今日はおでかけ
少しでも原稿を書いてから出かけようとおもってます。
今「美について」という章をかいているのですが、最近の「いつまでも若く美しく」みたいな美意識とは違ったことが書きたいなあと思っていて。いろいろ考えていたら祖母のことを思い出しました。明治生まれの祖母は、はやくに夫を亡くして一人で子供二人を育てた人で。本当に働きづくめの人でした。最後に会ったとき、「またあおうねえ」と指切りしてくれた手がもう皺だらけで、でも、この手にたくさん助けてもらって大きくなったんだと思ったら帰り道涙が止まらなくて。一生懸命真剣に生きて働いた
人はそれだけで美しいと思うんです。そいう言う母親に楽をさせたくて子供たちは頑張るし、男たちは母や妻に必要以上の苦労をさせたくなくて頑張る。そんな結果としての時代に私たちは生きていて、たまたま
かりそめの美の追求ができるけれど。かつて自分の見かけなんてほとんど構えないくらい夢中で働いたお母さんたちがいたことは忘れたらいけないと思います。