ツルピカ田中定幸先生

教育・作文教育・綴り方教育について。
神奈川県作文の会
綴方理論研究会
国分一太郎「教育」と「文学」研究会

「おはなし」をさせる

2011-05-24 23:31:31 | Weblog
 
一年生の教室



  せんせい
  この みじかい ずぼんと
  ぶらうす
  きのう よる もらったの。
  (だれに もらったの)
  おじさんと おばさんに もらたの。(りの)
 
 子どもの話すことばをひろったり、あつめたりする。また、教師は「聞きたがりや」になって、子どもの話しに耳をかたむける。
 そして、きのうあったことを話させる。学校であったことで心に残ったことを話させる。朝の会で、国語の授業で、あるいは生活科の中で。また、帰りの会でも話させる。

  きょう
  たいいく あったでしょ。
  のぼりぼう
  はじめて のぼれたから
  うれしかったの。
  いい きもちだったの。
  まわりを みたら、
  きれいだったの。
        (さとる)

 「おはなし」とこれを呼ぶことにする。
 これも、身のまわりのものごとへのかかわりを深め、感じやすい心を意識的に育てる仕事である。
 そのクラスの子どもたちにとって、ここでも発見したり、おどろいたり、おもしろかったり、夢中になってやったりしたことなどを話させる。
 草花のこと、虫や生き物とのかかわり。友達とのこと、先生のこと。父母のことなど、話題をひろげていく。
 生活への興味・関心と感動する心。そして、作文の題材への広がり・多面化を考えながら。「おはなし」をクラスの子ども達とともに、うなずきながら聞いていく。


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