あっさりこ。(おにぎり専科)

元気を出せばなんでもできる!
おにぎり大好きちょっと欲張りなサリリンの楽しい毎日☆

夕方5時。

2005年04月15日 | 卵巣のう腫(嚢腫)闘病日記
術後、3時間。
ぼんやりと人の気配を感じて目を開けると、看護婦さんが体温・血圧などチェックしに来てくれていた。

早くも時計と携帯をチェックする元気がでている。
というより、今、覚醒している、ということを記録したい気分…。

いつの間にか血栓防止ストッキングの上から両足にマッサージ器が付けられている。
ぎゅっと締め付けられる感覚が割と心地よい。

痛み止めのせいか、腹部の痛みも楽になっている。

なんとなく安心して眠りに落ちてしまう。

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21:00。

咽喉が渇き、看護師さんにウガイをさせてもらう。
術前に練習しておいて良かった…

気分が悪くて辛い、と訴えると、

「深呼吸してくださいね」

とのこと。

確かに大きく息をすって吐くと…

一呼吸毎に気分がすっきりするのには驚いた。
少し楽になり、再度眠りに落ちる。

冬眠中の動物になったみたいだ。


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4/16、1:00頃、また目が覚める。

長時間仰向けで過ごすのが辛い。

そういえば体の向きを変える練習もしたっけ。

左向きになるときは右足のひざを立てて、右手でベッドの手すりを掴むんだったよね…

でも導尿に両足のマッサージ器に点滴、と管だらけの状態では、ちょっとカラダをずらすのも難しい。

もぞもぞしているうちに疲れてあきらめる。

ちなみにサリリンは、ずーっと、軽く両足のひざを立てて寝ていた。
ジムに行ってストレッチをする前の姿勢のようなものだ。

手術をしていなくっても、スプリングの利いていないパラマウントベッド上でまっすぐ眠る、っていうのは大変だと思うの。

やっぱりこの姿勢が一番楽に過ごせるコツじゃないかしら。

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5:00.

熱があるようで、体が熱い。

氷枕をもらうけれど、再びお腹が痛む。
すっかり痛み止めが切れてしまったらしい。

と…

普通に痛み止めの錠剤と水がもらえてしまった。

そっか、もう普通に飲めるんだ…


長い夜が明けようとしていた。



入院、2日目、手術。

2005年04月15日 | 卵巣のう腫(嚢腫)闘病日記
結局、ゆうべは「今日の料理」と「どっちの料理ショー」を見終わっても全く眠れず
睡眠薬のお世話になってしまったサリリン。

6:00には血圧・体温チェックがあり、
6:45には再度「オカンチョウ」をされていた。

昨晩から絶飲食のカラダはすでに活発さを失っているみたい。
ふとした瞬間にノドを潤しそうになってしまうのでVolvicを冷蔵庫にしまう。

8:00 朝食をいただけないサリリンには温かいおしぼりが出てきた。



サリリンは本日2番目のオペだ。

執刀医の先生によると早ければ10:00過ぎ、
遅くとも12:00前にはオペ開始、とのこと。

1-2時間のオペだから、午後には終わってるんだ…

傷のないお腹ともそろそろお別れ。

記念に写真をとったり、うつ伏せに寝てみたりして。



8:40 着替え

素肌の上にダブルガーゼの浴衣のような手術着を着る。
下着を着けずにスースーするけれど意外と温かく、
お部屋のお掃除もあるので歓談スペースに行く。



「今日手術ですかー?」

と数人の人に話しかけられた。

そっか、このカッコだと一目で判っちゃうのね…。
恐くて、不安な気持ちを周りに話すと

「腹腔鏡なら大丈夫だよー!」

「待ち時間が少ない朝のほうが絶対いいよー!」

とみんな元気つけてくれる。



9:30 点滴スタート。
血栓防止用のストッキングを装着する。

お部屋にいてもはなまるを見る気分にもならず、
再び歓談スペースへサリリンは向かった。

周りを見渡すともう一人の手術着、Eさんを発見!

