一年生の教室
せんせい
この みじかい ずぼんと
ぶらうす
きのう よる もらったの。
(だれに もらったの)
おじさんと おばさんに もらたの。(りの)
子どもの話すことばをひろったり、あつめたりする。また、教師は「聞きたがりや」になって、子どもの話しに耳をかたむける。
そして、きのうあったことを話させる。学校であったことで心に残ったことを話させる。朝の会で、国語の授業で、あるいは生活科の中で。また、帰りの会でも話させる。
きょう
たいいく あったでしょ。
のぼりぼう
はじめて のぼれたから
うれしかったの。
いい きもちだったの。
まわりを みたら、
きれいだったの。
(さとる)
「おはなし」とこれを呼ぶことにする。
これも、身のまわりのものごとへのかかわりを深め、感じやすい心を意識的に育てる仕事である。
そのクラスの子どもたちにとって、ここでも発見したり、おどろいたり、おもしろかったり、夢中になってやったりしたことなどを話させる。
草花のこと、虫や生き物とのかかわり。友達とのこと、先生のこと。父母のことなど、話題をひろげていく。
生活への興味・関心と感動する心。そして、作文の題材への広がり・多面化を考えながら。「おはなし」をクラスの子ども達とともに、うなずきながら聞いていく。