幸せのカケラ

人と違っていい。
自分らしく生きる自分を好きでいていい。
笑顔で毎日を過ごす人が増えることが、世界平和への秘訣。

子どもがいない呪いからの解放

2017-02-28 20:45:28 |  ├伊藤裕子をご紹介
こんばんは。
伊藤裕子です。


今回はちょっと、プライベートなお話。
でもきっと、同じ悩みを抱える女性はたくさんいらっしゃると思うから。


女性の生き方が多様化し、
少し前までの

 【結婚&出産=女性の幸せ】

という構図は崩れはじめています。


でも…

そうはいってもやっぱり、
《結婚&妊娠》に対して思い悩む女性は多いですよね。




私たち夫婦には、子どもがいません。


望まなかったのか?と問われれば、答えはNOです。

10年前に姪っ子が生まれて
かわいくて
私も主人の子を産みたいなと思って

それでもなかなか授からなかったある日。

両親と同じくらいの年齢の女性(同業者)に言われました。


 「あなたは子どもがいないから、人として欠落しているのね〜。

  なーんか気になってたのよ〜」


子どもが欲しいと思いながら
ちょうど自分の方向性でも悩んでいた時期。

その言葉は、私の心の奥深くにサクッと刺さりました。


たぶん、ものすごい衝撃だったのだと思います。

心に刃が刺さったまま、
血が流れていることに、私は気づきませんでした。



半年後。

実家に帰省して、母と会話をしていたときに、
私の口からポロっと涙のようにその言葉が溢れます。


 「あのね…

  『子どもがいないからあなたは人として欠落してるんだ』って言われたんだけどね。

  私、欠陥人間なのかなぁ…?」


口から言葉がこぼれた途端、堰を切ったように涙が溢れてきました。


 「そんなことない!」

 「でもその人、子育てママを応援してるんだって言っててね…」

 「そんなことを平気で言う人に応援なんかされたくない!!」


叫びながら、私を抱きしめてくれる母。


きっと無意識に自己防衛が働いたんじゃないかな。
受け入れられるようになるまでの時間が必要で。

半年たってようやく私は、
自分がものすごく傷ついていたことに気づいたのです。



そしてさらに、
この記事が書けるようになるまでに、10年近く。




人は、自分がひっかかったことのない事柄に対してとても鈍感です。


 「何でそんなこと気にするの?」

 「どうしてこういうことに気を配れないの?」


どちらも、思った経験があるのではないでしょうか。



子どもという授かりものに関する不用意発言は
その後も(正確にはその前も)たびたび受けました。

だから傷ついた経験はこれだけではありません。


結婚して、妊娠して、出産して。


それらを当たり前に何の問題もなく経験した人は
《経験する中で悩み、迷い、苦しむこと》が存在するのはわかるけど
《経験できないことで悩み、迷い、苦しむ人のこと》はわからないからね。


言葉は人を癒しもするし、傷つけもします。

悪意がなくても、凶器になる。


言葉に対して敏感な私なので、探究がずーっと続いています。


そして経験を通して思うのは
生き方に迷い、悩み、苦しむ女性の人生について。

女性がみんな、
自分らしく豊かな幸せを味わえる世界にしたい


今、私が思うのはそういうこと。
だから、新たな企画を準備中です。


もちろん、
男性も自分らしく豊かな幸せを味わえる世界にね。


  


「子どもがいなくても、素敵な人はたくさんいる」

子どもがいるからこそ知れる世界があるのと同じ価値で
「子どもがいないからこそ送れる、素晴らしい人生がある」


それを

 頭ではわかっていても、心が追いつかない数年間がありました。



子どもがいないことに囚われてしまうのは、まるで呪いのよう。


湧き上がってくる罪悪感や劣等感。

誰かに何かを言われて傷ついて、笑ってかわして後で泣く。
そんな自分に自己嫌悪。

苦しいよね。



でも、もう解放されていい。

あなたは存在しているだけで、素晴らしいのだから。

だからもう、
ただ自分を生きよう。



今、私は恋人時代から通算20年以上一緒にいる主人と
仲良く二人暮らしをしています。

やりたいことがたくさんあって、3つくらい体がほしい。
(でもたぶんそのうちひとつはゴロゴロしてばかり)


仲良しはどんどん深く濃くなることを 世界に証明するのです☆




呪いから解放されよう。

伊藤裕子でした♡




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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-03-14 23:23:35
なにげなく通りかかり、裕子さんの
記事をそーだよなと笑顔で拝見させて
いただいていたのですが、、、
こちらを拝見し、
思わずコメントせずにはいられなく
なってしまいました、、、。

それはそれは悲しかったですね。
涙。

我が家は結婚10年、子供はいません。
???という発言をするかた、
世の中にいますよね。
ハ?フン!そんな風に言葉を発するなんて
気の毒な人!!って、心の中で
勝手に上から見下してます。
まだまだです、、、。苦笑。

経験できないという苦しみを知っている
裕子さんだからこそ、人に寄り添える
優しい心をお持ちなんだと思います。
わたしも、そうありたいと思いました。
返信する
Unknownさま (ひろ)
2017-03-15 09:57:48
ありがとうございます。
そんな風に言っていただけて嬉しいです。

自分の経験が誰かの役に立てるのなら、いいかなと思っています
でもこういうお言葉はやっぱり素直に嬉しいです♡
ありがとうございます!
返信する

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