あっさりこ。(おにぎり専科)

元気を出せばなんでもできる!
おにぎり大好きちょっと欲張りなサリリンの楽しい毎日☆

痛み

2005年04月28日 | 卵巣のう腫(嚢腫)闘病日記
とっても痛がりな私。
ちょっとの擦り傷でもイタイイタイ大騒ぎ(笑)

頭痛・腹痛、すべての痛みに対してとっても反応が大きく、
他人から見ると、それはそれは大袈裟に見えるらしい。

サリリンとしては、痛い思いをするストレスって、多大なものがあるとも言うし、
痛みを我慢するなんて、野蛮!!

とまで思ってたりしてます(苦笑)

でも。

そんな私でも入院~手術、そして本日まで、

「我慢できない痛み」

っていうのは驚くことに一つもありませんでした。

採血や、注射の痛み、手術前の恐怖感はあったけれど、

あえて一番心身共に辛かった事をあげるとすれば

「オカンチョウ」ではないかしら。

これは常にナース達の

「痛みはどうですか?」

という問いかけの下、苦痛を緩和しようとする病院の方針のお陰かもしれない。

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最近は患者主体になってきてはいるけれど、

「この位、みんな我慢してます」

「痛いのは仕方ないです」

なーんてセリフが唱えられることは、どこの病院でも今なおよくある話です。

「痛み」とは辛いもの。

やっぱりそれを取り除くことによる恩恵は多大ではないでしょうか。

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ところで。

人間は忘れる動物です。

サリリンももう既に「痛かった」ということを

「過去の事実」として記憶しているに過ぎない。

思うに、これは心の「痛み」とは全く反対。

精神的な「痛み」の場合、繰り返し思い出すことによって、より強く辛く感じ、一層忘れられないものになってしまうこともあると思う。

「言葉」や「態度」が引き起こすこの痛み。

メスも注射も何も使わなくても、一番人が傷つくのはこの痛みではないかしら。

親しい人と過ごすのは本当に楽しいけれど、上級の言葉選びを身に着けたいものです。

こんな痛みを誰にも与えない為に。


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ちなみに手術から10日経った今も

・手術前の筋肉注射の部分(腰の辺りが筋肉痛みたい…)

・左腹部(傷口、というか、内側が…)

において、はまだ痛みは続いております。(やっぱり大袈裟?)


しかも、最近リハビリといいつつ、活動しすぎたのか?(何もしてないのに)

口内炎が唇の表面にできてしまいました。

まだまだ体調は曇り、時々雨、といった雰囲気のサリリンでした。





まだ社員だったね。

2005年04月26日 | Career
サリリンがのんびり入院している間も普通に世の中は動いていた。

すでに有給消化ライフを送っているとはいえ、
サリリンはまだ元の会社の社員だ。

同僚達から仕事の問い合わせがあったり、春の宴のお誘いがあったり。

おまけに、バタバタと退職してしまったので、
色々不手際があったみたいで…。

きちんとチェックはしていたつもりだけれど、
いくつか書類も送付しなくっちゃいけないわ。
退職金の手続きもしてなかったわ。

お詫び方々、ゴローにメールをする。

送別会のときは

「オレも明日からSick Leaveとりたいよ~」

なんてメゲてたけれど、結構元気で安心。

会社ではまた色々新しい動きがあるようだ。

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朝、会社に行き、一日仕事をして過ごす。

長い会議に捕まっちゃうこともしばしば。

トラブル発生で残業する日もある。

夜になると、買い物をして帰ったり、友人達と楽しく過ごしたり。

楽しみにしてる週末も結構忙しく終わったりして。

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こんな、当たり前のように思える世界から、
今ちょっと離れてるサリリン。

ちょっと離れてみると、

「当たり前」

だと思っていたモノがそうでもない事に気づいたりする。

例えるならば…

なわとび。

なわとびを飛んでる人たちは、特に苦もなく、上手に飛び続ける。

飛びながら、なわとび外の人を見て、「暇そう~」なんて思うこともある。

でも、一回なわとびの外に出ると、結構なわとびって大変(笑)

ちょっと前まで二重飛びしてたはずなのに…


お腹の痛みがもう少し治まったら、準備体操からはじめます☆







おへそ事件

2005年04月23日 | 卵巣のう腫(嚢腫)闘病日記
「よく洗ってください」

といわれた傷痕のうち、一番恐かった部分、
それは「おへそ」でした。

どう考えても触ると痛くなっちゃう気がするんだもの…

お腹の平らな部分に付いた傷より治り難い気もするし…


と、思って触らないようにしていた。
もちろん、お風呂でもあまり洗わないようにした。(先生ごめんなさい)


それが…


気が付いたときにはカサブタが全部取れちゃってたのである。。


しかも、どこが傷痕なのか良くわからない。。


ここ以外の傷は1cm程度の直線の白い、細い、傷。
ところがおヘソの傷はどう切ったのか、さっぱり判らない。

よーく観察したけれど…
もしかしたら放射状に切ったのか…??

