ちょうど1年前、我が営業所にフレッシュマンがやってきたことを記事にした。
あれから1年、我が社は今年も2008年度入社のフレッシュマンたちの配属の季節となりました。
…と言っても、今年は我が営業所には配属は無い。
ただ、新入社員研修の総仕上げとしての「現場研修」に、今週の火・水の2日間、我が営業所にやってきた。
大卒・22歳 性別：女性
（便宜上、記事内では新人ちゃんと呼ぶことにする。）
若干22歳のうら若き乙女。
大学出たてのピチピチや！
テンションも上がるってもんや！！
…と、思うやろ？
それがこの新人ちゃん、見た目が「ゆとり教育というぬるま湯の中で勝手気ままに育ち、社会人となって2ヵ月たったにも関わらずまだ学生気分が抜け切らない。そしてふて腐れたような顔。だいたいオレらを見るその目は何？世の中をナメきった目してます！」みたいな。
アカンわ、この子。
こんなのはオレが最も嫌いなタイプ。
社会人としての資格が無いっつーか、素質も無いって感じ。
なんでよりによってこんな子採用したんや！？
うちの会社の採用担当者、見る目ないなー。
でもこの新人ちゃん、出るとこ出て引っ込むとこは引っ込んでるなかなかのナイスなバディ。
まさかこれが決め手で採用されたんか！？面接したオッサン、エロ心丸出しやんけ！
…なんて思ってたら、オレが2日間彼女の教育係を命ぜられました。
めんどくせー！！
ただでさえ忙しいこの月末に、新人の世話までせなアカンのかい！
…ま、2日間やし、どうせここに配属違うんや。
適当に雑用でも与えといたらええやろ。
オレ「じゃ、これやっといてくれる？」
新人ちゃん「…（コクリとうなずく）」
返事もロクにできへんの！？
…でも、仕事はなかなか早い。
やるね、コイツ。
結構仕事が早いもんで、簡単な仕事が無くなってしもた。
つーわけで、本当は「研修中にここまでやってもらう必要は無いかな」と思ってた割りと高度な業務を与えてみたら、これもしっかりとこなしている。
ほほう、なかなか仕事の飲み込みが早い。
ま、細かく説明はしたけどね…。
2日目はユーザー訪問。
オレの車の隣に乗せて、あちこち走り回った。
そしてその間いろいろ話をしてみて、オレの認識も変わったね。
「この子、結構芯のあるしっかりした子やな…」
そして外から帰って、終業時間までまだ1時間少々。
昨日と同じ高度な業務を与えてみた。
でも今回はあえて説明なしで。
そしたら、サクサクこなした。
2度同じことを説明されなくてもちゃんと覚えてるってのは、結構オレの中では評価高いよ！
そしてそんなこんなで終業時間を向かえ…
オレ「2日間お疲れ様。これでお終いやから、早く帰って休みや。気使って疲れたやろ？」
そしたら新人ちゃん、おもむろに席を立ちオレの前に立ったかと思うと
「2日間お世話になりました。今回教えてもらったことを忘れないようにこれからしっかり頑張ります！」
と、頭を下げた。
そしてその時の新人ちゃんの顔は、最初に見た「世の中をナメきった顔」とは程遠い、緊張から解放された安堵感からか若者らしく初々しい普通の女の子の顔だった。
…アカン、見る目無いのはオレの方やった。
世の中をナメきった顔やなく、ただ緊張してただけやったんやな。
そりゃそうや。ベテラン揃いの我が営業所。しかも男ばっか。
女性事務員も四捨五入すりゃ四十路。自分よりお母さんとの方が歳近い、みたいな。
そんな中で緊張すんな、言う方が無理やな。
見た目だけで「ダメ」と決め付けたオレの方が先輩として、いや、人間として「ダメ」やな。
猛反省。
同じ会社で働いていれば、いつか再会する日もあろう。
一人前になって、テキパキと仕事をこなす彼女を見る日が来るのが楽しみになったわ！
