幸せのカケラ

人と違っていい。
自分らしく生きる自分を好きでいていい。
笑顔で毎日を過ごす人が増えることが、世界平和への秘訣。

組織が腐るきっかけのお話

2017-03-19 20:09:01 |  ├人間関係
こんばんは。
伊藤裕子です。


三連休はいかがお過ごしですか?
明日はお彼岸、春分の日♡

私は今日も明日も楽しくお仕事です。
来てくださるお客様の存在に、本当にただただ感謝です。



さて今日は、うわさ話で腐っていく組織のはなし。
経営者の方、講師の方、人を集めて何かをする主催者の方は必見です。





ある日のランチの帰り道。
BさんとCさんの会話です。


 Bさん「Aさんてさ~、○○だよね~」

 Cさん「そうだね~」


こういう会話、あなたのまわりにありますか?

あなたはしていますか?


実はこの会話こそが、組織を腐らせていく第一歩なのです。


この時、Cさんはひっそりと思います。


「Bさんて、こんな風に人を悪く言うんだな。

 私のことも、どこで誰に何を言われてるかわからない。

 あんまり深く関わらないようにしよう」


CさんはBさんを信用できなくなりました。


ただ、この時点で
BさんにとってのCさんは、Aさんの悪口を一緒に言っていた同志です。


  


ある時、CさんはAさんとお茶に行きました。


 Cさん「この間、BさんがAさんのことを○○だって言ってたよ」

 Aさん「え!?何それ。ひどい」


Aさんは、とても嫌な気持ちになりました。


 何か問題があるなら、直接伝えてくれればいいのに。

 陰口を叩いているなんて、最低!


Aさんは、Bさんを信用できなくなります。

そしてさらに。
実はここで、もうひとつ大きな人間関係の歪みが生じています。


みなさんは、
Cさんがどんな気持ちでAさんにその話をしたのだと思いますか?


 善意?

 ただのうわさ好きで、人の対立をおもしろがっている?

 それとも、何かしらの計算が働いているのでしょうか?


わかりませんよね。
でも理由がどうであれ、AさんはCさんに対してこう思います。


 Cさんの心の中に留めておいてくれればいいのに!
 わざわざ伝えてくるなんて、嫌な人。

 この人、口軽いんだな。
 大事な話はしないようにしよう。


AさんはCさんも信用できなくなりました。


  


その後、AさんとBさんがある会議で同席することになりました。

AさんはもうBさんのことをまったく信用していません。
同じ空気を吸うのも嫌。


 Aさん「ねぇ、私のこと○○って言ってるって聞いたんだけど。
     問題があったなら、陰で悪く言わないで直接知らせてよ」

 Bさん「……(Cさんだな…)」


ここでBさんは、同じくAさんの悪口を言っていたCさんに対して不信感を持ちます。


 自分も同意して言っていたくせに!

 告げ口なんかしちゃって最低。

 Cさんとなんてもう話さない。


こうやってAさん、Bさん、Cさんは、
お互いに誰のことも信じられなくなってしまいました。


  


お互いに信じられなくなってしまった3人。
その後のコミュニケーションはどうでしょうか?

聞くまでもなく、最低ですよね。

会話もぎこちなく、いつも心の中は疑心暗鬼と不信感。

誰にも本音が言えず、ストレスを抱えて…


組織は、こうやって内側から腐っていくのです。


しかもこれはごく一部。
実はこの会話の中にはもっと様々な要素が隠されています。





これは、職場の人間関係だけに当てはまるものではありません。
学校でも、サークルでも、ママ友関係でも、どこでも同じ。


子どもの頃、母に言われました。


「人の悪口を言っちゃダメよ。

 必ずそれは本人に伝わって、絶対に自分にも返ってくるからね」


もう、これがすべてなんです本当に。



じゃあどうしたらいいのか。
自分たちのコミュニケーションの何を変えていったらいいのか。

まずは、言わないことですよね。


悪口に限らずとも、人は

 「◯◯ちゃんがあなたのことこう言ってたよ〜」

と言われて、気持ちよくはないのです。


これについてもう少し深く学んでいく…
コミュニケーションを変化させていく…

そんな内容も、企画中の講座に組み込んでいます。


これを小学校時代から学んで、
日常に当たり前に溶かし込めるようになれば
社会はものすごく健全で健康的になっていくと思うから。


ひとまず、

 うわさ話は組織を腐らせる

覚えておいてね。




責任のもてる発言をしよう。

伊藤裕子でした♡




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2 コメント

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Unknown (大自然の法則)
2017-03-20 13:42:52
「盲亀の浮木」
人とのつながりは盲亀浮木の如く。
大海に住む盲目の亀が百年にただ一度だけ海面に浮かんでくる時に、
たまたま穴の開いた流木が浮いて、その流木の穴に首入れるという仏教の寓話があります。
言わば、めぐり合うことは非常に難しいことの例えです。

このように考えてみると、
血のつながる家族となることは、盲亀浮木のような奇跡の確率です。
生まれてくることは、両親がいます。
両親のそれぞれの両親、4人。時間軸をさかのぼっていくと、 
10代を遡ったら自分と同じ血が流れている先祖は1024人。
20代前だと100万人!!

そのうちのただのひとりでも欠けたら、自分はいま存在していないです。
「命」を次につないできたから、現在の自分の「命」があります・・・
奇跡的なことのように思えます。
先祖に手を合わせて感謝の心は常に大切にしていきたいです。
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Unknownさん (ひろ)
2017-03-21 17:48:17
素敵な仏教説話をありがとうございます。

感謝の気持ちを根底に持ちながら、人間関係を築けることが何よりですよね。
祖先も、出会ってくれた人たちも、ありがとうですね〜(*^^*)
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