歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

つるむらさき

2015年09月10日 | 料理 -kitchen-
夕方、スーパーで夕飯の買い物をしていたら、

「月山」

の文字が目に飛び込んで来ました。

「つるむらさき」という、今まで使ったことのない葉物で、ひとパックに8株くらい入ってて、199円(税別)。

あら、お安い!という思いもあって、直ちにカート入れ。



ついこの間(といっても一ヶ月程前)、旅したばかりの、月山(がっさん)。

そこで頂いた精進料理があまりに素敵で、お土産も「薬草茶」とか「きのこ茶」とか、、、地味で渋いのばかり。旅から帰った後もすっかり影響されて、山菜やら、きのこやら、胡麻豆腐やら、、に、つい手が伸びる日々でした。

そしてこの度見付けたのは、彼の地より来たりし、つるむらさきなる、未知の野菜。

こんな場所の普通のスーパーにも、繋がっていたなんて。





特別な旅で訪れた場所は、特別な愛着が湧くもので。
天気予報とかでもついつい、その土地の天気、見てしまいます。

そんな想いもあって、即断で買うことにした、つるむらさき。

帰ってから調べたら、茎も葉も全部食べられて、捨てる部分が無い!という、素晴らしきシロモノでした。




葉っぱはさっと湯がいて、豚しゃぶに和えて。白ごまとゆずポン酢で。

茎は、豆腐と一緒に、お味噌汁で。味噌は信州の。

茎の味はほんの少し苦めですが、クセもなく。
葉っぱはホウレンソウとモロヘイヤの中間みたいな、、、。

熱を通したら、少しぬるっとしたとろみが出る感じでした。モロヘイヤほどではないけど。

山の滋味。

松茸御飯と共に、美味しく頂きました。




つるむらさき‥‥Basella alba 蔓紫 ツルムラサキ科つる性一年草

東南アジア~中国南部原産
英名: Indian spinach, Malabar spinach
中華料理では 木耳菜(ムーアルツァイ)
ベトナムでは モントイ
日本では主に沖縄で栽培され、じゅびん(地紅)と呼ばれ、おひたしや味噌汁の他、じゅーしー(炊き込み御飯)の薬味ににも使われたり。
緑色のものが、山形や福島のあたりで栽培されている。

栄養価高し(ホウレンソウよりも)。ビタミンA、C、カルシウム、鉄などを非常に多く含む。




あ、沖縄 という単語が出て来ましたが、
沖縄も、特別想いのある、大事な土地です。

で、
もう間も無く、毎年恒例の、沖縄宮古島旅行が迫っています。
「わくわく」と同時に、旅行前の常である:仕事詰め込み・やることモリモリで、「バタバタ」で、

だいぶ、せかせか、しています。







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