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Learning Tomato (旧「eラーニングかもしれないBlog」)

大学教育を中心に不定期に書いています。

vol.254:eラーニングの新コース「OJTリーダー超入門」もうすぐリリース(1)

2007年12月13日 | お知らせ
1月末リリース予定で、現在開発の最終段階に入っておりますeラーニングの新コース「OJTリーダー超入門」につきまして、今週と来週の2回に渡ってご案内します。今週は、本コースの開発背景についてお伝えいたします。(イラストは本コース内の4コマ漫画「Dark side of OJT」より)

空前の売り手市場
ここ数年、新卒を中心に空前の売り手市場が続いています。数年間新卒採用を見送ってきた企業でも来期は久しぶりに新入社員を採用するという企業が増えているそうです。そうした新入社員が一人前に育つかどうか、転職しないかどうかは、配属後の職場の環境によって大きく左右されます。

人が育つ職場環境になっていますか?
しかし、現在の職場環境を「新人育成」の視点から見ると、不安なケースによく遭遇します。例えばよく聞く話としては、しばらく採用してなかったため、今回の新入社員のOJT担当は入社10年目の社員というケースです。仮にこのOJTリーダーをAさんとしましょう。

万年新入社員からの卒業
Aさんは、10年間「万年新入社員」として職場の皆に「可愛がられて(こき使われて)」きました。いつか「新入社員」から卒業する日を夢見てきたAさんの職場に、来春やっと念願の後輩が入社してきます。これで今まで万年新人としてやらされてきた様々な雑事(忘年会・新年会の幹事、会議の書記、などなど)から開放されると思うと、Aさんの心は躍ります。ひょっとすると配属直後から新入社員を120%こき使うことをばかりを頭の中で想像しているかもしれません。

人を教える能力、風土、ツールの喪失
そして悪いことに、長い間教えられる側にいたAさんには「人を教える」術が身についていません。また、職場もしばらく新入社員が配属されてこなかったため、教える風土も消え、いつしか指導用のマニュアルさえ紛失しています。たとえ発掘されたとしてもマニュアルに書かれた内容は古くて使えないといった有様です。

忙しくてOJTどころじゃない
しかも、仕事は景気を反映して増えているものの、団塊世代の定年退職でベテランがいなくなって人手が足りず、Aさんの業務量は増大するばかり。とても新入社員のOJTに充当する時間などなさそうです。ましてや「OJTリーダー」を対象としたの集合研修に参加できる余裕などはありません。

そんな状況で「A君、明日から配属になる新人のOJTリーダーよろしくね」と頼んでも、ちょっと厳しいですよね。

OJTリーダーの意識を変え、
具体的なOJTの進め方を教えなくてはならない、
しかも短時間に職場から離れることなく学ぶ方法で・・・・

こうしたニーズに応えるため、eラーニングによる「OJTリーダー超入門コース」を開発しました。具体的な内容については次週のメルマガでお伝えします。

vol249:読者が選ぶBest of eラーニングに関係ないかもしれない1冊大賞

2007年11月07日 | お知らせ
次号、本メルマガは創刊250号を迎えることとなります。ということで特別企画『読者が選ぶBest of eラーニングに関係ないかもしれない大賞』を実施します。

本メルマガの人気?コーナー「eラーニングに関係ないかもしれない1冊」は現在4人のスタッフの持ち回りで執筆しています。eラーニングにも企業内教育にも一見すると関係ない本を、どうeラーニングにこじつけて書評するか?各人毎月アタマをひねって考えております。

そこで、かなりコケそうな予感もするのですが、そんな書評の中の人気投票を行いたいと思います。下記Blogにコメントをつける形で、皆さんが今までで一番おもしいと思った「eラーニングに関係ないかもしれない」書評を選んで投票してください。

別に本そのものを読んでなくても構いません。書評の面白さで決めてください。
下記のURLをクリックすると今でのバックナンバーが表示されます。
http://blog.goo.ne.jp/sanno_el/c/63bd2c29f5c5319fd881890b8b08fed5

なお実際には103号(2003年7月)より「eラーニングにこの1冊コーナー」とし
て開始しております。Blogに掲載していない103号~131号の書評は下記の産能大
Webサイトを参照願います。
http://www.hj.sanno.ac.jp/elearning/mail/

--------------投票フォーム(×のところに文字を入れる)--------------
選んだ書評「××××」(vol×××)
選んだ理由などを一言
「×××××××××××××××」
性別:男・女・不明←いずれか選択
---------------------------------------------------------------------
以上ご協力のほどお願いいたします。

vol203:パーソナルスキルはe-learningで学べるか?

