庶民感覚

へそ曲がりの庶民が見た世相

世界終末時計

2007-01-19 06:58:14 | Weblog
世界終末時計が2分進み、世界の終末まであと5分となった。これは核戦争の危機を警告するため地球滅亡までの残り時間を象徴的に示したものである。
2分進んだ原因として、北朝鮮とイランの核兵器開発問題の深刻さを受けたものであるという。
北朝鮮、イラクに速やかに核開発を止めるよう世界の世論喚起が必要である。いまもNPTの上での核保有国は「アメリカ」「ロシア」「イギリス」「フランス」「中国」の5ヶ国、核保有宣言をしているのが「インド」「パキスタン」であり。最近では「北朝鮮」も・・・である。
しかし、核兵器保有国のアメリカや中国・ロシアが北朝鮮に対して、核兵器の開発は止めなさい!!というのもおかしな話ではないだろうか?
世界に向かって「全面的核兵器廃止」を訴える資格のあるのは、日本だけではないだろうか。
世界終末時計を逆回転させるのは日本の役割であると思う。

優良企業

2007-01-19 06:19:25 | Weblog
私の訪問する中堅企業の社長室の壁に『人財』という大きな額が飾ってある。社長曰く「従業員はただの人材ではなく、会社の財産である」ということらしい、その社長に対して「立派な考え方ですね」と言うと社長は「貴方に褒められると気持ちが悪い、今度、来るときは事前に教えてくれ、額縁を隠すから」と謙遜している。
その社長が「経営者は孤独ですよ、自分の会社の情報も入りにくいし、相談相手も少ないし、頼りになるのは組合の委員長だけ」とのこと。
社長の発言を要約すると、経営幹部は都合の良い情報だけ社長に報告するが悪い情報は隠す。一方、労働組合の委員長はズケズケと会社の批判をするが、その中に貴重な情報が入っているようである。
私も労働組合の委員長と懇意にさせていただいているが、10数年前、倒産寸前だった時、社長から10~20%のリストラを提案され、委員長は「解雇は一人たりとも認めない、ただし、賃金の20%程度のカットをすることを逆提案する。組合員に対しては、責任を持って説明する」と発言したらしい。
社長は役員報酬の50%カット、従業員賃金の10%カットを実施し、3年ほどで会社を立て直した。立て直し時点で賃金を元の水準に戻そうとすると、組合委員長は「設備投資が疎かになっている、賃金はいま少し我慢するから設備投資を先に実施すべき」と提案したらしい。いま、社長は、信用できるのは組合だけ!と公言している。ただし、現在の賃金水準は近隣の企業に比べ相当高いレベルで支給されていることを追記しておく。

結論:優秀な経営者の下には、優秀な人材(財)が集まる。無能の経営者の下には優秀な人材は(財)は集まらない。

自民党・党大会

2007-01-18 09:19:16 | Weblog
自民党・党大会が17日行なわれ、大会の中で安部総裁(安部総理)は、憲法改正を夏の参議院選挙の争点に据える考え方を示した。安部総裁は「正攻法で臨む」とのこと・・・
私も憲法改正には賛成であるが、その改正が今なの??との疑問がある。
いま、政府がやらなければならないことは「格差是正」や「少子化問題」である。しかし、これを争点にすると「自民党」には政策そのものが無い。仮に格差是正や少子化問題に真剣に取り組んだ場合、経団連との関係に亀裂が入る恐れがある。
憲法問題を選挙の争点にすることにより、まとまりのない「民主党」にクサビを入れることになるのだが・・・
大会終了後、加藤元幹事長は「憲法改正のお題目で戦うよりも、年金、医療、介護、教育など生活に密着した政策で戦わないと、自民党は参院選で敗北する」との指摘。正論とは思うのだが・・・・
そこで自民党に参院選勝利の秘策を伝授する。参院選比例区には、女性タレントを立候補させたらいかがですか?名簿順位1位「ほしの あき」2位「中川 翔子」3位「小島可奈子」4位「川嶋じゅん」5位「若槻 千夏」等々(これは人気ランキングから)、衆院選の「佐藤ゆかり」氏や「片山さつき」氏と同じように政策は期待できないが・・・・
可愛さでは小泉チルドレンより数段上だから・・・でも選挙権もない人がいるのかな
ほしの あきさんが選挙戦で「自民党に入れてほし~の」と言ったら楽しいな・・・

