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佐渡市東京事務所ブログ

首都圏の佐渡情報/佐渡の観光・イベント情報を発信

「佐渡の魅力を発信」をテーマに、第25回産業振興フォーラムを開催!

2018年08月29日 18時28分47秒 | 佐渡市・首都圏佐渡連合会の首都圏イベント

去る8月26日(日)、アイビーホール青学会館において第25回産業振興フォーラムが開催されました。


今回のテーマは「佐渡の魅力を発信」、お二人の講師をお招きしての佐渡観光を考える講演会です。佐渡の基幹産業である観光がテーマということで、連日の酷暑の中にも関わらず、82名という多くの方にご参加いただきました。


 


第一部講演はサンフロンティア佐渡取締役の八重田かおりさん


横浜市の出身で、佐渡の金井千種に今年7月にオープンした「たびのホテル佐渡」並びに相川のホテル吾妻の支配人でもあります。


親会社はサンフロンティア不動産(社長は小木出身の堀口 智顕氏)です。


 


講演のタイトルは「佐渡の魅力を世界に発信」~佐渡再生の鍵は実はここにあった~


佐渡には縁もゆかりもなかった八重田さんが佐渡でのホテルビジネス立ち上げで関わった中で発見した魅力満載の佐渡を多くの方々に知っていただき、佐渡により多くの観光客を呼び込もうという講演でした。


 


 たびの人が感動する、佐渡の7つの魅力ということで、八重田さん自身が感動した佐渡の魅力、①絶景、②食、③酒、④芸能、⑤歴史、⑥自然、⑦体験アクティビティ、各々の具体例を数多くの写真でご紹介いただきました。


 


 佐渡の観光客増にはインバウンドの取り込みが鍵、ということで、アジアはもちろんのこと、ヨーロッパの人々をも魅了する佐渡の魅力について熱く語っていただきました。佐渡を沖縄や北海道と同じく、リゾートアイランドと位置付ける。ということで、そのためには多くの課題に取り組む必要がある、と。


 


 佐渡を世界から人気のリゾートアイランドにするには、まず、自分たちの魅力を改めて知りましょう!ということで、「たびのもん」から見た佐渡の素晴らしさを改めて認識してほしいと訴えていました。そのためには意識改革も必要で、スライドにある5つのポイントを紹介いただきました。


①    自分達の魅力を改めて知る!


②    言葉の壁を無くす!(バス、道路標識を含め)


③    世界の常識を取り入れる。(無料WiFi,クレジットカード)


④    宿泊、食事、買い物(お土産)の充実


⑤    まずは、佐渡人の意識改革(歓迎感)


NGワードは


X無理だっちゃ、出来んちゃ、ダメだっちゃ


 


 最後にサンフロンティア佐渡(株)の佐渡での観光事業のビジョンを紹介頂きました。ホテル業のみならず、旅行業、交通インフラ、観光地づくりまで幅広い分野にまで進出するということで、佐渡観光の変革の波を予感する講演となりました。


 


 第二部の講演は佐渡観光交流機構・専務理事の清永治慶さん。


「佐渡観光の課題と未来を創る」~お客様目線で佐渡島内外の力を結集し、新しい佐渡の文化の創造を~ということでお話を頂きました。


 



清永さんはこの4月に発足した佐渡観光交流機構に島外から参加された方で、佐渡とは縁もゆかりも無い方です。経歴によれば鹿児島の生まれで今年47歳、大手洋酒メーカー勤務の後、地方のスキー場や各種行楽施設などの再生等で経験豊かな方で、この度縁あって佐渡の観光経営を指揮することになったようです。


佐渡観光のV字回復を期待されての就任で、「日本一の観光地をめざし、観光地域づくりを進める」とのビジョンを持ち、その具体策を紹介頂きました。


 


 2025年には70万人観光、2030年には島外関係人口100万人を目標に掲げています。


 