2006年12月01日 | お知らせ
早速ですが、皆さんは「パーソナルスキル」という言葉をご存知でしょうか?

パーソナルスキルとは、経済産業省が定めたITスキル標準で用いられている言
葉です。その定義は「業務を遂行する際に必要とされる人間的側面のスキル」で、
具体的にはコミュニケーション・ネゴシエーション・リーダーシップの3つのス
キルを指しています。詳細は下記のIPA「ITスキル標準V2 2006ダウンロード
」サイトより「3部スキル編 概要部」をダウンロードし、参照願います。
http://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/download_V2_2006.html
では、このパーソナルスキルはe-learningで学習できるものなのでしょうか?

できます・・・・ある程度は
ここで「できません」と言ってしまうと、先に進めません。かといって100%の
自信を持って「できます」とも言えそうにありません。そこで「ある程度まで
は」と表現しているのですが、正確には「『具体的な行動イメージ』をつかむと
ころまで」はできると考えています。そうしたコンセプトで開発したのが、本学
eラーニングSANNO KNOWLEDGE FIELDの新コース「パーソナルスキル超入門コー
ス」です。
プロマネコースの弟分です
「パーソナルスキル超入門コース」は昨年度リリースした「プロジェクトマネジ
メント超入門コース」の弟分にあたります。「プロジェクトマネジメント超入門
コース」同様、各ユニットの冒頭には、学習目標にあわせた4コマ漫画が用意さ
れています。学習の進捗に合わせ、主人公の河合君が、だんだん成長していく姿
も本コースの見どころの一つです。

兄弟そろってITスキル標準対応です
本コースは経済産業省が定めたITスキル標準に対応した内容となっております
が、パーソナルスキルはあらゆる業界で求められるスキルなので、「IT業界
編」と「一般編」の2コースをリリースする運びとなりました。なお、IT業界
編と一般編の違いはケースで用いる事例の部分で、カリキュラムは共通となって
います。
考えるeラーニングで「行動のイメージ」をつかむ
これまでSANNO KNOWLEDGE FIELDでは、主に知識習得をめざした問題演習型のe
ラーニングを提供してきましたが、本コースでは、受講者の気づきを促すような
セルフチェックや小演習を取り入れ、「考えるeラーニング」を実現しました。
本コースの学習を通じて、受講者にはパーソナルスキルを発揮する際の行動イ
メージをつかんでいただき、さらに実践的なスキル習得や個別テーマの深耕を、
集合研修や通信研修とのブレンディングによって実現したいと考えています。

パーソナルスキルの『オールインワン』です
内容面での特徴を一言でいえば「オールインワン」。「コミュニケーション」
「ネゴシエーション」「リーダーシップ」の3つのスキルをコンパクトに学習で
きることが売りとなっています。ここ数年のコンピテンシーブーム等の影響から
か、昨今テーマを細かく分割したコースが多くなっていますが、本コースはそう
した時代の流れに逆らい(?)、これ一コースでパーソナルスキルの一通りを学
習できるというコンセプトで開発しました。

コミュニケーションって何?
コミュニケーションとは何かについての学説は様々です。本コースでは、コミュ
ニケーションの定義を覚えるというより、「どのように行動することが良いコミ
ュニケーションなのか」を考え、ヒントを得ることをねらいにしています。コミ
ュニケーションを良くするためのポイントとして「正確性」「共感性」「説得
性」という3つの切り口から解説し、ホウ・レン・ソウや積極的傾聴、論理思考、
プレゼンテーションなどのコミュニケーション・スキルのエッセンスを網羅的か
つコンパクトにまとめているのが特徴です。

