佐渡市東京事務所ブログ

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新しい「北一輝像」を語る 作家中川芳郎氏を招き講演会開催

2011年08月25日 15時56分20秒 | アート・文化

 首都圏佐渡連合会では、去る6月18日午後3時から、作家中川芳郎氏(旧畑野町出身、佐渡高校卒、東大文学部卒、1972年芥川賞候補)を講師に招き、第4回文化講演会を開催。会場の新潟館・ネスパスには佐渡島外の方も含め、予定数を超える93名が参加。演題は「新しい北一輝像・・・国賊ではなっかった・・・」で、講演概要は以下のよおり。①現在「佐渡郷土文化」(山本修巳氏主宰)に「悪霊・北一輝異聞」を連載中で、近々単行本を出版予定 ②北一輝の人物像(生い立ち、交友関係、日常生活、錬金術、借金の天才等) ③講師が北一輝と関わりを持つようになった動機(孫文との関わり、辛亥革命、「国体論及び純正社会主義」の執筆、山本修之助氏の記述、島ナショナリズムから北一輝のことは佐渡の者にまかせてもらおうと取りかかり現在に至っていること等) ④北一輝の思想(ファシストではない、右翼ではない、左翼でもない。斬新な思想家、革命家) ⑤もし、北一輝の思想革命が成功していたならば、太平洋戦争は起きなかったかもしれないし、320万人の尊い命は犠牲にならなくて済んだかもしれない ⑥日本の近代政治史に名を残した郷土の英雄の一人である北一輝は決して国賊ではなかった、と結んだ。講演会は、参加者に昭和の激動期佐渡が生んだ大思想家北一輝の素顔の一部を垣間見ることができたことに深い感動を与えて予定時間過ぎの5時15分過ぎに終了した。講演会後の懇親会には、64名が参加。講師を囲み、北一輝論や故郷談義の輪が広まり思い思いに交流を深めた。

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