歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

ムシムシティのセントラルパーク

2014年06月24日 | 造園 -creation-
実作の庭づくりでみっちり忙しすぎて、あっという間に6月も末。。。

後れ馳せながら。6月5~8日の4日間、吉祥寺ニューロカフェにて開催された、虫をテーマにしたグループ展:
『ムシムシティ』

レポートです。



前日、21時。
設営前。



設営中。


設営完了。24時。



窓越し。




どーん。



どーん。

想定よりも、モリモリした森に。



当貸しスペースギャラリーの備品のアンティーク椅子を、森の真ん中に据えさせてもらって、
完成です。






翌日より、あいにくの雨。

平日。
しかも、土砂降りの、ゲリラチックな豪雨だったり。



にもかかわらず、
お客様は次から次へといらしてくれたとのこと!
そして、庭もどうやら好評とのこと*

有り難し!




土曜の夕方過ぎ+日曜の昼過ぎに、自分も来廊してみました。



在廊してくれた仲間が水やりをしてくれたおかげで、植物も碧々と、元気な模様。



夜20時まで開催していたおかげで、色んな方に来て頂けました。

日曜は19時までだったけど、雨が上がってくれたので、



御蔭様で、最後まで絶えず、大盛況。

嬉しい再会、楽しい出会いも。



ムシメセンさんの撮る、虫のどアップ写真。


にインスパイアされた、各アーティストさんの作品群。






そして、
美味しいお菓子。



リアルな虫イラストアイシングのクッキー。




そして、

引き寄せられて?やって来た、虫。



写真も飾られていた「ご本虫」、セマダラコガネ。
最後の最後まで、ずーーーーっと静かに、ご在廊してくれておりました。

(今回の展示のおかげで、この虫のこと、覚えました。)

そして、

小クワガタまで。


終幕後、彼らは すぐそばの井の頭公園へ放たれました。




では、
「ムシムシティのセントラルパーク」
と名付けられた我が庭に、
もうちょっと寄って見てみましょうかね。






自然の風情を出すのに欠かせないのは、草。
特に大好きな「風知草(フウチソウ)」が、そよそよ感を演出。


今の季節感にぴったりな、紫陽花(あじさい)がちりばめられています。
小さな 舞子紫陽花(マイコアジサイ)とか、


ぐねぐね伸びてだら~んと重たく房を垂れ下げる、柏葉紫陽花(カシワバアジサイ)とか。



アンティークの椅子には、自分の作品集(ポートフォリオ)を載せていました。


人気が高かったスモークツリー。このふわふわした独特な花、自分も大好き。








首謀者のカモメさん(イラストレーター)が、鳥を潜ませてくれていました*

この存在感が際立った紅い葉っぱは、


アメリカハナズオウ ‘フォレストパンシー’という木。

原則として、アーティストさんの作品の邪魔にならないよう、主張しすぎない白とか薄い色、ほんわかしたものを選んでいます。
最後の最後に、これも加えようと直感で決めたのが、この紅。

直感、正解でした。とびきり映えます。映えるけど、シックに収まる、良い色です。




アーティストさんは、さすがに目ざとい。



目に見えないほどの蜘蛛の巣についた水滴の美しいのを、けっこう低い位置にあったのに、発見していました。
(ちなみにこれはヘッツィーという名のハイビャクシン。けっこう大きな木を、ひっそり仕込んでありました。)



生きた森を囲む、小さなギャラリーでの、個性的な作品展。

こんな感じの展示でした。



外からちら見え。




森の中に居るかのように、撮ってみたり。


その他、


もろもろ。

植物は、全部で16種使っていました。
詳細は、、、企業秘密!

以上。

「ムシムシティのセントラルパーク」
でした。




終演後、



一気に掃除して、



あっという間に 真っ白いもぬけの殻。


植栽たちも、みな無事に、帰っていきました。





ご足労頂いた皆様、気にかけてくれた皆様、
どうもありがとうございました!m(_ _)m

5月の蚤の市、6月のムシムシティと、復活するや怒濤の攻めモードだった野口造園、
濃厚すぎて忙しすぎて クラクラでしたが、
嬉しい楽しい想いをさせて頂きました。


また、いつかどこかで。



デュワッッ!!





「ムシムシティのセントラルパーク」2014.6.5~6.8







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