読売新聞に載っちゃうよ!の巻
さてさて先日は、読売新聞の夕刊の取材を受けてきました。一千万部だってー!!どうしたらそんな部数が出るの?単純に計算したって国民の10人に1人がよんでいるって、凄すぎですがな。もしそのうちの100人に1人が私の本を買ってくれたらーーー。それって10万部ですよ!!すごい!!私の憂いちゃんやローマ帝国もそのくらいの人に読んでもらいたいーー!!
で、何でそんな紙面に呼んでもらえたかというと、ローマ帝国刊行記念インタビューで不屈の人と言うのに呼んでもらったのでした。不屈といえば、私は不屈でした。このローマ帝国ね、なんたって七年前に企画が来て、二年かけて色んな本を読み漁って四年かけて三巻分を執筆。本当は去年出ていたはずなんだけど、そこからが大変で、監修をして下さった小堀馨子先生と言うこれまた美人な、東大卒、今はロンドン大学に博士課程留学中の先生から直しの指摘がいろいろ出てね。絵やら構成やら直しまくっていたわけですよ。正直病気になりそうなくらい頑張りました。だって、憂いちゃんとSPA!をやりながらだよ!!
でも、そこまで頑張って、見てもらえることが幸せだよね。 先生にしたら「まあいいか」っていう所で楽しちゃうことも出来るのにさ。はるかロンドンからメールやファックスでいろいろ教えてくださるの。アマゾンで本を注文して送って下さったこともあったっけ。
この小堀先生は、もともとは私が厚木高校時代の本のわずかな友人のひとり、やっぱり東大に行って宗教学をやっている葛西賢太くんの紹介で知り合った方で、そしたらなんと、私を論壇の世界に導いてくださった小堀桂一郎先生の娘さんだったと後で分かってね。何か怖いくらい奇遇でしょ?私が立派なプチ右翼となったのも、皆運命のお導きなのよん。葛西くんはね、ごくごく普通のサラリーマン家庭の子なんだけど、自力でひたすら勉強して努力で東大に入ったひとで、真面目で優しくてさあ。背がやたら高くていつも天を仰いでいて、なんか不思議なひとなんだけどね。
当時、私がうつ病を患って学校にほとんど行かなかったから、三角関数とかもうチンブンカンプンなのよ。100点満点でわたし7点とか12点しか取れなくて。先生に呼び出されて「お前の答案用紙でババ抜きができるな。トランプでも作るつもりか?」とか言われてたのね。そんなわたしに手取り足取り、一生懸命数学を教えてくれようとしたのが葛西くんです。はっきり言って何にもわかんなかったけど(笑)!!でも、その親切だけは覚えていて、家出してしばらく私はほとんどの人と絶縁してたんだけど、彼とは家出てからも漫画家になってからも年賀状のやりとりはしていたのね。やがて東大に入って卒業してアメリカに行ったって聞いたから、凄いなって。で、官僚とかにならないでアルコール障害の人たちを助ける仕事とか始めてて、で、すごく優しい保母さんと結婚したって聞いて、何か彼らしいなあってとても嬉しかった。
ああ、だからそういう人だから、わたしみたいにちっとも自慢できない子の友達でいてくれたんだって。なんか。わたしそういう意味ではどん底のときに理由もなく優しくしてくれる人たちに出会えていたのですよ。いつも朝礼でひっくりかえる私に、小麦ふすまをプレゼントしてくれた女の子もいた。顔はすごく覚えているんだけど、名前が出てこない。今度卒業アルバムで調べなくちゃ。
何かさ、死ぬ前にお礼を言いたい人って結構いるよね?「あなたは覚えていないかも知れないけど、わたしはあなたのあの親切で救われました」って言いたいひと。わたし、そういうの多いんだ。だから自分も1つくらい、人にそういうことできたらいいなって思うんだけど。
で、そんな出会いの葛西君だから、もしかして助けてくれるかなって思って、ローマの前にギリシア神話を書くときに「葛西君、宗教学だから神話も詳しいかと思って。教えてくれない?」って連絡したの、したら「ぼくより小堀さんがいいよって紹介されたのが馨子さんね。本当にかわいくてちっちゃくてね。それで東大のインテリさんだからってびっくりしちゃった。高校雙葉だし。お上様なのでござる。でもちっとも気取ったところがなくて、質素でやさしくて。で、それからしばらく後に全く別のところで私は正論の上島さんからお父様の桂一郎先生をご紹介いただいてて、でもしばらくの間、全く気がつかなかったのね。でもあるとき、馨子先生が「父を尋ねてくださったそうで」ていうわけ。そうして意識したら二人とも住所が同じで!!早く気づけよ私(笑)!!で、私はやっぱり保守と神話に命をささげるべく生まれてきたんだなと天の采配に感謝。その後お二人を師と仰いで頑張ってきたんだけどね。ハッキリ言って馨子先生の指導厳しすぎ!!