彼女のオペは3-6時間もかかるという…。

彼女以外にも2月からずーっと入院してるというKさん。
今月いっぱいは出れそうにないというBさん。

サリリンだけじゃなくてみんな頑張ってるんだね…



10:40 注射
腰に打つ注射がこんなに痛いとは。
さすがに観念してベッドでうつらうつら…。

既に到着していた妹のアンコとサリママはのんきにおしゃべりをしている。


「サリリンさん、これから手術室に向かいますからねー」

言われるままにストレッチャー移動するけれど、
意外と小さくって乗り心地は今ひとつ。

そのままママとアンコに見送られ、別のフロアにある手術室に向かう。

今からオペなんだ…

天井をみていると歩く速度って意外と速いのね。

感慨に耽る暇もなく、観音開きの扉を通って手術室に入っていた。





なぜか、部屋の真ん中にでかいテレビがある。

そのまま、するすると手術台に移され、緑色の手術着の先生が話しかけてくれる。

「すぐに麻酔が効いてきますからね」


その時、なぜかサリリンはその瞬間、限界に挑戦したくなったの。

意識の続く限り、話続けてみようって心に決めた。


「あのテレビはなんですかー?」

「あれでお腹の中を見ながら手術するんですよー」

なるほど!
さすが腹腔鏡だ。
あれにサリリンの内臓が映るわけだ。

と、手術着をベリベリ剥がされてしまった!

この服って、前後で分解できちゃう仕様なのか!


「手術着ってこんな仕組みになってるんですねー」

「そうですよぉ~」



あれれ、しゅじゅつぎ、ってちゃんと言えないや…


この意識を最後にサリリンは深い眠りに落ちてしまった。





「サリリンさーん、手術おわりましたよー」

え?

どこも痛くない。

気分もいい。

なんだ、手術ってたいしたことないじゃん!

と思いつつ、ストレッチャーで病棟に戻されたサリリン。

まずはママ&アンコとご対面。

執刀医より説明を受けていた二人は卵巣の状態を話してくれた。

アンコによると…

手術時間は95分、出血量は20㏄。
多房性であるが、その房の数・大きさともに通常よくあるタイプではない。
PCOの可能性が高いが、典型的なPCOでもない。

大きさ的にも4日前までは左右共に8cm位あったはずなのに、
当日は6cm&4cmまで小さくなってたらしく、判断に迷った結果、
左右で違う処置をしたという。

ちなみに、ママは説明をあまり聞いてなかったらしく、
ただ、ニコニコして

「卵子って、どの位の大きさなのかしら」

とか、なんとか言っていた。


そっかぁ…

卵巣ちゃんも「オペ」と聞いて焦ったのね。

終わってよかったなぁ…


でも、なんか眠いなぁ…


アンコが携帯で写真を撮っているみたいだけど、この際、気にしない。

すぐに病室に入り、ベッドに移されたのは14:00頃。

オペの間にシーツやカバーが取り替えられており、
お布団も温かいものに変えてたらしい。

でも、なんとなく、
カラダの周りに蜘蛛の糸が巻きついたような。
繭に包まっているような違和感。
傷口というよりお腹全体が痛く、
看護師さんに痛み止めの注射を打っていただく。

「あたし、どんな顔してた?」

と聞くと、

「顔面蒼白だったよ」

ですって。

ママとアンコはこれって、導尿かな?とかなんとか脳天気に話している。

「じゃ、寝るねー」

という言葉を最後に再び眠りに落ちてしまった。


そして、入院。

2005年04月14日 | 卵巣のう腫(嚢腫)闘病日記
未練がましく明け方まで夜を楽しんでしまったカラダにとって入院@10時はちょっとタイヘン。

指定された荷物と共に到着したのは受付最終時刻の11時。

      

まずは予納金¥150,000。

この費用が普通なのかどうなのか、今一つピンと来ないけれど、
Hawaiiに行けちゃうなー、と思いつつ、これから5日間過ごすお部屋に案内していただく。


入室とほぼ同時に担当の看護士&ドクターの方々が自己紹介に来てくださる。

「お荷物を入れてゆっくりしてて下さいね」

と言われるまま、落ち着いたピンク色で統一された4人部屋の一角で寛ぎ、

12時にはランチ。

そっか、もう筍の季節なんだよね…

院内は空気清浄機が完備され、最適な温度・湿度が保たれた中では花粉症も治っちゃったみたい!