 その100万人とは佐渡島外に住み、佐渡のことを思い、毎年1回は佐渡に来る。他人に薦められる顔が見える人。つまり人は誰かから薦められる事がない限り、その地域には足を向けないという現実があるからです。


 


100万人の関係人口を増やすためにやることは


①    なんでもいいから他の観光地にない日本一を探す


②    他の観光地がやっていないことを行う。


③    企業とのコラボレーションを進める。


④    行く前から帰りつくまでを考え、佐渡だけじゃないところでも満足させる。


 


皆さまにお願いしたいこと。ということで、本日の聴衆が佐渡出身の実業家が多いこともあり、


①    佐渡のことを好きになってください。


②    佐渡好きな人だけで集まってください。


③    佐渡に年間5人は誘ってください。


④    佐渡のものを買ってください。


⑤    佐渡のものをお中元やお歳暮で贈ってください。


⑥    社員旅行を行ってください。


の6つのポイントをあげられました。


 



佐渡を愛する人の力で


佐渡を日本一の観光地にと訴えました。


 


このフォーラムの開会にあたり、首都圏佐渡連合会の坂田正通会長、佐渡市産業観光部の坂田和三部長、各々連合会、佐渡市の近況報告がありました。


 


フォーラムの後の懇親会は首都圏佐渡連合会の摩尼相談役の乾杯の音頭で始まり、講演者と懇談との懇談で盛り上がりました。



 


今回の産業振興フォーラムは期せずして、島外出身者の講演となりました。外部の知見を活かし、佐渡観光の新たな方向性を具体的な推進力のある方がリードする様が伺え、非常に有意義なフォーラムとなりました。


 


このフォーラムの講演記録を作成しております。上がり次第、このブログでお知らせいたします。ご期待ください。


 


(報告:小路 徹)

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元佐渡高校・両津高校教諭の故「田中圭一先生」講演集をホームページで公開!

2018年08月23日 13時31分59秒 | 佐渡関連のアート・文化

 

 佐渡市金井出身、元佐渡高校・両津高校教諭、元筑波大学教授の故田中圭一(たなか・けいいち)先生が佐渡の「郷土史研究会」として都内で年2回約20年間にわたり講演された内容を東京佐渡三田会(佐渡出身の慶應大学同窓生)が事務局として活字にし刊行した小冊子シリーズ(全8集)を当事務所に寄贈されました。それを首都圏佐渡連合会のHPに電子データで掲載しました。佐渡の歴史を学ぼうとする人、又は故郷を離れた佐渡の人にお役に立てば幸いです。 

 田中圭一先生講演集(全8集)の演目は以下の通りです。

■ 第一集 (第一集)/・佐渡の中世ー日蓮上人配流とその周辺ー・「佐渡おけさ」と「相川音頭」・世阿弥の頃の佐渡 

■第二集/・流人 京極為兼とその周辺・能登と佐渡の間・18世紀・佐渡を動かした人々(参考)佐渡近世略年表 (参考)佐渡奉行在籍期間等一覧

■第三集/・蘭学者 柴田収蔵・千歯こき 氏江市兵衛の話・佐渡人気質はどこからきたか(参考資料)佐渡人一覧表、人物略図

■第四集/・船と佐渡文化・江戸時代の商船と流通・北一輝と明治の佐渡

■第五集/・遍照坊智専・北溟雑誌と本荘了寛・佐渡金山と鎖国

■第六集/・良寛伝記の世相・長谷川元良と竹中成憲ー幕末・明治の科学者たちー・『佐渡四民風俗』の時代

■第七集/・佐渡病院・奥平謙輔と北一輝 ・北一輝

■第八集/・佐渡の木食上人・佐渡の広恵倉 ・佐渡の金山の成立(その一)

 

