口伝『国分一太郎の生活綴方と昭和国語教育史』
ー東京学芸大学特別講義と私の覚書ー(北の風出版)
発刊のご挨拶
拝啓
日に日に、木々のみどりの濃さが増してくる感じがします。間もなく、逗子の浜辺もにぎわう季節を迎えます。皆様におかれましては、お変わりなくお過ごしのことと存じます。
さて、このたび北の風出版より、口伝『国分一太郎の生活綴方と昭和国語教育史―東京学芸大学特別講と私の覚書―』を刊行いたしました。
ご承知のように、国分一太郎は、1984年5月から7月にかけて7回、「生活綴方と昭和国語教育史」と題して東京学芸大学で特別講義をしています。その講義がビデオに残されていたのです。
これは貴重なものだと思い、生活綴方の歴史を学ぶつもりでテープをもとに「再生」をはじめました。
亡くなる一年前に熱く語った「生活綴方と昭和国語教育史」は、歴史的な事実だけではなく、国分自身の体験もふくめて語った「人間・国分一太郎の昭和史」でもあることに気づきました。そして「文字に固着」させる過程で調べたことや、忘れてはならないことをメモし、書き留めておくようにしました。
なかなか、再生することは、時間もかかる作業でした。けれども、「知る」ことの喜びもありました。そして、ビデオを繰り返し鑑賞しすればするほど、この講義は、私も受講したかったし、たくさんの方々も受けたかったのではないかと思えてきました。
そこで、今回、第一部として、国分一太郎の講義の再現を。第二部は、知ったこと、忘れてはならないことを、私の覚書「知らなかった昭和初期の時代」として記し、一冊の本としてまとめました。
「私の覚書」の部分では、生活綴方の実践者としての考えも付け加えましたが、引用も多く、研究不足等のご指摘の箇所が多くあると思いますが、忘れてはならないこととしてともかく記録に残こすことを考えました。
「赤ペン」をいれながらお読みいただき、お気づきのことがございましたら、ご教示いただきたくお願い申し上げます。
A4版
376頁
本体価格 5000円
末筆になりますが、暑い季節に向かいます。どうぞお身体に気をつけてお過ごしください。
敬具
2023,6,8
田中 定幸
〒249-0007 神奈川県逗子市新宿3-2-45
℡ Fax 046-873-4339
携帯 090-9811-3888
メール sadayuki@mrh.biglobe.ne.jp
ー東京学芸大学特別講義と私の覚書ー(北の風出版)
発刊のご挨拶
拝啓
日に日に、木々のみどりの濃さが増してくる感じがします。間もなく、逗子の浜辺もにぎわう季節を迎えます。皆様におかれましては、お変わりなくお過ごしのことと存じます。
さて、このたび北の風出版より、口伝『国分一太郎の生活綴方と昭和国語教育史―東京学芸大学特別講と私の覚書―』を刊行いたしました。
ご承知のように、国分一太郎は、1984年5月から7月にかけて7回、「生活綴方と昭和国語教育史」と題して東京学芸大学で特別講義をしています。その講義がビデオに残されていたのです。
これは貴重なものだと思い、生活綴方の歴史を学ぶつもりでテープをもとに「再生」をはじめました。
亡くなる一年前に熱く語った「生活綴方と昭和国語教育史」は、歴史的な事実だけではなく、国分自身の体験もふくめて語った「人間・国分一太郎の昭和史」でもあることに気づきました。そして「文字に固着」させる過程で調べたことや、忘れてはならないことをメモし、書き留めておくようにしました。
なかなか、再生することは、時間もかかる作業でした。けれども、「知る」ことの喜びもありました。そして、ビデオを繰り返し鑑賞しすればするほど、この講義は、私も受講したかったし、たくさんの方々も受けたかったのではないかと思えてきました。
そこで、今回、第一部として、国分一太郎の講義の再現を。第二部は、知ったこと、忘れてはならないことを、私の覚書「知らなかった昭和初期の時代」として記し、一冊の本としてまとめました。
「私の覚書」の部分では、生活綴方の実践者としての考えも付け加えましたが、引用も多く、研究不足等のご指摘の箇所が多くあると思いますが、忘れてはならないこととしてともかく記録に残こすことを考えました。
「赤ペン」をいれながらお読みいただき、お気づきのことがございましたら、ご教示いただきたくお願い申し上げます。
A4版
376頁
本体価格 5000円
末筆になりますが、暑い季節に向かいます。どうぞお身体に気をつけてお過ごしください。
敬具
2023,6,8
田中 定幸
〒249-0007 神奈川県逗子市新宿3-2-45
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