サリリンはうきうきと売店に行っておやつを買ったり。
とってもノンキにこれからの入院生活を思い描いていた。

      

14:00ごろ、 看護士の方が病院案内をしてくださる。

シャワールームにお手洗い、パウダールーム、パントリーと、
すべて上品な同系色で揃えられている院内はまるでスポーツクラブに来たみたい。

そういえば…

どの看護士も若くってかわゆい
くるんとカールしたまつ毛にはマスカラも施されており、メイクもばっちり。

感じのいい女性に世話を焼いてもらうのは
同姓と言えどもなんとなく嬉しいのよね。

さっそく体重・体温・血圧をチェック。


  

と、部屋に戻ると…

聞きなれない、シューシューという音。
苦しそうに咳き込む咽喉。

閉じられたカーテンの向こうの雰囲気が違っている。
やっぱり、ここは病院だったんだ…。

と、思っているうちにさっきのかわゆいナースがサリリンに命じた。

「今からおヘソの処理をするので横になってもらっていいですかぁ?」


え、えーっ?

いきなり??

ともがいてみたけれど、全く意味がなかった。

オリーブオイルと綿棒でおヘソを掃除されてしまったサリリン…
おヘソのゴマ取りなんて、コレまで誰にもされたことないのにーー!

痛いような、くすぐったいような、ありえない感覚。

きゃーきゃー言っている内に

「汚れてないですねー、終了でーす」

ホッとする間もなく、

横臥した状態での「うがい」の仕方

お腹をひねることなく「体の向きを変える」

という二大レッスンがあり、
なんとかその場は解放された。

      



夜はドクターから色々説明があるので早めにシャワーを浴びる。
16:00過ぎる頃には三日前に買ったパジャマに着替え、
渡された書類を眺めたりして時間は過ぎていった。

17:40 薬剤師からお薬の説明
18:00 夜ご飯(鯖の味噌煮)※ これを最後に断食
18:30 麻酔医から全身麻酔の説明

    

以上が終わる頃、夜勤の看護士さんがご挨拶に来てくれる。
これまたほっそりした可愛い人!

だったのだけど…

次の彼女の一言はサリリンを震撼させたの。

「そろそろオカンチョウのお時間ですので準備しててくださいねー」

お…

オカンチョウ!!


「お」

なんかつけるなーー 

「あのー、どうしても必要なんですかー?」

一応すがってみるけれど

「あとで余計大変になるんですよー」

取り合ってくれない。

と、彼女の手元を見ると…

イチジク●腸の大親分みたいなでっかいものがおいてあるではないか。

時間を稼ぐ為、

「今日はいい天気でしたねー」

とか頑張ってみるけれど、

「今日は湿度も温度も人間にとって最高だったらしいですよー」

と話しながらも手は止めてくれない。





お腹が痛い…

苦しい…

吐き気まで襲ってくる…。

あの我慢ならん感覚はなんなのでしょう…。

こんなことなら三日前くらいから断食しておけばよかった…



しかも、彼女はさらに続ける。

「終わったら流さないで見せてくださいねー」





完全に打ちのめされた10分間だったのでした。

21:00 消灯

同室の方は術後とあって大きなイビキで眠ってるみたい。
サリリンも明日はそうなるの?

脱走したい気持ちでいっぱいのサリリンなのでした。

 

ついに、最終出社日。

2005年04月13日 | Career
この日が来てしまった。

本部長と面談の後、最後のお仕事を片付ける。

仲良しの皆様とちょっと豪華版のランチをいただく…。

少しずつ、実感がわいて来たりして。

私、本当に辞めちゃうんだ… 


HRと最終的な面談をした後、本格的にご挨拶。

お決まりの

「次どこ行くのー?」

攻勢をかわしつつ、長くならないよう気をつけつつ…。
 
「すわ、寿退社か!」

と未だに?言われたりなんかして…。

    

思えば今の会社に入った頃はエライ目にあった。

基本的に誰も仕事は教えてくれない。

社内用語は何がなんだかさっぱりわからん。

業界きってのヤクザな会社だと知ったのはずいぶん後だ。

そんな中、当たって砕け散りそうなところ、何度もチームメイトの協力と運の良さで乗りきってきたなぁ…

なんて考えると、苦労が多かった分、感慨深くってウルッと来てしまった。

       

実はサリリン、一つの会社にとどまっていることができない体質。

もちろん、同じ会社で長年働くことのよさも分からないではないの。

でも…

どうしても強い変化を求めてしまう自分を強く感じています。

確かに転職はエネルギーを使うし、成功する保障はどこにもない。

それでもやっぱり変化を選ぶのは…

例えば一年後。

変化していない自分が居たとしたら…?