Win-Winの問題解決をめざすネゴシエーション
ネゴシエーションは交渉と訳されることが多いようです。本コースでは、ネゴシ
エーション(交渉)を駆け引きのテクニックではなく、相手と自分とWin-Winと
なる問題解決をめざすプロセスとして取り上げます。「ネゴシエーションの実
践」では、あるプロジェクトにおけるコストダウン交渉の場面を例にあげ、成功
事例を示すことによって、問題解決ステップにそったネゴシエーションのあり方
を学んでいただきます。

メンバーに求められるリーダーシップとは?
リーダーシップは、組織で公式権限をもったリーダーやマネジャーだけが発揮す
べきものでしょうか。そもそもリーダーシップとは○×で判定できるテーマでは
ありません。そこで、本コースでは事例を通じて「あなたならどう行動する
か?」を考えてもらう仕掛けをつくりました。システム開発プロジェクトで顧客
からのクレームを受けた主人公や、オフィス移転プロジェクトで社内の利害調整
に奔走する主人公が登場し、彼らの行動からリーダーシップのあり方を学びます。

と、ここまで書いて気付いたのですが
「パーソナルスキルのe-learningはメルマガで伝えることができるか?」
で、、、できない。
ということで、無料モニター受講をやっておりますので、ご興味・ご関心をお持
ちの方はお試しください。
お申込サイト
http://www.hj.sanno.ac.jp/elearning/monitor/
(大変恐れ入りますが、同業の方のモニター受講はお断りしております。予め、
ご了承ください。)

号外:トラックバックの嵐

2006年09月28日 | お知らせ
ここ数日、本Blogに海外の様々なイヤラシ系サイトからトラックバックが日に100件以上つく事態が発生しました。一旦こちらで確認してからトラックバックを公開するようにしていたのですが、日に日に数が増えてきたため、対応が大変なためどうしようかと迷っておりました。

すると、ある重大な事実を発見。なんとトラックバックがつくのは、たった一つの記事についてだけだったのです。

Vol144:ミニネタ2「オープンソース LMSについて」

という記事でした。

「オープンソースLMSやSCORM2004に恨みを持った人の犯行に違いない」などと訳のわからない推理をしても始まらないので、一旦この記事を削除することにしました。

インターネットって自由な情報発信の場と思っていたのですが、こういういやがらせで、いくらでも情報発信の邪魔ができるんだなあと思った次第です。

お知らせ:コメント&トラックバック事前承認制に変更します

2006年09月02日 | お知らせ
今まで、本ブログは、皆さん自由にコメントやトラックバックをつけていただいていたのですが、昨日、集中して20件ぐらいリンク先のない悪質なトラックバックをつけられてしまったいました。

ということで、今後コメントならびにトラックバックは事前承認制に変更します。ご記入いただいた後、数日の猶予をいただくことになるかと思いますが、なにとぞご了承のほどお願い申し上げます。

号外:スタンプラリーの景品が凄いことになってきた

2006年07月20日 | お知らせ
前回のメルマガでお伝えした
ELW見所その4---eラーニングスタンプラリー
http://blog.goo.ne.jp/sanno_el/e/19a2d46412f9fbb7b382c1ae4c7ac0a5

の企画が凄いことになってきました。
NTTソフトさん、学研さん、ビズコム・ジャパンさん、SATTさんのご協力のお陰で沢山の景品があつまりました。

景品総数約600
そのうち
2等約100
1等約30

と中々の分量
具体的には、

1等
学研の科学実験キット
8/28開催・eラーニングプロデューサー育成講座 無料ご招待
卓上電波時計

2等
学研キッズネットTシャツ
コンプライアンスブックレット
パスネット
ふくさ
牛革製 ブックカバー
m-School特製Tシャツ
m-School特製マグカップ
書籍・パソコン教科書・Dreamweaver 8
書籍・パソコン教科書・Flash 8
湘南ベルマーレTシャツ