春闘に於ける労使の主張

2007-01-18 06:03:38 | Weblog
私の机の上に2冊の本がある。昨日、この2冊を読ませて頂いた。1冊は日本経団連発行の「経営労働政策委員会報告(経労委報告)」であり、1冊は日本労働組合総連合会(連合)発行の『連合白書』である。どちらも、今年の春闘に対する考え方を示したものである。
2冊の見た目だけで判断するなら、A4版カラー刷の連合の勝ち!・・(冗談)
内容が重要である。連合白書は各種データを基にグラフなどを駆使し、理解しやすく労働組合の考え方や方針を示している。しかし、内容が今年の春闘で解決できないものばかりである。連合の考え方には理解できるが、第一段階で何をするのか?第二段階で何をするのか?段階的方針を示さなければ「絵に描いた餅」となる可能性がある。仮に連合の会長を安部総理が兼任したとしても無理だろう・・・(ありえないが・・)
一方、経団連の経労委報告は、字も大きく、読みやすいが内容が稚拙で何を言いたいのか?解からない。小学生の研究発表の作文の方が高度である。本当に委員会メンバーの考え方なのか?経団連の皆さん、私に1~2ヶ月の時間をいただけるなら、もう少しまともな報告書を書きますよ!原稿料は格安で・・・

自民党の政権への執念

2007-01-17 12:26:21 | Weblog
自民党の森元総理は、む16日に講演で「参議院選挙で与党が過半数割れしても衆議院の議席は圧倒的にあるから、安部総理の退陣はない」と主張している。
自民党・公明党でつくる与党が過半数割れした場合についても「国民新党がどの程度、議席を取るか?がポイント。夏の政局は国民新党の綿貫代表だ」とも語った。
自民党の政権への執念はすさまじいと思う。自民党は社会党(現、社民党)と連立を組み、村山総理が誕生し、その後、公明党と連立を組み、さらには、今年の夏の参議院選挙で負けた場合は、国民新党とも連携・連立したいと考える自民党には「呆れた」というよりも執念を感じる。
仮に国民新党も議席を取れなくなった場合は、自民党のなりふりかまわない人たちは「日本共産党」とも連立を組むのでは・・・・
あらためて自民党の執念を感ずるとともに「民主党」も自民党の「爪の垢」を煎じて飲んで欲しい・・・・・

法案提出見送り

2007-01-17 08:56:07 | Weblog
安部総理は16日、25日から始まる通常国会への「ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)」法案の提出を断念した・・・・マスコミでは「残業代ゼロ法案」といっているが、私流に解釈すれば「過労死促進法」となるが・・・
法案提出断念の理由として「現段階で国民の理解が得られているとは思えない」とのこと。安部総理に聞きたい!国民の理解を得てから法案を通過させたことがありますか?年金法案にしても、郵政民営化法案につして、道路公団民営化法案にしても・・・・すべて与党の「数」の力で通過させたのではありませんか?
WE、年金、郵政、道路公団等々すべてアメリカや財界の要望で作った法案ではありませんか?
サラリーマンの皆さん安心しないで下さい。7月の参議院選挙が終わり、臨時国会でWE法案が提出されますよ!なぜか?選挙目的に先延ばししただけだから・・・廃案にしたら自民党の飼い主である経団連(御手洗キヤノン会長)からエサ(政治献金)を与えてもらえませんから・・・
追伸:アメリカ大使館のホームページをご覧下さい。アメリカ合衆国の要望事項=自民党の政策ですから・・・同じ事が経団連のホームページからも・・・・

北朝鮮と山崎拓議員

2007-01-17 06:12:45 | Weblog
YKK(山崎、加藤、小泉)といわれた仲良し3人組、一番能力のないと思われた小泉純一郎氏が総理大臣になり、政策通といわれた山崎氏、加藤氏はもう政界では過去の人といわれている。
しかし、逆転満塁ホームランを狙ったのか山崎拓氏は「北朝鮮」を電撃?訪問した。
[圧力路線]の安部内閣に対して、山崎氏は「対話路線」・・・自民党内での対立の構図である。私自身、山崎氏の北朝鮮訪問に対して批判的ではあるが0.001%程度は期待していた。
しかし、結果は無残であった。(山崎氏は成果があったと強調したが・・・)
余談だが、山崎氏の北朝鮮訪問に関しては、○○拓といわれる方、北朝鮮には「喜び組」といわれる美女がたくさん?心配であったが、そちらの成果は????
マジメに:拉致問題を解決するには「政党も、政府も、国民の一致した意見で北朝鮮に立ち向かう必要があると思う。

