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サラリーマンのよもやま話

50代独身サラリーマンが思いのすべてをぶちまける!…ってほどの大袈裟なものではなく、ただの日記です。

今さら聞けない消費税のしくみ

2019年10月05日 07時58分22秒 | 時事ネタ

山本太郎氏「消費税廃止しかない」 演説2時間、歓声も

 

10月1日より消費税が10%になりました。

(一部軽減税率適用の商品は除く)

実感することありました?

オレは今のところ別に何も感じておりません。

増税が始まった10月1日は火曜日だったってこともあり、まだ日々会社との往復だけなので、増税後まだまとまった買い物なんてまだしてないし、消費税に関係した買い物は昼飯を食う時の清算くらい。

オレの昼飯代は一食平均600円程度。

外食なら税込み660円。増税前なら648円。

その差12円。

でも、外食じゃなく買って店の中以外で食べたら増税前と同じ648円。

増税の実感ありまへんて。

 

たかが12円。

されど12円。

この差が大きい負担になる方がいらっしゃることは否定しません。

が、日本国中で大騒ぎ!風に言っちゃうのが野党。

それを大々的に報じちゃうのが「優しい新聞名前を載せず」のカルタでお馴染みの朝日新聞。

以下、冒頭リンク記事より。

 

消費税率が10%に上がった1日夜、「消費税廃止」を看板に掲げるれいわ新選組の山本太郎代表がJR新宿駅西口で、マイクを握った。

 

ほほう。何を言った?

「誰のための消費税か。あなたが払っている消費税は全額社会保障ではなく、大企業の大減税を進めるために取られている。」

え?ホンマ!?

その根拠は!?データは!?

証拠はないけど心象的には確実ニダ!みたいなどこぞの半島の国みたいな理論は辞めてや。

 

「中小企業、零細企業がさらに首が絞まる。どうしても増税が必要なら、ないところからとるな。」

え?

このフレーズ、もしもオレの解釈違いなら申し訳ないけど、中小・零細企業が税金の支払いが増えて大変だ!みたいな意味で言うてるのなら一言言いたい。

 

ウソつくなよメロリンQ!

日本国で消費税を払っているのは一般人だけやで。

大企業、中小・零細企業、いわゆる法人は消費税なんてビタ一文払ってませんからね!

メロリンQの話す言葉に「そうだ!そうだ!」なんて声を上げた真面目で素直な日本人の皆様、騙されてはいけませんぞ!

 

ハイ。

ここでタイトルのとおり、今さら聞けない消費税の仕組みです。

 

例えば我々消費者が10,000円の商品をお店で買うとしましょう。

お店には合計11,000円支払い、すなわち消費税は1,000円払うことになります。

お店はその10,000円で売る商品を卸売業者から8,000円で仕入れるとしましょう。

お店は合計8,800円を卸売業者に支払い、すなわち消費税は800円払うことになります。

卸売業者はその商品の製造メーカーから5,000円で仕入れるとします。

卸売業者は合計5,500円をメーカーに支払い、すなわち消費税を500円払うことになります。

 

ほらほら!

ビタ一文払ってないどころかちゃんと流通過程で企業も消費税払ってますやん!

…と思ったそこのあーた!

大変素直でよろしい。

が、よく考えて下さい。

実は払ったように見えているようであって、実際は企業が我々消費者に代わって代理で国に収めているだけですよ。

上の例から分かりやすく説明しましょう。

①消費者がお店に消費税1,000円払った

まあここは良いでしょう。

②お店が卸売業者に消費税800円払った。

ハイ。まずここ。

受け取った消費税1,000円-支払った消費税800円=差額200円。

これ覚えといて。

③卸売り業者がメーカーに消費税500円支払った。

受け取った消費税800円-支払った消費税500円=差額300円。

④メーカーが受け取った消費税500円。

 

もう分かったでしょ?

え?まだ分からない?

じゃあさらに続けます。

差額部分に注目。

200円+300円+500円=1,000円。

もう分かるでしょ。

偶然の一致!?いいえ、違います。

この差額の足し算の結果の1,000円は消費者が支払った消費税額なのです。

 

何を言いたいのかっつーと、消費者が支払った1,000円の消費税。

お店が1,000円のうちの200円を消費者に代わって国に収め、

卸売業者が1,000円のうちの300円を消費者に代わって国に収め、

メーカーが1,000円のうちの500円を消費者に代わって国に収める。

ハイ、これで消費者が支払った1,000円がそれぞれの業者によってキッチリ国庫に入りました!って話です。

これが消費税の流れです。

支払っているように見えているだけで、決して企業が消費者のように身銭を切って消費税を払っているワケではありません。

消費者から預かった消費税を流通過程で業者が代理で収めているだけです。

 

無いところから取るな?

そういう意味ならそもそも消費税を払っていない中小企業を例に挙げるのが間違っている。

いや、増税であたかも中小企業の負担が増えたような印象操作をしている!

増税で負担が増えるのは一般消費者のみで企業にとっては何ら負担は増えておりません!

でも、日本の企業の9割を占める中小・零細企業の負担が増えるような印象を与えることを狙って、それら9割の関係者の票を、支持を欲しさに言ったのならズルい!卑怯だ!クソだ!

知らずに言ったのならあまりにも無知すぎる!国会議員の資格なし!…て、落選したから今は実質政治通気取りのただの一般人か

 

消費税の目的は福祉。

ますます進む少子高齢化社会のために、若者のみの負担を増やすのではなく、老人も含めた社会全体で福祉を支える意味でもオレは消費税は反対しない。

が、メロリンQの言うように、福祉以外で使われているのなら言語道断。

でもメロリンQのように消費税廃止しろ!とはオレは思わない。

今すぐに本来の目的のみに使うよう改めて下さい!!

  

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