ここからカメラを入れてお腹の中をモニターに映してたはずだし…

腹腔鏡のおヘソの切り方、ご存知の方が居れば教えてくださいませ☆

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ところで早くも昨日でオペから1週間が経過しました。

この1週間という節目は、
病院からもらったプリントによると、

「激しい運動(性生活)・お風呂は術後1週間後から可能です」

だそうなのです!

といっても、

激しい運動って、



なんだ?

傷自体はカワイイもんなのだけれど、
まだ時々左の腹部に鈍痛を感じる。

でも、復帰に向けてすこーしづつ、何かしようと思ったサリリン。

とりあえず腹筋をしてみたの!

まず、仰向けになって両足を上げる。

その姿勢から上半身を起こす…

わー、一応、普通にできてしまった!
でも、お腹の中がやっぱり痛いような気がする…

少しづつ、だけど確実に回復しているような気がします。

明日は何ができるようになるのかなぁ!

  

初・対・面☆

2005年04月22日 | 卵巣のう腫(嚢腫)闘病日記
4日ぶりに順天堂医院へ行って参りました。

会社に行っていた頃は当然ながら毎日電車に揺られて通勤していた。
それが普通であり、みんなそうしてるもんだと思ってた。

しかし。

久しぶりに身支度を整えて外出しようとすると…

まず、メイクって、てまひまかかるのね。
しかもお腹に傷があるのに、お腹ユルユルの服がないわ。

それ以外にもやれ保険証だのデジカメだの、
保険会社からもらった書類だの、診察券、
と手ぶらでいくつもりが荷物が増えてしまった。

とりあえず、今日はUVケアとパウダーだけでいいかな…。

と電車に乗ること40分。

こちらの医院、午前中に午後の受付だけでも済ませておくと
随分待ち時間が短縮されるのです。

(そうじゃないと帰りが夜になっちゃう。)


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11時過ぎに受付を済ませ、待つこと1.5時間。


今日のテーマは「傷の消毒」。

聞いただけで傷口がしみてきそう…。

13時過ぎには診察室に呼ばれたサリリン。
仰向けに横になり、例によって痛い目にあうのではないかと身構えてたの。

「じゃ、テープ剥がしますねー」

看護師さんが、まず、傷口に貼られた防水テープを剥がす。
さすがにテープを引っぺがしてるわけだから、少々ミリミリする。

さらに傷口のガーゼを取り払う。

「あ、キレイですねー」

え!?

たまらずに、頭を上げて傷を見た。


えーーーー!!



結構キレイー!

腹腔鏡の装置を入れるため、下腹部に8mm-15mmの傷が全部で4つあるのだけど、
そのうち2つ(足の近く)は、サリリンが包丁で切った手の傷よりも目立たないんじゃないかしら。

恐るべき腹腔鏡パワー。

唯一、おヘソの傷だけカサブタが取れていなくて痛々しい…

消毒しに来たドクターも

「きれいですねー、あとは良く洗ってくださいねー」

と言って消毒もしないで帰ってしまった。

こんなんでいいのだろうか…

よく洗う、っていってもゴシゴシとは行くまいに…

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帰りに一緒に入院してたBさん、Eさんのお見舞いのため、病棟に寄る。

お二人とも開腹の処置をしており、今しばらく入院中なのだ。

オペの前、そして後、彼女達の明るい励ましや楽しい冗談がなければ、
サリリンだってこんなに元気じゃなかったと思う。

だって、全身麻酔のオペなんて、人生にそう何回もしないと思うの。
そんな貴重な一大イベントというか、苦楽を共にした訳なので、
なんとなく他人という気がしないのです。

「ホントに来たー!」

なんて言われつつ、ちょっとの間おしゃべりを楽しんじゃったサリリンでした。


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外出のついで、と思い、
二週間くらい前にお取り置きしておいたスーツとお直しに出してた靴を回収する。

普通ならばここでご試着、
と思うのだけれど、大人しく帰ってきました。

こうして無事、初・電車外出☆

そして

傷口との初対面☆を果たしたサリリンなのでした。

今日はいっぱい動いたのでゆっくり休みまーす。

初外出

2005年04月20日 | 卵巣のう腫(嚢腫)闘病日記
春の雨が降る中、退院後の初外出をしてみました。

といっても、駅前の郵便局まで歩いただけですけれど(笑)