各講演集は下記ホームページにてPDFでご覧いただけます。

田中圭一講演集 ~東京佐渡三田会郷土史研究会編~から

http://sado-rengokai.org/renraku_iin/renraku_tanaka.html

【田中圭一先生の略歴】

・1931年(昭和6年)佐渡市金井生まれ。

・1953年(昭和28年)新潟大学人文学部経済学科卒業、同年、県立新潟両津高校教諭、1963年(昭和38年)県立佐渡高校教諭。

・1967年(昭和42年)京都大学国内留学、のち新潟県史編纂主任。

・1987年(昭和62年)「佐渡金銀山の史的研究」(乃木書房)により国史部門で角川賞を受賞、文学博士。

・1988年(昭和63年)筑波大学教授(歴史人類系)。その後、群馬県立女子大学教授を経て退官。旺盛な研究活動のかたわら、東京三田会郷土史研究会などで実証的な講演、啓蒙活動を行う。

・1993年(平成5年)には長年の越佐史研究が評価され、新潟日報文化賞を受賞。

・佐渡の世界遺産登録運動にも積極的に取り組み、佐渡市の市民団体「佐渡を世界遺産にする会」の中心として長年活躍した。

(文責:伊豆野泰弘)

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佐渡奉行所で「鈍翁茶会2018」が開かれます。

2018年08月16日 15時33分12秒 | 佐渡島内のイベント

益田孝翁顕彰事業実行委員会からのお知らせです。


益田孝(ますだ たかし)は佐渡相川出身で旧三井物産の初代社長を務め、世界を駆け抜けた偉人の一人です。茶人としても高名で鈍翁(どんのう)と号し、、「千利休以来の大茶人」と称された人でもあります。


平成30年は益田孝の生誕170周年および明治150年という節目の年です。その益田孝の功績をたたえるため、益田孝の父、益田鷹乃助が務めていた佐渡奉行所において佐渡鈍翁茶会を開催されるということです。


「鈍翁」生誕の地である相川での茶会開催をきっかけに、皆様に郷土の偉人のひとリである益田孝の人柄と功績に触れていただければ、というご案内です。


■日時:平成30年10月20日(土)、21日(日)


■場所:佐渡奉行所


■募集人数:各日150名


■茶券:5,000円



詳しくは以下のご案内、または益田孝翁顕彰実行委員会事務局


電話・FAX 0259-52-2447へお問い合わせください。



「佐渡鈍翁茶会2018」の特別ツアー」の募集要項は以下のとおりです。


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第25回産業振興フォーラム「佐渡の魅力を発信する!」を開催します。

2018年08月10日 16時54分25秒 | 佐渡市・首都圏佐渡連合会の首都圏イベント

 


 第25回産業振興フォーラム「佐渡の魅力を発信する!」を開以下の要領で開催します。奮ってご参加くださいますようご案内もうしあげます。


 


日時:2018年8月26日(日)  14:00 - 17:15


会場:東京・青山「アイビーホール青学会館」(グローリー館3階「ナルド」)


   住所:東京都渋谷区渋谷4丁目4-25 電話03-3409-8181


最寄り駅:地下鉄表参道駅[B1出口]から徒歩約4分


主催:首都圏佐渡連合会、佐渡市東京事務所


 


■第一部講演(14:15~15:45)


   講師:サンフロンティア佐渡取締役兼『ホテル吾妻』及び『たびのホテル佐渡』支配人 八重田かおり氏


   演題:「佐渡の魅力を世界に発信」~佐渡再生の鍵は実はここにあった~佐渡の人には見えない、たび人から見た本当の佐渡魅力を語る。


   概要:佐渡の雄大な自然、美味食材ばかりが揃う食、歴史と伝統に芸能が生み出す深みのある文化、四季の豊かな変化が楽しめる島の気候。バタフライアイランドとして西欧からも注目される佐渡。魅惑の佐渡島を世界に発信していきます。


 


■第二部講演(16:10~17:00)


   講師:佐渡観光交流機構 専務理事 清永治慶 氏


   演題:「佐渡観光の課題と未来を創る」~お客様目線で佐渡島内外の力を結集し、新しい佐渡の文化の創造を~


   概要:過去と現在の佐渡観光の現状のご紹介と、未来の佐渡観光をどうするべきか、佐渡島内島外に関係する方々の観光への意識をどやって高めていくか、お客様の情報をしっかりつかみ、佐渡の地域の事業者に儲けてもらう仕組みを佐渡観光交流機構としてどうやって作り上げていくべきか、佐渡観光の未来について皆様と考えたいと思います。


