乙女文楽とは
文楽の人形遣い五世桐竹門造らによって昭和の初めに生まれた人形浄瑠璃です。
文楽では男性3人が1体の人形を操りますが、人形の仕組みに工夫を施し女性1人が1体の人形を遣います。
人形の首(かしら)を遣い手の頭と左右一本ずつの細紐で連結。
手は、人形の着物の両の袂の後ろから遣い手が手を入れて、人形の手を持ち、足は遣い手の膝頭の上に金具を結わいつけてセットしていました。
人形遣いの身体の動きを直接人形の動きとなります。
遣い手の身体に人形を固定する方法は、遣い手の腹胸部に胴金と呼ばれる人形取り付け装置の付いた胴巻きを締め付けて固定しています。
胴串を持たなくていいんです。
今回間近に観ることができ、驚きと感動。
撮影禁止だったので画像はありません。
会場は80席ほどですが満席になりました。
何度も訪れているファンが多いのですね。
演目、まずは「本朝二十四孝-奥庭狐火の段-」。
太夫 竹本越孝
三味線 鶴澤寛也・鶴澤津賀花
初めての演目だそうです。
追分では何度も遣っている演目だけに、一人遣いでどんな振付になるのか?
座る場面は、後見さんが箱を置いていました。
狐に変化しての空中浮揚は後ろから補助が入ります。
兜の振りなどは後見さんが行っていました。
かなりの運動量のある演目。
素晴らしかったです。
舞台転換のため休憩。
そして、「傾城孝飛脚-新口村の段-」
太夫 竹本越孝
三味線 鶴澤寛也
はじめて観る演目。
ちょっと気を失いかけました(^_^;)
三味線の寛也さんとは林家正雀さんとの公演でご縁がありました。
公演後、カシラにつけた紐と胴金をよく見せていただきました。
遣い手の頭に紐がかかっていて遣い手の頭の動きが人形に伝わります。
胴金に胴串をセットするバーが繋がります。
人形の展示もありました。
5/14、午後2時開演、東海道かわさき宿交流館で公演があります。
演目「義経千本桜-道行初音旅-」先着80名 一般2,000円
6/12、あつぎひがし座の公演が1時30分より厚木市文化会館であります。
演目「二人三番叟」、「万才」、「鷺娘」、「生写朝顔話-宿屋から大井川の段」
笹子追分人形は5/21、猿橋 橋上の月 三番叟と生写朝顔話より一部披露します。
初めの写真、「ひょっこりひょうたん島」の人形ですね。
子どもたちと一緒に見ていましたっけ。懐かしい!!
私も、「おやっ」と目に入ってきたのが
「ひょっこりひょうたん島」の人形たちの画像でした。
確か、あの井上ひさしさんの脚本ですね。
黒柳徹子さんの声も、印象的でした。
文楽人形の説明には、学ぶことがたくさんありました。追分人形も頑張ってください。
笹子人形座の皆さん、地域の伝統芸能のために、頑張ってください。
観てました。
人形をひとりで遣うための工夫、凄いです。
習いたいと思いました。
ひとり遣い、遣い方が色々で勉強になります。
全身を使って遣いますので大変そうでした。
大きな会場ではないですがその分、浄瑠璃も近くに聞こえます。
ひとり遣いのサポートをする後見さんも大変そうでした。
6月の公演、頑張ってください(^o^)q