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あれから1年、我が社は今年も2008年度入社のフレッシュマンたちの配属の季節となりました。
…と言っても、今年は我が営業所には配属は無い。
ただ、新入社員研修の総仕上げとしての「現場研修」に、今週の火・水の2日間、我が営業所にやってきた。
大卒・22歳 性別：女性
（便宜上、記事内では新人ちゃんと呼ぶことにする。）
若干22歳のうら若き乙女。
大学出たてのピチピチや！
テンションも上がるってもんや！！
…と、思うやろ？
それがこの新人ちゃん、見た目が「ゆとり教育というぬるま湯の中で勝手気ままに育ち、社会人となって2ヵ月たったにも関わらずまだ学生気分が抜け切らない。そしてふて腐れたような顔。だいたいオレらを見るその目は何？世の中をナメきった目してます！」みたいな。
アカンわ、この子。
こんなのはオレが最も嫌いなタイプ。
社会人としての資格が無いっつーか、素質も無いって感じ。
なんでよりによってこんな子採用したんや！？
うちの会社の採用担当者、見る目ないなー。
でもこの新人ちゃん、出るとこ出て引っ込むとこは引っ込んでるなかなかのナイスなバディ。
まさかこれが決め手で採用されたんか！？面接したオッサン、エロ心丸出しやんけ！
…なんて思ってたら、オレが2日間彼女の教育係を命ぜられました。
めんどくせー！！
ただでさえ忙しいこの月末に、新人の世話までせなアカンのかい！
…ま、2日間やし、どうせここに配属違うんや。
適当に雑用でも与えといたらええやろ。
オレ「じゃ、これやっといてくれる？」
新人ちゃん「…（コクリとうなずく）」
返事もロクにできへんの！？
…でも、仕事はなかなか早い。
やるね、コイツ。
結構仕事が早いもんで、簡単な仕事が無くなってしもた。
つーわけで、本当は「研修中にここまでやってもらう必要は無いかな」と思ってた割りと高度な業務を与えてみたら、これもしっかりとこなしている。
ほほう、なかなか仕事の飲み込みが早い。
ま、細かく説明はしたけどね…。
2日目はユーザー訪問。
オレの車の隣に乗せて、あちこち走り回った。
そしてその間いろいろ話をしてみて、オレの認識も変わったね。
「この子、結構芯のあるしっかりした子やな…」
そして外から帰って、終業時間までまだ1時間少々。
昨日と同じ高度な業務を与えてみた。
でも今回はあえて説明なしで。
そしたら、サクサクこなした。
2度同じことを説明されなくてもちゃんと覚えてるってのは、結構オレの中では評価高いよ！
そしてそんなこんなで終業時間を向かえ…
オレ「2日間お疲れ様。これでお終いやから、早く帰って休みや。気使って疲れたやろ？」
そしたら新人ちゃん、おもむろに席を立ちオレの前に立ったかと思うと
「2日間お世話になりました。今回教えてもらったことを忘れないようにこれからしっかり頑張ります！」
と、頭を下げた。
そしてその時の新人ちゃんの顔は、最初に見た「世の中をナメきった顔」とは程遠い、緊張から解放された安堵感からか若者らしく初々しい普通の女の子の顔だった。
…アカン、見る目無いのはオレの方やった。
世の中をナメきった顔やなく、ただ緊張してただけやったんやな。
そりゃそうや。ベテラン揃いの我が営業所。しかも男ばっか。
女性事務員も四捨五入すりゃ四十路。自分よりお母さんとの方が歳近い、みたいな。
そんな中で緊張すんな、言う方が無理やな。
見た目だけで「ダメ」と決め付けたオレの方が先輩として、いや、人間として「ダメ」やな。
猛反省。
同じ会社で働いていれば、いつか再会する日もあろう。
一人前になって、テキパキと仕事をこなす彼女を見る日が来るのが楽しみになったわ！
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