風邪気味で今日は車で松川浦大橋を渡ってみました。素晴らしい景色です。波は荒く北西の風に波頭がしぶく中をウミネコが低く飛んでいます。サーファーの姿もありません。鵜ノ尾岬のトンネルを抜けると大洲海岸に白波が叩き砕けています。松川浦の静かさとは対称的です。まもなくサギ類が営巣するであろう中洲の松林が阿武隈山系と並んでいます。青空が水面に映えて美しいです。明日の早朝には北寄貝漁の磯部漁港の船団が、けたたましく焼き玉エンジンの爆音(今はVOLVOPENTA)を響かせて外洋に向かうでしょう。磯部の鶴巣野の赤水門は風当たりが強く、手がかじかんでしまうほどです。磯部漁港を望むとヒドリガモが休んでいます。ユリカモメは上手に北風を捉えて獲物を狙っています。休日のほんの一時でしたが松川浦と生き物たちの営みにほっとする思いがしました。そして帰り道の水門の土手の陽だまりにはオオイヌノフグリが早い春を告げていました。
帰去来辞 雲無心以出岫 鳥倦飛而知還 漢文を習ったのは遠い昔のことだが。
さて、 松川浦の原稿1枚がようやくできそうです。問題は40種の写真です。少しずつ撮るしかないですね。動くものを撮影するのは難しいです。飛翔するユリカモメは速くてSSをあげないと追従できません。後は連写です。