10月1日より消費税が10%になりました。
(一部軽減税率適用の商品は除く)
実感することありました?
オレは今のところ別に何も感じておりません。
増税が始まった10月1日は火曜日だったってこともあり、まだ日々会社との往復だけなので、増税後まだまとまった買い物なんてまだしてないし、消費税に関係した買い物は昼飯を食う時の清算くらい。
オレの昼飯代は一食平均600円程度。
外食なら税込み660円。増税前なら648円。
その差12円。
でも、外食じゃなく買って店の中以外で食べたら増税前と同じ648円。
増税の実感ありまへんて。
たかが12円。
されど12円。
この差が大きい負担になる方がいらっしゃることは否定しません。
が、日本国中で大騒ぎ!風に言っちゃうのが野党。
それを大々的に報じちゃうのが「優しい新聞名前を載せず」のカルタでお馴染みの朝日新聞。
以下、冒頭リンク記事より。
消費税率が10%に上がった1日夜、「消費税廃止」を看板に掲げるれいわ新選組の山本太郎代表がJR新宿駅西口で、マイクを握った。
ほほう。何を言った?
「誰のための消費税か。あなたが払っている消費税は全額社会保障ではなく、大企業の大減税を進めるために取られている。」
え?ホンマ!?
その根拠は!?データは!?
証拠はないけど心象的には確実ニダ!みたいなどこぞの半島の国みたいな理論は辞めてや。
「中小企業、零細企業がさらに首が絞まる。どうしても増税が必要なら、ないところからとるな。」
え?
このフレーズ、もしもオレの解釈違いなら申し訳ないけど、中小・零細企業が税金の支払いが増えて大変だ!みたいな意味で言うてるのなら一言言いたい。
ウソつくなよメロリンQ!
日本国で消費税を払っているのは一般人だけやで。
大企業、中小・零細企業、いわゆる法人は消費税なんてビタ一文払ってませんからね!
メロリンQの話す言葉に「そうだ!そうだ!」なんて声を上げた真面目で素直な日本人の皆様、騙されてはいけませんぞ!
ハイ。
ここでタイトルのとおり、今さら聞けない消費税の仕組みです。
例えば我々消費者が10,000円の商品をお店で買うとしましょう。
お店には合計11,000円支払い、すなわち消費税は1,000円払うことになります。
お店はその10,000円で売る商品を卸売業者から8,000円で仕入れるとしましょう。
お店は合計8,800円を卸売業者に支払い、すなわち消費税は800円払うことになります。
卸売業者はその商品の製造メーカーから5,000円で仕入れるとします。
卸売業者は合計5,500円をメーカーに支払い、すなわち消費税を500円払うことになります。
ほらほら!
ビタ一文払ってないどころかちゃんと流通過程で企業も消費税払ってますやん!
…と思ったそこのあーた!
大変素直でよろしい。
が、よく考えて下さい。
実は払ったように見えているようであって、実際は企業が我々消費者に代わって代理で国に収めているだけですよ。
上の例から分かりやすく説明しましょう。
①消費者がお店に消費税1,000円払った
まあここは良いでしょう。
②お店が卸売業者に消費税800円払った。
ハイ。まずここ。
受け取った消費税1,000円-支払った消費税800円=差額200円。
これ覚えといて。
③卸売り業者がメーカーに消費税500円支払った。
受け取った消費税800円-支払った消費税500円=差額300円。
④メーカーが受け取った消費税500円。
もう分かったでしょ?
え?まだ分からない?
じゃあさらに続けます。
差額部分に注目。
200円+300円+500円=1,000円。
もう分かるでしょ。
偶然の一致!?いいえ、違います。
この差額の足し算の結果の1,000円は消費者が支払った消費税額なのです。
何を言いたいのかっつーと、消費者が支払った1,000円の消費税。
お店が1,000円のうちの200円を消費者に代わって国に収め、
卸売業者が1,000円のうちの300円を消費者に代わって国に収め、
メーカーが1,000円のうちの500円を消費者に代わって国に収める。
ハイ、これで消費者が支払った1,000円がそれぞれの業者によってキッチリ国庫に入りました!って話です。
これが消費税の流れです。
支払っているように見えているだけで、決して企業が消費者のように身銭を切って消費税を払っているワケではありません。
消費者から預かった消費税を流通過程で業者が代理で収めているだけです。
無いところから取るな?
そういう意味ならそもそも消費税を払っていない中小企業を例に挙げるのが間違っている。
いや、増税であたかも中小企業の負担が増えたような印象操作をしている!
増税で負担が増えるのは一般消費者のみで企業にとっては何ら負担は増えておりません!