■第三部 懇親会(17:30~19:30)


      アイビーホール青学会館 グローリー館3階「アロン」


       参加費:講演会:無料


       懇親会:5,000円(受付で支払い)


■申し込み締切:8月19日(日)


■問合せ、申込み:佐渡市東京事務所 電話03-5414-2651


       E-mail : sadocity@cup.ocn.ne.jp


■申し込みの際:お名前、住所、電話番号、所属先名、懇親会への


     出欠をお知らせください。

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第11回文化講演会「佐渡四方山(よもやま)話」が開催されました。

2018年08月09日 15時31分54秒 | 佐渡市・首都圏佐渡連合会の首都圏イベント

 去る8月4日(土)、アイビーホール青学会館に於いて、第11回文化講演会が開かれました。


今回の講演会では、佐渡市両津夷在住の郷土史研究家の渡辺和弘先生に『佐渡四方山(よもやま)話』と題して、「現代につながる佐渡人脈」について講話を行っていただきました。


 参加募集定員80名を上回る110名の方々にお越しいただきました。関係者の方々、またお越しくださった皆様に、心より御礼申し上げます。


 


渡辺和弘先生と講演会場の様子です。


講演に先立ち、開会のご挨拶をいただきました。


 


首都圏佐渡連合会 坂田正通会長ご挨拶      



佐渡市 伊藤光副市長ご挨拶


 


講 演「佐渡よもやま話―現代につながる佐渡人脈―」


身振り手振りで講演する渡辺和弘先生


 


(講話その1)


皇太子殿下と雅子妃殿下を引き合わせた中川融(とおる)国連大使・駐ソ大使と佐渡とのつながりは、父が佐渡市畑野町出身であったということ。


 後年、中川氏は浩宮皇太子殿下の御妃候補に雅子さんの名前を挙げ、スペイン王女歓迎パーティで二人を紹介しました。


 


(講話その2)


安倍首相を支える葛西敬之(かさい よしゆき)JR東海取締役名誉会長と佐渡とのつながりは、曾祖父、父が佐渡市羽茂町の葛西家の人であったということ。


葛西敬之氏は、戦時中に父の故郷(佐渡市羽茂町)に疎開、中学~東大時代には羽茂町を頻繁に訪れていました。



 (講話その3)


小説「失楽園」などで高名な作家の渡辺淳一氏と佐渡とのつながりは、祖母が佐渡市小木町の人だということ。


 佐渡市小木町出身の祖母イセが北海道歌志内に移住、呉服商他で成功。三女みどり(淳一の母)は何度か小木町に足を運んだということです。渡辺淳一は医師から作家に転身。華麗な現代ロマンを描く作家として文壇の第一線で活躍、1970年『光と影』で直木賞受賞。80年に『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞、菊池寛賞を受賞しました。


  


 こうした数々の『佐渡よもやま話』に、聴講者は『え~、そうだったの~。知って良かった!』とか、『こうした話は噂話として聞いたことがあるが、広く深く調べた事実に裏打ちされた講話で、確信を持てた!」と言った感想をいただく等、佐渡のことをもっと知りたいと思う首都圏在住の佐渡出身の方々に郷土への理解や愛着・誇りを育む文化講演会となりました。


 


佐渡市からのお知らせ    


佐渡市役所 山本雅明産業観光部・副部長


第11回文化講演会での講演に続き、『佐渡市からのおしらせ』として佐渡の活性化のために、「ふるさと納税」にて佐渡を応援・貢献したいと考える方々に役立つ「返礼品」について佐渡市役所の山本雅明産業観光部・副部長より紹介していただきました。 


 


 


 (報告:伊豆野 泰弘)

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