猿橋町には明治の初期に「白猿座」という芝居小屋があった。
かつては、関東一円や北海道までに巡業をした「大原長之助・音羽琴水一座」の拠点として大変盛っていた。
昭和47年12月に建物は焼失。幸い一座の後継者である大原よしこさんによって大切に保管されていたので難をのがれた。
市制50周年記念をきっかけとして猿橋小学校の生徒によりこども歌舞伎として誕生した。
午後から市民会館で行われた。
大原先生は1月に亡くなってしまい、この公演が最後となるかもしれない。
口上からはじまり、三人三番叟、白浪五人男、螢音の会による三味線演奏、舞踊、配役を変えての白浪五人男を再び。
最後のこども達ひとりひとりの挨拶に涙した。
新たな指導者が現れることを期待したい。
本公演には藤野歌舞伎の方々の指導を頂いたそうです。
追分人形も2度、共同公演を行っている。