スタイルのいい女性が多いことで注目されるタイ。
しかし、いまタイでは肥満が重大な問題になっている。
世界保健機関(WHO)の調査によると、
タイ人の肥満度はアジア太平洋地域でワーストの5位にランクイン。
とくに首都バンコクで運動不足による肥満が増加し、その数は推定1000万人。
バンコクの全人口は6500万人だから、市民の6.5人に1人は肥満体ということになる。
派遣前訓練を受けているときに、タイについて勉強する時間があったが、
タイ人の病気死亡理由は、ガン・脳卒中、心臓病、という三大成人病が主で、
日本とかわらない。
途上国の人々の死亡理由は、日本に住む私たちにとっては体験しえないことが多い。
しかし、タイではマラリアや破傷風、飢えや戦闘の犠牲が死亡理由ではなく、
乳幼児の死亡率の高さも目立つというわけでもない。
ほかの東南アジア途上国と比較しても、すでにタイは途上国とは言えず先進国並みの現状だ。
大人だけでなく、子どもの肥満も増えている。
スナック菓子の食べ過ぎに要因があると、テレビなどでの宣伝を規制する動きもある。
甘いものが多く、その甘さがとんでもなく甘いタイ。
それでも、これまでタイ人があまり太らなかったのは、
彼らの食事回数が一日に三度と決まっておらず、
一回の食事量を少なく、そして何度もとっていたからだろう。
しかし、こうした習慣もオフィス勤務では難しい。
また、かつて田舎の農村部で自給自足をしていたころは菜食が多く、
鳥や豚を飼っていても食べることなどめったになかっただろうが、
今のタイでは朝から屋台に立ち寄り、
肉とカオニャオ(もちごめ)を通勤前に買っていくのが普通の光景だ。
都会に行けばいくほどエンゲル係数は高く、肥満になるのもうなずける。
肥満は深刻になる一方。
そこでバンコクを中心に猛烈なフィットネスブームが始まった。
月々の会費は数千バーツという高級クラブが次々とオープンし、どのクラブも大混雑。
それだけ肥満や健康が気になる人が増えたということ。
そんなクラブに通えない人のために、特設ステージや公園で、
無料のエアロビ教室が開かれている。
コンケンはバンコクに比べ、地方であるため少しは肥満率も低いだろうが、
人々の健康への関心度は高い。
私のアパート近くでも毎日夕方に聞こえる
リズミカルな音楽と元気なエアロビインストラクターの声。
タイ人はスタイルがよく、骨格が華奢だ。
どうやらそれは遺伝だと思える。
だけど、食生活と生活習慣の変化でタイ人の体も急激に変化している。
あまーい あまーいタイのヨーグルトや飲み物も脂肪0%と売り文句にするものが増えている。
もはや途上国ではなく、中心国と言われるタイ。
タイのめまぐるしい発展とともに、肥満問題はこのさきどうなるのか。
【タイニュース】
タイ保健省が9月2―8日にかけ35歳以上のタイ人2072万人の血圧を無料で測定したところ、
全体の11.4%、237万人が高血圧(収縮期血圧140以上または拡張期血圧90以上)と診断された。
高血圧の人の割合が最も高かったのはバンコクで27%、次いで北部チェンマイ25%、中部アユタヤ22%、
中部サムットソンクラーム、ナコンサワンが各20%。
また、体重測定を実施した556万人のうち、「肥満」「高度肥満」とされたのは27%で、男性24%、女性29%だった。(newsclip.be)
しかし、いまタイでは肥満が重大な問題になっている。
世界保健機関(WHO)の調査によると、
タイ人の肥満度はアジア太平洋地域でワーストの5位にランクイン。
とくに首都バンコクで運動不足による肥満が増加し、その数は推定1000万人。
バンコクの全人口は6500万人だから、市民の6.5人に1人は肥満体ということになる。
派遣前訓練を受けているときに、タイについて勉強する時間があったが、
タイ人の病気死亡理由は、ガン・脳卒中、心臓病、という三大成人病が主で、
日本とかわらない。
途上国の人々の死亡理由は、日本に住む私たちにとっては体験しえないことが多い。
しかし、タイではマラリアや破傷風、飢えや戦闘の犠牲が死亡理由ではなく、
乳幼児の死亡率の高さも目立つというわけでもない。
ほかの東南アジア途上国と比較しても、すでにタイは途上国とは言えず先進国並みの現状だ。
大人だけでなく、子どもの肥満も増えている。
スナック菓子の食べ過ぎに要因があると、テレビなどでの宣伝を規制する動きもある。
甘いものが多く、その甘さがとんでもなく甘いタイ。
それでも、これまでタイ人があまり太らなかったのは、
彼らの食事回数が一日に三度と決まっておらず、
一回の食事量を少なく、そして何度もとっていたからだろう。
しかし、こうした習慣もオフィス勤務では難しい。
また、かつて田舎の農村部で自給自足をしていたころは菜食が多く、
鳥や豚を飼っていても食べることなどめったになかっただろうが、
今のタイでは朝から屋台に立ち寄り、
肉とカオニャオ(もちごめ)を通勤前に買っていくのが普通の光景だ。
都会に行けばいくほどエンゲル係数は高く、肥満になるのもうなずける。
肥満は深刻になる一方。
そこでバンコクを中心に猛烈なフィットネスブームが始まった。
月々の会費は数千バーツという高級クラブが次々とオープンし、どのクラブも大混雑。
それだけ肥満や健康が気になる人が増えたということ。
そんなクラブに通えない人のために、特設ステージや公園で、
無料のエアロビ教室が開かれている。
コンケンはバンコクに比べ、地方であるため少しは肥満率も低いだろうが、
人々の健康への関心度は高い。
私のアパート近くでも毎日夕方に聞こえる
リズミカルな音楽と元気なエアロビインストラクターの声。
タイ人はスタイルがよく、骨格が華奢だ。
どうやらそれは遺伝だと思える。
だけど、食生活と生活習慣の変化でタイ人の体も急激に変化している。
あまーい あまーいタイのヨーグルトや飲み物も脂肪0%と売り文句にするものが増えている。
もはや途上国ではなく、中心国と言われるタイ。
タイのめまぐるしい発展とともに、肥満問題はこのさきどうなるのか。
【タイニュース】
タイ保健省が9月2―8日にかけ35歳以上のタイ人2072万人の血圧を無料で測定したところ、
全体の11.4%、237万人が高血圧(収縮期血圧140以上または拡張期血圧90以上)と診断された。
高血圧の人の割合が最も高かったのはバンコクで27%、次いで北部チェンマイ25%、中部アユタヤ22%、
中部サムットソンクラーム、ナコンサワンが各20%。
また、体重測定を実施した556万人のうち、「肥満」「高度肥満」とされたのは27%で、男性24%、女性29%だった。(newsclip.be)