嬉しいの? それとも不安?

なぜか「変化のない事」に対して恐れを抱いているのかな、と思う。

  


ノートPC、デスクトップPC、携帯にSecureIDを返却した後。

名残惜しい気持ちを振り切って会社を後にして送別会会場へ。


    

「ここ、合コンで使ったことあるんだよねー」

というのは名幹事のセリフ。

花束をもったまま、一次会、二次会、三次会と飲み歩き…

あ?

気づいたら花束がないわ。

多分どこかのお店で忘れて来ちゃったのね… 


     


明日入院するなんて信じられないサリリンでした。








退職まで、あと二日。

2005年04月12日 | Career
会社にいくとゴローが待ち構えていた。

相変わらずサリリンの退職は上層部で不穏な空気を醸し出しており、
ゴローの表情からも微妙な苦悩がよみとれた。

何を言い出すのかと思いきや、

「4月の昇給のことなんだけどさー。。」

5月には退職するサリリンにとってもうどうでも良い。
ような気もするけれど…

ありがたく拝聴する。

と、次に

「でね、部長と話してきてもらっていいかな?」

そういえば、不穏な空気を感じる割には彼とあんまり話していないわ。
こういうのは早ければ早いほど良い☆

と思ったサリリンは早速部長と対談しちゃいました。

    

部内が大騒ぎなので軽くワビをいれつつ、
前向きの退職をアピールしつつ。

時間をかけて色々話をしました。

直接話すとスムーズに話が進み、紆余曲折はあったけれど、規定の書類にサインをすることになったのね。

その時。

部長がぼそぼそ呟くのが聞こえた。

「T田君もS木君も、辞めるときは最初にオレに相談したんだけどな…」

え??

最初に相談するのは直属の上司で良いのでは。。?

これって、つまり…

ゴローをすっとばして自分に相談して欲しかった、と彼は言っているの…?

そんなことは彼の心にひっかかっていたとは…

なんともはや。

男心は難しい、です。



めでたく退職も確定したところで。

同僚にして美女☆のMさまと銀座は古来家匠郭で鶏料理のディナー。

ヘルシー薬膳で手術前を楽しく乗り切ったサリリンでした。

Mさま、今日はありがとうー     

入院まで、あと三日。

2005年04月11日 | 卵巣のう腫(嚢腫)闘病日記
到着して受付番号を引いたサリリンは、とりあえず、今日は病院探検をすることにしました。

だって3時間は待たされちゃうからね…。

それに手術しちゃうとこんな風に好きなお洋服を着て、病院内をウロウロ満喫できないし…。

    

久しぶりの雨の月曜日。

サリリンは黒のノースリーブに同じく黒のふんわりスカート。
合わせたヒールは7cm。

その上から今日はビビッドなターコイズブルーのコートを羽織ってたの。

病院の中は白を基調とした入院カラー、もしくは黒やグレーの落ち着いた色の装いが多いのよね。
でも、暗めの色はなんとなく、気分も暗めになっちゃう。

だから病院でこそ、鏡の中の自分を見て元気が出ちゃうように、サリリンは明るい色のお洋服を選ぶようにしています。

ま、派手過ぎても目が疲れちゃうけれど…

 

せっかく病院に来てるのだから、まずは腹ごしらえ。
B2にある「モア」っていうリーズナブルな食堂を発見しちゃったので、グリルチキン(¥490!)を食べつつ、考えた。
(お味は普通)

「皮膚科に行ってしみ・そばかすのレーザー治療でもしてもらおうかしら??」

早速偵察がてら皮膚科に行ってみると、12人待ち、ですって…

恐るべし、J天堂!