でも、日本の企業の9割を占める中小・零細企業の負担が増えるような印象を与えることを狙って、それら9割の関係者の票を、支持を欲しさに言ったのならズルい!卑怯だ!クソだ!
知らずに言ったのならあまりにも無知すぎる!国会議員の資格なし!…て、落選したから今は実質政治通気取りのただの一般人か
消費税の目的は福祉。
ますます進む少子高齢化社会のために、若者のみの負担を増やすのではなく、老人も含めた社会全体で福祉を支える意味でもオレは消費税は反対しない。
が、メロリンQの言うように、福祉以外で使われているのなら言語道断。
でもメロリンQのように消費税廃止しろ!とはオレは思わない。
今すぐに本来の目的のみに使うよう改めて下さい!!
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さっすがえ~さん、理路整然、簡潔明瞭、恥ずかしながら私は「そこのあ~た」でした。勉強させていただきました。
頭が悪い私でも、大変よくわかる説明会で、池●彰なんかよりよっぽどわかりやすかったです。
これまた、頭の悪い私ですが、歯止めが掛からない少子高齢化の中で膨らむ社会保障費の財源捻出をしないといけないということ位はわかります。
ほな、それはどこから捻出しまひょ??ってなったときに消費税という選択肢が出てくるのは同然だと考えます。
消費減税は耳障りがよく、とりわけ大半を占めるであろう低所得者層の支持は得やすいでしょう。しかし、ほなどこから財源を捻出しまひょ??の回答は得られない。
私のブログ記事にも書きましたが、対案がないままの消費税減税、いやいや、それを通り越した消費税廃止を訴える山本太郎。財源捻出はどこからすんねん??って話しですよ。
国会議員や公務員削減等の身を切る改革を謳う維新の身の切り方でさえ焼石に水だと考えます。
国会議員の給与や議員数をわずかながら削ったくらいでは少子高齢化に対応策出来ないのは火を見るより明らかなはずです。
これ以上国債を発行するわけにはいかないことも明らかです。
私も自民党が全て正しいなんてこれっぽっちも思いませんが、何の対案も示さないまま耳障りの良い言葉で有権者の支持を得ようとする野党連中に政権は任せられません。
いつも勉強させていただき、本当にありがとうございます!!
mistさんのおっしゃるとおり、「消費税廃止」は耳障りの良い言葉。
大衆受けは間違いなし。
でも、じゃあ消費税に代わる財源は?
その答えはまったくありませんよね。
「そうだそうだ!」と言った聴衆にもしっかり考えてもらいたい。
消費税廃止しました。
でも、「公的介護制度は廃止。医療費も窓口負担100%ですよ。」
そんな世の中でいいんですか!?税金を減らす=公的サービスを減らすって話ですよ!?
かつて「財源はあるんです!」と大見栄切った民主党。
結局財源なんて無く「絶対に消費税は上げません」と言ってたその言葉を覆し、政権は崩壊しました。
それを「消費税は廃止」なんてそんな幻、まだ信じるんですかって話です。
そりゃ誰だって支出は減らしたいですよ。
でもどこかでその反動は自分(たちの生活)に跳ね返ってきます。
その跳ね返りをいかに減らしてくれるか、そういうことを真剣に考えてる政治家を自らの頭でしっかり考えて選びましょう!
何に腹が立つかというと…。私ら零細自営業者の味方の振りをして、実は「消費税廃止」なんて全然考えもせずに、ただ自分の権力掌握のために庶民や零細業者を利用している山本某や悪徳マスごみ、野党の連中に腹が立ちます。
「ただただ、票が欲しいだけでしょ?」
「カッコつけんじゃねえよ!」
「今頃言うなよ。1年前は言ってなかったでしょ?」
って言いたいです。
2億も3億も給料を貰って、福沢諭吉のお札を10円玉のように使うくせに、庶民の味方?
20年以上前なら、このような山本某に騙されましたが、ネット社会の今なら騙されません。
ちなみに、政治家なら香港で命がけのデモをやっている人たちの応援の決議をしろ!と思います。
すいません。愚痴っちゃいました。
政治家(主に野党)っていいですよね。
与党(主に自民党)に反対だ!と言ってるだけで良いお仕事。
反対なら対案出せっつーのに、ほぼ対案なんて出たことなし。
出たところで絵に描いた餅。
あともう一つの簡単なお仕事が今回のメロリンQのように、一般大衆受けすることを無責任に言うだけ。
(ま、メロリンQは政治家では無いですが、いちおう政治団体の代表と言うことで政治家扱いしときます)
それだけで「先生」なんて呼ばれるんですからそりゃ態度もでかくなりますわな。
まあ今のご時世、過去の発言とかやっちまったこととか全部ネットで晒されます。
そのあたりをよーく考えて政治家の方々は行動すべきですね。