未来の博士さまだからしょうがないんだけどね。もうはっきりオタクなんだよ、知識が半端でないって言うの?そこまで読者は求めてないと思いますってくらいの有り余る知識を、もうあれよ、草津の地獄谷だっけ?お釜だっけ?あの岩場からお湯がびゅんびゅん出てるあれよ。ああいう温泉みたく熱くて有り余る知識を投入してくれて面倒見てくれたのでした。だから、正直大変だったけどね。途中わたしなんて神経症状が出ながらも頑張ったと言うね。アシスタントとかともいろいろあったし。それはこれからまたゆっくり書いていきますけれど。で、そんな思いして書いたから、素晴らしいから是非読んで!!買って!!未明のローマ帝国。もうすごくがんばって、特に二巻目から絵がやたらいいですから!!是非ともアマゾンこのままアマゾンにgo!
小堀先生の著書はこちら
神々にあふれる世界―古代ローマ宗教史探訪 (上) (単行本)
キース・ホプキンズ (著), 小堀 馨子 (著), 中西 恭子 (著), 本村 凌二 (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/4000224352/ref=nosim?tag=gracekeiko-22&creative=374929&camp=211189&link_code=as2&creativeASIN=4000224352
あと葛西憲太さんの著書はこちら
『断酒が作り出す共同性--アルコール依存からの回復を信じる人々』世界思想
社、です。
で、読売新聞はそれをフィーチャーしてくれたの。記事がいつ出るかは、うーん。管理人さんとマネージャーさん、すいませんが、わかったら入れといてーで、そのインタビューをしてくれたのが写真の宇佐美さんで。私の担当の津田さんという講談社の編集さんが担当でお寿司の本出していらして。つまりそれでインタビューもしてくれたんだけど。でなきゃないですよわたしに、一千万部の新聞からなんてさあ。また母さん喜んじゃうよ、私はあれだね。苦労もかけたけど親孝行も少ししたかね。で、つまり仕事も人生も人間関係だって話ですね。はなしてるとこの宇佐美さんがすごくいい人なの!彼のお魚情報はいいですよ。すごく安い回るお寿司から高級な銀座のお店まで幅広く紹介してくれていて。しかも全国で食べ歩いておいでなので、出張のお供に最適です。こんど私も津田さんと三人でうまいとこ連れて行ってもらう。彼曰く「高くてうまいのは当たり前!!ぼくは自腹なので、本気で安くてうまい店を人生かけて探しています!!」っていいでしょ?
彼の本もぜひ、私のローマ帝国と一緒に是非お買い物カゴへ!!今日はすなわち未明は不屈のひとで、それを支えてくれる素晴らしい人たちがいるって話でしたー。もちろんこれを読んでくれるみんなもだよ!!縁って大切。大切にし合えるまごごろは絶対どこかでつながって大きい力になる。今の友達とね。いつか大きな仕事できるかもしれないし!!だから、私たちも誰かの役に立てるときに全力で頑張ろうね。無償でだよ!!------っていうか、そういえばわたしは、葛西君にお饅頭のひとつも上げたことがないなあ。あんなに数学もタダで教えてもらったのにーーーーーーー。一番の無償のひと、心が美しいのは葛西君かもしれません?人材派遣の会社に所属してたらありえなかったですかね。ああ有難き友人関係。って、無償だから有難いって言ってるんじゃないけどね。いや、言ってるな。とにかく今ココであらためてお礼です。葛西君ありがとうね!そして親子で未明をかわいがってくれる小堀先生ありがとうゴザイマス!。小堀桂一郎先生もたくさん為になる本書いておいでなので是非チェックしてね。じゃあまたーーー!!