初夏の陽射しが眩しい5月11日(日)に約50人の方が東京・上野の『新潟県人会館』に集い、第23回首都圏佐渡連合会の総会並びに懇親会が開催され、大盛会で終える事が出来ました。
昨年の佐渡金山の『世界遺産』登録後初めての、総会・懇親会の開催で、ご参加の皆様にとっても感慨深い一日となりました。
佐渡市からは昨年就任された鬼澤佳弘副市長と今年就任された門田靖地域振興部部長にご来賓として出席頂きました。
総会・懇親会は三部構成で、まず第一部総会は、司会の小路徹事務局長の開会宣言で始まり、新任の池登志邦首都圏佐渡連合会会長が挨拶をされました。


ご来賓紹介の後、総会の議事に入り、池会長を議長に選出、議案の報告・説明を行って参りました。

第一号議案については、小路徹事務局長より『組織再編と役員異動』の発表があり、昨年秋に解散した『佐渡を世界遺産にする首都圏の会』は新設の『世界遺産支援委員会』に引き継がれ、旧総務委員会の役割を併せ持つ新たな組織として、引き続き世界遺産の発展を支える組織となりました。委員長には石塚豊氏が決定しました。
また、『広報部会』が新設され、信田庸二氏(赤泊会会長)が就任、佐渡関連の情報を積極的に発信し、佐渡の文化・観光振興、交流人口の拡大のために、各種の活動のPRサポートをする事となりました。新体制並びに人事異動については、全会一致で承認されました。
第二号議案は「2024年度の活動報告」と「2025年度の活動計画」を小路事務局長が各部会・委員会を代表して発表。特に今年度の各部会・委員会のイベントの考え方やスケジュール等の予定が報告・説明され。参加への呼びかけが行われました。
第三号議案「2024年度の会計報告並びに会計監査報告」においては、高野一久会計担当より報告があり、田中大輔監査役の会計監査報告があり無事承認されました。
引き続き「2025年度の収支計画」の発表も行われ、全て承認されました。
第二部の『講演会』は、来賓の鬼澤副市長より『佐渡市の課題と今後について』という演題で、佐渡市の現状と課題、そして今後の取り組みについての施策を、約1時間にわたり講演して頂きました。

今まで佐渡に住んだ事も訪れたこともない鬼澤副市長にとって、佐渡に来て初めて知ったこと経験した事は、全て新鮮なものであり、その新鮮な驚きが現在の職務に活かされていると感じる内容でした。
少子高齢化が進む佐渡島において、医療、ゴミ処理、上下水道、消防の問題に真正面から取り組み、新たに若手中心の職員メンバーで『行政改革チーム』を結成して、現状の問題に取り組んでいる事が紹介されました。
課題は数多くありますが、意見と知恵を出し合い佐渡の未来に向かって、首都圏も佐渡市も一致団結して行く方向しかないと感じました。
第三部、いよいよ皆さんが待ちかねた懇親会の始まりです。
新任の宇佐美会長代行の開会宣言のあと、門田地域振興部部長の挨拶と乾杯の音頭で懇親会が始まりました。


各テーブルでは、名刺交換と意見交換が活発に行われておりました。佐渡の酒を飲み交わしながら、しばし歓談。飲食の終盤に『若波会』による佐渡民謡がスタート。『両津甚句』に始まり、金銀山がある街、相川の『相川音頭』、そして、最後に佐渡民謡の代表である『佐渡おけさ』を見事に披露してくださいました。 今回は、若手の方がメンバーとして初めて参加しており、見事な演奏と歌声を披露しておりました。

披露後には、藤下幸伸若波会会長より、簡単な挨拶がありました。

宴たけなわではありましたが、名残り惜しくも、祝憲史顧問の中締めの挨拶と一本締めで大盛会の懇親会が閉会となりました。
時間のある方を中心に会場の片付けを行いましたが、どの参加者の顔にも、元気な笑顔が絶えまなく、その後の流れでもう一軒行く方もいられたようです。
また、来年の開催を楽しみにと帰宅の途につかれておりました。
来賓の鬼澤副市長、門田部長。そして参加された皆様、役員のみなさま大変にお疲れ様でした、また、大変にありがとうございました。
みなさんぜひ、来年もまた元気に集い会いましょう!(報告:N.W. 写真:H.M。)