「産業振興フォーラム」は首都圏佐渡連合会と首都圏佐渡経済人懇談会が主催し、首都圏並びに佐渡の経済人の交流、佐渡の産業活性化を目的とした講演会である。年２回（夏・冬）の開催で、夏は佐渡島内で活躍される方を講師にお招きしている。
先般９月２日（日）に開催されたフォーラムでは、㈱広瀬組の廣瀬俊三社長、また旧両津市地区の村山由貴男社長の講演が行われた。厳しい残暑にもかかわらず８３名という多くの方々にご参加いただき、大盛況であった。
廣瀬社長は土木・建設業界の現状とお仕事の内容を紹介頂くと同時に、各社の様々な新規事業への取組みを紹介していただいた。また、水津地区で実施中の「佐渡キッチン」プロジェクトや、金井のかつての「植田旅館」活用や「ふるさと見張り番」など、新たな取り組みをご紹介頂いた。
次にアイマーク環境㈱の村山社長からは、「佐渡島油田化プロジェクト」というタイトルで使用済み天ぷら油をリサイクルしたバイオディーゼル燃料の概要を紹介頂いた。このエコ燃料は今年、石名・天然杉へのシャトルバスの燃料として採用され、「環境の島」のＰＲに役立っている。課題が多い中で、更なる発展に向けて模索中ということであった。
元気の良い佐渡の若手経営者のお話しに質疑応答も活発で、佐渡への期待を抱かせた大変意義深いフォーラムであった。
