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歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

one day akita ~4:八郎潟

2010年08月11日 | 旅録 -travelogue-
7月18日の1日秋田旅日記。

第4章。


古巣:「秋田森のテラス」を離れると





三人目の再会者:フキさんに連れられて、

「八郎潟」へ向かいました。

フキさんの実家へ。




まず 出迎えてくれたのは



ひるさがりの カラスウリでした。

ngch、カラスウリに興奮。





フキさん家は、

すごいでっかい旧家でした。

なんと、400年もののお家らしい。



激渋(げきしぶ)です。


土間があったりとか。ほとんど文化財です。
全体的に凄く激渋だったので、細かいことは端折っちゃいますが、
文化財ファンなら泣いて喜ぶ、随所いちいち、激渋な空間でした。




フキさんのお宅で穫れたウメ。

漬け始めたばかりの梅干も。


同じく:フキさん宅の庭で穫れた、
クワの実とユスラウメの自家製ジャムを、



自家製のカスピ海ヨーグルトにのせて、頂きました。


、、ガリガリ、ガリ。


ユスラウメの種でした。









ほんとに
でっかいフキ邸。


目の前は



こんな風景。

田んぼが どどーーーん!



空もどどーーーん!!






フキさんは、舞踏家です。
実は まだちゃんと見た事がないのですが、
不思議な現代舞踏を踊るらしい。

そして、
いま、無農薬・不耕起農業に挑戦しているそうです。
雑草とかをある程度放っとく農法みたい。






ということで、
「踊る農家」と、勝手に呼んでいます。


そんな畑を、見せてもらいました。

草ボーボーで、どれが作物でどれが雑草なのか、境目がわからないくらい。

知らず知らずに 踏んづけちゃってたり;


草ボーボーの中、



強そうな花が、今にも咲こうとしていた。





400年もののフキさん家には、

どでかい木も、色々ありました。

戦後、火事で焼けた木とか。




たとえば



ネムノキとか。
見れば見るほど、感嘆せずにいられない。なんて繊細な造形!


やっぱり木とか花とかに 興味アンテナが反応して





気づいたら



(photo by fuki-san)

枝垂れ桜を、ちょびっとだけ、剪定していました。

ほんとに、ちょびっとだけだけどね。内側の元気が無く垂れてるやつだけ。


「ああ、、、あの枝落とせば、良くなるなあ、、」って想ったら、
うずうず、うずいちゃって。

ここらへんのくだり、フキさんのブログ(7/19付)でも、登場しております。








ちなみにこれは




秋田フキ。この通り、どでかいんです。


ちなみに

フキさんは、実は、
フキさんじゃありません。


「蕗雪葉(フキユキハ)」という 舞踏家名で、
本名は、「フキ」じゃありません。

フキさんのフキは、この秋田フキのフキに因んだ名前です。

フキノトウの、フキですね。


フキさんもね、
相当、不思議な方で、そうとう面白い人だと確信しているのですが
まだまだ全然掘り下げきれてません。ふふふ。


とにもかくにも、
踊り。見たいなあ。


バレエ、フラメンコ、コンテンポラリーダンス、暗黒舞踏。
などなど。

踊り見るの、好きなんです。





そんなこんなで、

八郎潟で、木を ちょびっと剪定した思い出が出来ましたところで


もうお時間が来てしまいました。。。





カラスウリに別れを告げつつ。

畑で採れた とれたてのキュウリをバキボキ頂きつつ。


一路、




秋田市へ、舞い戻ります。
(フキさん、あっちへこっちへと、ありがとう。)


なんだか、

この車での道中、

いつのまにか
秋田(北秋田市)に暮らしていた頃に 感覚がタイムスリップしていて。

秋田市に向かっていたら
「あれ、こっち、帰り路と違うね。」とか
ふつうに想って、ふつうに口走っていたり。


そんなふうに、

単なる「懐かしい」を飛び越えた 不思議な感覚になりながら、

フキさんと色んな話をしながら、

もう帰る場所ではないところに帰ろうとしていた感覚に、
なんとなく、切なくも なりながら、


最初に降り立ったところでもあり、
最終目的地でもある:秋田市へ、向かったのでした。




いよいよ、
この旅の、そもそもの、目的:

「フリオカフェ」へ。




フリオさんのホームページを見てもわかるように

このたび
7年間の歴史に幕を閉じることになった

素敵なフリオさんの、
素敵なフリオカフェへ。


カフェの最後の日の、ひとつ前夜に。


 続く。>>




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