決戦へ各党党首ら決意 衆院選事実上スタート
10月14日、衆議院が解散しました。
衆議院の解散ってなんか久々に聞いた気がするな。
それもそのはず、前回の衆院選は4年前の10月ってんだから、長いこと続いたよね。
任期満了じゃないけど、もうほぼ任期を務めたようなもんだ。
まあそれだけ政治が安定してたってことか?
で、だ。
早速事実上の衆院選が始まった。
各党党首がなんかええこといっぱい言うてますわ。
マスコミを始め、左側界隈の方々が散々ボロカス言うてた安倍政権もガースー政権もオレは悪く無かったと思う。
キッシー政権は始まったばかりだから良く分からん…。
が、オレは決して自民党支持者でも無いから自民党以上にこの日本を本気で良くしたい!って思ってる政党や政治家がいればそっちに投票するよ。
でもな、いくらええこと言うても、明らかに絵空事であったり絵に描いた餅だったりではちょっと気持ちは動きませんな。
それどころか不信感しか無いわ。
要するにオレからしたらそんなのは詐欺師と一緒って話です。
例えばこれ↓なんかそうやん
れいわ公約、消費税廃止 コロナ禍、毎月20万円給付
消費税廃止
最大3ヶ月一人当たり20万円給付
社会保険料、水道・光熱費、通信費もゼロ
脱原発
教育は完全無償化
児童手当を毎月3万円支給
こんなのが本当に実現したらすばらしいと思うよ。
でも、財源はあるのかよ?って話。
財源無き政策はただの絵に描いた餅。
その典型例が2009年に誕生した民主党政権やん。
その時の公約がまあすばらしかったよ。
子供手当毎月2万6千円支給します!
年金最低7万円保障します!
後期高齢者医療制度廃止します!
高速道路を無料化します!
衆議院の定数を80削減します!
ガソリンの暫定税率を廃止します!
八ッ場ダム建設を中止します!
企業団体献金を廃止します!
沖縄県のアメリカ軍普天間飛行場を最低でも県外に移設します!
ね!ね!すごいでしょ!
でも国民だってバカじゃない。
「そんな財源あるんですか?」って当時も思ったワケよ。
そこで民主党は自信満々に言った。
「財源はあるんです!
」と。
国家予算の組替えにより毎年16.8兆円を捻出できる、と。
さらには国には特別会計(当時民主党は「埋蔵金」なんて呼んでたな)ってのがあって、そいつを活用することで十分財源は確保できるんです!と。
その話には妙に説得力があって、そうかそうかと国民の多くが納得して「じゃあ1回民主党に政権交代も悪く無いかもね」なんて思っちゃったワケよ。
オレも含めて。
結果民主党政権誕生。
で、民主党政権下でそのすばらしきマニフェストは実現されたのか!?
結果はもう多くの人がまだ記憶に新しいと思うので言うまでも無いけれど、総崩れもいいところ。
揚げ句に「消費税は絶対に上げません!」なんて言ってたのに結局消費税増税で自ら政権崩壊を招くと言う惨憺たる結果に終わったもんね。
民主党が勝手に潰れるのは別にいいんだけども、こいつらのせいで日本経済もどん底になったもんね。
日経平均株価8,000円台とか今思ったら本当に恐ろしいわ…。(この時に株をしこたま買い込んだ人は今頃「民主党ありがとう!」って感じでウハウハかもね)
そんな民主党の暗黒時代をまだまだ多くの人々の記憶に残っている中でれいわ新選組の山本太郎が掲げたマニフェストに話を戻す。
消費税廃止だの20万円くれるだの社会保険料、水道・光熱費、通信費ゼロだの、そりゃ実現すれば庶民にとっては嬉しい限りだ。
でも、何度も言うがその財源は?って話。
「富裕層に応分の負担を求める」
…ですってよ。
山本太郎は共産主義者なの?
共産主義って理念はオレも認めるけど、実際はそんな思想は絶対に上手くいかないことは全世界で証明されているやん。
共産主義国は間違いなく貧乏になってるやん。
共産主義ってのは平たく言えば、どんな仕事でも給料は同じ。富を分配してみんな平等にって話やん。
でも自分を想像してみ。
例えば同じ職場で「オレめっちゃ頑張ってるのにいつもサボってるあいつと給料同じなんて不公平だ!」って思わね?
その結果どうする?
「どうせ頑張っても同じなら手抜きしよーっと♪」
て思うよね。オレなら思うし実際そうする。
そうなるとどうなるか。
生産性も上がらず平等は平等でもどんどん平等に貧しくなっていくだけやん。
山本太郎はそんな簡単なことも分からないのか?
それでも富裕層に負担させるってのなら、金持ちにもっと金を使わせる政策を考えろよ。
大きなお金が動けば景気は良くなるんですよ。
景気が悪くなるのはお金が動かないからでしょ?
バブル経済の頃は金持ちも貧乏人もどんどん金を使ったから世の中にお金が回って景気が良かったんだろ。
ただ金持ちから金を取り上げるなんて策は逆に金持ちがお金を使わなくなるか、頑張って働かなくなるだけでプラスの要素は何一つ無いと思うぞ。
まあもし仮に富裕層が喜んでお金を国に差し出したとして、その分だけで山本太郎の考えるマニフェストの財源が本当に確保できるの?
あえて言おう。
そんな簡単に出来る事なら、自民党政権でとっくにやってますって
逆にれいわ新選組は障害者を議員に当選させている。
そんなすばらしい実績があるんだから、もっと高齢者福祉や障害者福祉に関する政策を前面に掲げた方が支持を得られるんじゃないかなって思うぞ。
それを一般庶民の票を意識し過ぎて財源不明の耳障りのいいことばっかり言うから逆に不信感しか生まれないわ。
結局山本太郎は「タレント」であって、真の政治家にはなり切れないってコトだな。
今日の結論。
政治に不満があるのなら選挙に行こう!
「政治家は国民の声を聞け!」なんて左翼界隈はよく言うけれど、本当に国民の声を知らしめるのは選挙しか無いんだから。
仮に国会前で何百万回デモとかやっても何の意味も無い無駄な行為なんやで。
政治家なんてデモなんて怖くも何ともない。怖いのは選挙で落ちること、ただそれだけなんやから。
別にどの候補者や政党に入れるのかは自由だけど、「有名人だから」とか「知ってる人だから」とかみたいな単純な理由で大事な1票を使うのは勿体ない。
分からんなりにも自分で少しは考えて投票しような!