ということで大人しく自分の持ち場に帰る。

    

看護士さんによると、サリリンの予定はこんな感じ。

13(水) お部屋決定コール from 入院管理室
14(木) 10:00 入院
15(金)11:00-12:00 手術開始 所要時間1.5-2.0h
16(土)午後 リハビリ…
17(日) 上手くいけば午後退院

こ、これは…

随分と忙しいじゃないの…

心配して頂いている皆様、お見舞いに来て頂く暇もないやもしれませぬ…

   

帰り道は入院アイテムの最重要物の一つとして上げられた

「前全開型ネグリジェ」

なるものを探す旅に出た。

行き先は新宿・MY CITY。

寝巻きのために6FのPassportからB2Fの私の部屋までくまなく探した。

探してみるとなかなか見つからないのよね…


仕方なく適当に3枚購入。

ベッド周りに飾る可愛い飾り物なども探したりして…

あれ?

なんか私ったら楽しんでるみたいだわ

おうちでも病人チックな寝巻きを来てねちゃおーっと。

入院に向けて気分も盛り上がるサリリンなのでした。


順天堂医院はスゴイ。

2005年04月09日 | 卵巣のう腫(嚢腫)闘病日記
だって、院内にスタバがある。

食堂だって「ヒルトップ」。

      

勿論、それだけではない。

どの医師・看護士と話しても顧客対応の素晴らしさ、処理の素早さに感動しちゃうし…。
これほどよく訓練された病院スタッフを抱えた病院は少ないと思うのよ。

      

まだある。

受付がなんと、朝の7時から始まっている。
それでも電光掲示板に「30人待ち」とか表示されている…。

    

そして。

入院する人の為の「入院退院受付」まるで旅行会社のカウンター。
流暢すぎる入院説明ゆえにスラっと聞き流していると、
個室は一日4万円とか言ってたりする…
(特別室は11万!)

予納金15万は必須アイテム!


新しい世界を発見してしまったサリリンなのでした。

ちなみに執刀医の先生は北出真理先生から中野義宏先生に変更されちゃいました。

http://wmn.cocolog-nifty.com/opinions/

だ、大丈夫かしら…
ちゃんと切ってくれよーー!




サヨナラ!

2005年04月08日 | Career
先週面接をしていただいたB社。
今後の予定としては取締役面接、HQ面接と続く予定なのですが…

サリリン、辞退することにしました。

     

今、応募しているポジションは募集すること自体がちょっとめずらしい。
しかも、人気企業とあって100倍以上の倍率をなんとか進んでみたものの…

正直なところ、B社の選考は長すぎた。

来週は手術、そしてA社から頂いているオファーレターの返送期日が迫ってるし。。

サリリンは早速B社の人事とお会いして意思を伝えてきました。

      


オフィスが近いので、夕方こっそり抜け出して行って帰ってきたサリリン。
何食わぬ顔で戻ってきたつもりが

真っ赤なネームプレートに「Visitor」と書いたB社の入館証をつけたまま帰ってきてしまったの…

普通は面談者(B社人事のT氏)が回収してくれるはずなのに、あいつめー!

ここでもB社との相性の悪さを感じてしまったのでした。

   

一方。

サリリンは元々A社には特に興味はなかった。
でも、よく見るとこのA社、なかなか良いヤツそうなのだ。

のんびりした社風、残業という風習がないところ…
しかもサリリンのことを気に入ってくれたみたいだし…。


単純かもしれないけれど、すんなり決まる相手っていうのは、やっぱり何か「縁」があるのかなぁ。

そのご縁を大切にしてみたい今日この頃なのでした。


転職徒然草 ☆まだ…☆

2005年04月07日 | Career
サリリンが辞める!という話はあっという間に広がった。

急遽部内会議が開かれ、懸念事項を全員で検討した。

サリリンがいても万年人手不足のチームなだけあって、

「わしら一体どーなるの!」

的緊張感と、

「先越されちまった…」

感が濃厚なムードの中、サリリンは積極的に意見をいうべきなのか、黙っているべきなのか…。

  

サリリンが居なくなる前提で話は進んでいるけれど、
実は、退職の承認は下りていない。

ここ半年で3人ものメンバーが抜けており、上層部でちょっともめているらしい。

困ったものです…


    


とはいえ、チームメンバー達は気持ちよく送り出してくれようとしているみたい。

仲の良い数人と新宿界隈で飲みながらゆっくり話をした。

機会あらば転職を!という同僚ばかりなので、

「なんでやめちゃうのー?!」

なんて質問をする人はもちろんゼロ。

「いいポジションあったらお願い」

のセリフとともに名刺を渡されちゃうサリリンなのでした。

    


今回は縁あって誘って頂いたサリリン。

次は誰かを誘えるといいな。


いきなり!