駅前の八重桜の並木の濃いピンク色がとっても綺麗…


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ふだんはなんとも思っていなかった道だけど、

意外と凹凸が多いのよね。

最近バリアフリーも増えてきているけれど、
お年寄りに優しい、ってことは結局、

「みんなに優しい」

ってことなんだなぁ、
と思ってしまった。

ちなみにサリリンは23.5度の病院環境に慣れすぎたようで
風邪をひいてしましました。

だから、
今日もここまで。

気になるキズとのご対面は明後日です。




退院してはみたけれど。

2005年04月19日 | 卵巣のう腫(嚢腫)闘病日記
退院してみると、意外とすることがいっぱいある。
まずは保険屋さんにご連絡。

お金はだいじですからね


夕べはちょっとしかできなかったからメイルもチェックしなきゃ。

  

と…

お腹の傷が痛む。

座ってる、って状態が腹筋をかなり使うんだなー、
と思い知ってしまった。

今日はひさびさのおうちステイに疲れたので
早く寝ます。

おやすみなさい。。




入院5日目、にして、退院。

2005年04月18日 | 卵巣のう腫(嚢腫)闘病日記
まず、ヤクルトミルミルを一気飲み。

どら焼きをほおばる。

続いてパン二個、ミネストローネを平らげる。

牛乳1パック、お茶2杯をがぶ飲み。

以上、サリリンの朝ごはんの風景です。

どうしてこんなにガツガツしているかというと…

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看護師さんも入院患者さんたちもサリリンに同じ事を聞くの。

「お通じはありましたかー?」

って。

サリリンの返事はいつも、

「ありません。」

なのよね。

だって…。

穴を開けたての、傷がくっついたかどうか判らないような、
防水テープだらけのお腹に力が入るわけがございません。

どこをどうやると力が入るのやら。

昔はどうやって出してたんだろう??

すっかりその感覚を忘れてしまった。


でも、まぁ、サリリンは気楽に考えていたのだが…


歓談スペースにいらっしゃる「頭脳」達によると、

お通じがないままだと、

「下剤を投与されて、すごい腹痛」になったり、
「オカンチョウを再度施術」されたり、
「最悪、腸閉塞で別途手術しなきゃきけなく」なったりするらしいのだ…


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ということでガツガツ食べて、ぼんやりしていた。


すると…


なんとなく、寒くなり、そして、
腹痛が襲ってきた。

それも、激痛。

お腹を壊した、なんてモンじゃない痛み。

こ、これは…

腸炎で入院した時ぶり… かも…。

痛くて、苦しい…

気分も悪い…

結局、動けなくなり、お手洗いから車椅子で搬送されてしまった。


「食あたりじゃないでしょうか」

と言われたけれど、やたらガツガツ食べていたのでなんともいえない。

ちょっと反省。。

結局寝たり起きたりしながら過ごすこと数時間。

最後の病院ランチを堪能した後、無事退院と相成りました。



入院、4日目。

2005年04月17日 | 卵巣のう腫(嚢腫)闘病日記
朝からお見舞いに頂いたどら焼きを食べ、
リハビリを兼ねて病院内を歩き回ってみた。

なぜなら。

全身浮腫んでしまい、手術前より体重が増えていたのだ。
手を握って「グー」にするのも難しい。

ついでに術後初めてシャワーを浴びる。
お腹の傷には防水テープが貼ってあるけれど、やっぱり触るのは恐いものだ。

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さっぱりした気分で歓談スペースに行く。
と、手術前に話をしていたEさんがいらっしゃった!

なんと、彼女のオペは8時間近くもかかったらしく、ICUで一晩過ごしたとのこと。

開腹手術だったのだが、みぞおち近辺からおヘソを迂回し、下腹部まで切ったと話していた。

腹腔鏡でオロオロしていた自分がちょっぴり恥ずかしくなっちゃった。


でも。

「話す」という行為は素晴らしい!!


話をして、聞いていると、不思議と元気が出てくるの。

勿論、有意義なアドバイスをもらえる、という実用的なメリットもあるけれど、
それ以上に色々な思いを共有できるということ、
この気持ちを伝えることができて、判って貰えることが嬉しい。

お腹、ちょっと痛いけれど、頑張ろう!