と盛りだくさんの品揃え。個人的には「科学と学習」で育った子供だったので、学研さんの科学実験セットはとっても魅力的です。主催者だけど欲しい

ちなみに、商品のランクは値段だけでなく、個人的な欲しさ加減も加味して選んでますので、あらかじめご了承のほど・・・

抽選はSATTさんにお借りしたビンゴマシーンを使う予定です。
乞うご期待

号外:タラレバeラーニングが日本eラーニング大賞奨励賞を受賞しました

2006年07月20日 | お知らせ
以前下記のブログでお伝えした、本学のタラレバeラーニングが日本eラーニング大賞奨励賞を受賞しました。
http://blog.goo.ne.jp/sanno_el/e/032f661243e4e1b6311a6e0c003208cc

eラーニングワールドの初日の午後に授賞式とプレゼンテーションが予定されていますので、お時間ございましたらぜひビックサイトまでお越しください。

関連情報
e-Learningworld公式サイト
http://www.elw.jp/award.html

産業能率大学サイト
http://www.hj.sanno.ac.jp/elearning/tarareba/

vol190:ELW見所その4---eラーニングスタンプラリー

2006年07月12日 | お知らせ
eラーニングスタンプラリー

今回お楽しみ企画として「eラーニングスタンプラリー」を実施します。

実は今回本学のブースはとっても小さく、かつ目立たない所にあり集客
の苦戦が予想されます。

そこで、本学同様にちょっと小さめなブースの学研さん、NTTソフトウェアさん、
ビズコム・ジャパンさんに声をかけて「スタンプラリー企画」というのを考えました。

各ブースで所定の用紙を貰い、それを持って4社のブースでハンコを押してもら
います。4社のハンコが集まったら、抽選会場でもある産能のブースにお越しくだ
さい。電子ルーレットの抽選の結果で、産能・湘南ベルマーレTシャツ、牛皮製マ
ウスパッド?等素敵な景品があたります。数に限りがございますので、お早めに。

vol190:ELW見所その2---見所その2---SATTさんとのアライアンス

2006年07月12日 | お知らせ
LMSつきコンテンツorコンテンツつきLMS?
以前、LMSを購入することからe-learningの社内導入を始めた企業の担当者から
「本(eラーニングコンテンツ)を沢山読みたいのに、本棚(LMS)が高くて本を
買うお金がなくなってしまったみたいだ」といった話を聞いたことがあります。
また、SCORM等の標準化が進むものの、LMSとコンテンツの相互運用性やインス
トール等の手間がどのぐらいかかるか不安である等の声をよく聞きます。

こうした課題、不安を解決するため、本学はエスエイティーティー株式会社とe
ラーニング事業において提携し、本学の学習教材とSATTの学習管理システム(Atta
in2)を組合わせて提供していくこととなりました。

これにより、企業がeラーニングを導入するに当たって、学習管理システム(LMS)
とそれを運用するハードウェア、さらにはeラーニング学習教材までも同時に導入
することができるので、システム導入から学習開始までの手間と不安が大幅に解
消できます。

また、Attain2はオープンソースのため、LMS(本棚)に費やす費用を最小限に抑
え、汎用コンテンツの購入や、自社オリジナルコンテンツの開発等に予算を投下
することが可能となります。

あるいは、同じ本棚であっても、不要な飾り(機能)より、棚の数を増やしたい
といった各社なりのLMSカスタマイズニーズがあると思います。Attain2でベーシ
ックなLMS環境を安価に構築することで、余った予算を自社のニーズに合致した機
能をカスタマイズ開発するために使うことが可能となります。

今回提供される学習教材は全部で10コース。Attain2プレインストールパック購入
時にオプションとして追加購入する事ができます。またそれらの学習教材のサン
プル版がAttain2プレインストールパックにバンドルされることになりました。

本棚(LMS)への投資を最小限にして、本(コンテンツ)に投資できるeラーニン
グマーケットをSATTさんと一緒に開拓していきたいと思っております。