2005年04月06日 | 卵巣のう腫(嚢腫)闘病日記
順天堂大学病院へ行ってきました。

実はサリリン、縁あって今年の初めからこちらの病院でちょこっとお世話になってるのです。

カミングアウトしちゃうと…

つるんとしたお肌がチャームポイントのサリリンなんだけど、
実は体の奥深くにある大切な臓器、卵巣に嚢腫ができてるらしいのだ。


      


コトの始まりはは2003年の健康診断。
サリリン、卵巣が片方だけ大きくなってる、って言われちゃったのです。

訝しがるサリリンに、当時の担当医師(大阪中●病院)は

「そういう卵巣なのでしょう」

と答えてサリリンを絶句させてくれたっけ…。

その時に感じた疑惑と一抹の不安。
それを払拭するつもりで時々経過を観察してはいたものの、ほとんど放置していた。

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2004年になった頃にはサリリンの卵巣ちゃんは5cmくらいにまで成長していた。

本来の卵巣はアーモンド大。
こんなに小さいのに卵巣は人間の体内でもっとも嚢腫・腫瘍ができやすい。
しかも症状が出にくく、自覚症状が出た頃にはかなりタイヘンなことになってるらしいのです。

超音波で見るサリリンの卵巣は、内側の嚢腫のせいで大きく腫れてる状態。 
嚢腫の中にはいくつものお部屋があり、中には液体が溜まっているとのこと。
(多房性といいます)
このタイプは巨大化することもあるんですって。。(>_<)

でも逆に自然に小さくなることもあるらしく、サリリンは期待を込めてそれを待ってみたの。

ところが…。

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今年、2005年に入った頃には卵巣ちゃんは7cmにまで成長してしまったのである…。
こうなったら、もう、嚢腫の摘出手術をするのがベター。

それは卵巣を切って中の嚢腫だけを取り出す手術…。
あんまり大きくなっちゃうと、卵巣の組織に良くない影響が出るらしいのだ。

  


ということで。

サリリンは手術日の調整も兼ねて診察を受けにきたの。
まずは超音波による診察。

やはり卵巣ちゃんは小さくなるそぶりも見せず、今日も着々と成長し続けている。
担当は腹腔鏡チームの北出真理先生。

彼女はサリリンと言葉を交わしつつ、忙しそうに手術予約ファイルをひっくり返していた。
優しそうな雰囲気でいて、自信を感じる落ち着いた口調が頼もしい。

ご存知の方も多いと思うけれど、腹腔鏡手術は開腹手術と比べると圧倒的に患者の負担が小さく、優れた点が多い。
そして順天堂病院の腹腔鏡チームはこの分野で非常にレベルが高く、症例数も日本一、
とあって全国から手術を希望する人が殺到している訳なのね。

だから、手術まで3ヶ月から6ヶ月待ち、というのが普通。
しかも、北出先生は腹腔鏡手術に関しては日本一かも、といわれてる先生…。

    


そんな彼女が、サラリと言った。

「来週はいかがですか?」

 …

え???


急に来週の予定に空きが出て、都合が付けば来週金曜日に手術できるというのだ。
早くて6月から9月、って話だったのが…

ら、来週かよーー


10秒考えた。


でも、サリリンはすでに有給消化体制に入ろうとしている。
そして来週手術なら一ヶ月安静にしても転職に間に合う。

何より、卵巣の為にも早いほうが良いに決まってる…。


答えは決まった。


「来週でお願いします…」


いきなりですが、来週手術に挑むことになったサリリン。

有給休暇はかくして手術休暇となったのでした。