と、ふと目が合ったEさんの妹さんがサリリンに言った。

「お見舞いの人かと思いましたよ~!」



そんなに元気にみえるのか。。

眠い…

2005年04月16日 | 卵巣のう腫(嚢腫)闘病日記
気が付くと眠っていた。

オペから一日経っている。

導尿も外れて、シャワーもできるらしいけれど、
まったく、ちっとも、その気になんかならない。

ベッドにいると、ついつい眠ってしまうの。

それは、もう、一体どれくらい眠ったのか判らないくらい。

時計ばかり見ていたら、ついに、床に落として壊れてしまった。

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11:30、DVD鑑賞。

テーマはもちろん、

”2005/04/15 卵巣のう腫腹腔鏡手術”

ということで、サリリンの手術の様子を見せていただく。

医師とミーティングのような形式でDVDを見ながら説明を聞く。

カメラが潜入し、最初に映し出されたのは子宮だった。


ふむふむ。。初めて見たぞ。


デジカメで画面ショットを時々撮らせてもらう。


続いて、UFOキャッチャーの手みたいのが伸びて、

白くて丸っこいものをムギューと掴んで引っ張り出してきた。

「これが卵巣ですねー」


えー。。

小さいじゃん。


レーザーメスのようなもので切り込みを入れ、中身の「のう腫」と思われる部分を剥がす。

が、なかなか剥がれないみたいだ…。

ゴリゴリとっている。

「剥がれにくくて、執刀医も判断に迷ったんですよー」


わ、血が出てるじゃないか!


「これは縫っているところでーす」


え?

えーーーっ!

そ、そんな縫い方でいいのか?

切ったところをチクチク縫い合わせるもんだと思っていたら、

超テキトーにギザギザ縫っていた。

最後は糸でグルグル巻いていた。

蜘蛛の糸でがんじがらめになった「みつばちマーヤ」みたいだった。

「次は右です~」

こちらに至っては…

プスプス穴を開けられていた。

穴の周りがちょっと焦げてて、ジュッという音が聞こえてきそうだった。


サリリンが卵巣を見つめて感慨に浸ってると、サリママが質問をした。


「卵子ってどれくらいの大きさなんですかー?」


ア、アンタ、三人も産んでおきながら…

それくらい、予習しときなさいよっ!!


こうして楽しく鑑賞会を終えたのでした。


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14:30、「お買い物でも行ってきたらどーお?」

とノーテンキなママを送り出し、ほっと一息。

家族、そして、お見舞い客の方々が会いに来てくれる。



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また眠ってしまった。


とっても嬉しいことに、普段は会わない友人までも病室に現れてくれる。

悪いわねぇ~、と思いつつ、いつもと同じ調子で話そうとするけれど、


お腹が痛い。

送管されていたので、咽喉も痛い。

そんなサリリンをみて、誰もが気を利かせ、

「またね」と行って去ってゆく。


ありがとう…!

寝ぼけててゴメンねーー!

とっても元気付けられました!!

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気が付くと夜ご飯の時間。

な、なんと、


鰻が出てきた。


確かこれは…

術前のサリリンがチョイスしたメニューだわ。

その時はなぜかお腹が空いていて、

「ウナギー!!」と思ったのよねぇ。。

私にしては珍しく、上品に食事を終え、

消灯前に眠ってしまった。


入院、3日目。やっと、朝。

2005年04月16日 | 卵巣のう腫(嚢腫)闘病日記
まんじりともしない夜が明ける。

採血、体温測定を終えると…

なんと、普通に朝ごはんが出てきたではないか!


うそー。。

ボンヤリ寝ぼけていると、看護師さんが話しかけてくれた。


「ベッド、起こしますねー」


えー。。

急にベッドの頭のほうが高くなる!!


「もう、いいです、このくらいで。。」

と哀願するも角度にして約45度。

大きなお椀にたっぷり入ったおかゆと焼いた鰯、おひたしが乗っかっていた。

ゲンナリした気分でおかゆを口にすると…

一口食べただけで胃腸がキューっと痛い。

そういえば食べ物を口にするのは約36時間ぶり。

胃腸もビックリするわけよね。


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11:00

うつらうつらしている間に傷を消息される。

痛み止めのせいか、ヒヤっとしただけでぜんぜん平気…

と、看護師さんから歩行訓練の指令が下った。

45度でいっぱいいっぱいなのに…

「体を起こしましょうね」

といいつつ、80度位に角度アップ。

こんな角度じゃ、起きるしかないよ…

両足をベッドの脇に下ろして足踏みをする。

そのまま、部屋の外に出てみる…

普通に歩けてしまった!


部屋に戻ると導尿が外され、普通の寝巻きに着替えさせられる。

「もう今日はシャワーしていいですからねー」

びっくりしているサリリンを残して看護師さん達は去ってしまったのでした。