諮問会議

2007-01-17 05:04:40 | Weblog
小泉内閣時代、閣僚や自民党役員は、当時の武部幹事長を代表に総てがイエスマンであった。当時の武部幹事長は自身を「偉大なるイエスマン」と称していた。
同じことが、安部内閣でもある。安部内閣は内閣樹立に貢献した人たちを内閣の閣僚に据え「論功表彰」内閣、または気のあった人たちだけで作った「お友達」内閣と言われている。
同じようなことが「諮問会議」でも行われている。内閣あるいは自民党に都合の良い人たちだけで構成されているのが経済財政諮問会議である。
民間議員では、経団連会長・キヤノン会長である「御手洗富士夫」氏、国際基督教大学教授「八代尚宏」氏、東大大学院教授「伊藤隆敏」氏、伊藤忠商事会長「丹羽宇一郎」氏である。
御手洗氏については経団連の会長でありながら自社「キヤノン」の事だけを考えているような人物であり、とても日本を代表しているとは思えない。
また、八代氏については、元官僚(経済企画庁出身)であり、オリックス宮内会長の片腕と言われる人物である。宮内氏も御手洗氏同様、オリックスの為に日本を食い物にした人物と言えよう・・・・
諮問会議には少なくとも「消費者代表」あるいは「労働組合代表」を民間議員にすべきであり、政府・財界の都合の良い議員では日本は沈没してしまうのではないだろうか?

経団連「希望の国・日本」

2007-01-16 13:33:02 | Weblog
経団連の「希望の国、日本」を勉強させていただいた。大変面白く拝見させて頂いた。漫才や落語の台本、あるいは「綾小路きみまろ」の本よりも面白い。昨日、経団連・御手洗会長と連合・高木会長とのトップ会談の新聞記事を読ませていただいた後だから特に面白い。
経団連は、少子化の進行等を克服することが必要と説き、そのためにアジア貿易の活性化と国内政策では道州制の導入を求めている。
これが実現すると、2015年までの経済成長は実質年2.2%、名目で3.3%と夢のような試算をしている。しかし今、問題になっている格差についての言及はあえて(?)避けているように思われる。日本経済はここ数年プラスに転じているが、このプラス経済は経営者の努力ではない。人件費の削減であ。この人件費の削減によってパートや派遣社員等の非正規社員の増加が問題なのである。
企業は「役員報酬」の上昇、「株主配当」の上昇等々美味しい話ばかりである。労働分配率はは低迷している。
綾小路きみまろの本より面白い政策を書いた責任者は経団連・御手洗会長である。御手洗氏の考え方を要約すると、役員報酬と株主配当を上昇させて、人件費を圧縮することで、経営者のみ「希望の国、日本」になるのである・・・でも、そんなことやってると出身母体のキヤノンの製品を買うだけの力は国民には無くなりますよ!!

参院選・自民党勝利の予感?

2007-01-16 06:12:05 | Weblog
昨夕、帰宅の電車の中で自民党の中堅の方とバッタリ。新年の挨拶をすませて、混み合う電車の中での会話
私「今年の参議院選挙はいかがですか?自民党のスキャンダルで大変でしょう?」
彼「議席は少々減らすだろうが、貴方の応援する民主党の勝利はないね!」(私は民主党支持ではないが・・・)
私「何故ですか」
彼「松岡さん達のスキャンダルは、通常国会前で選挙戦が始まったころには有権者は忘れているよ。4月や5月でなくて良かった」
私「でも、民主党も今回の選挙は必死だと思いますよ」
彼「民主党の勝利には”風”が吹かないとムリ!支持する労働組合の動きも鈍いし、投票率が上がれば民主党に有利になるが、無党派層の若者さえ投票に行かなければ・・・」
私「自民党も支持組織が崩壊しているのでは・・・」
彼「大丈夫ですよ、最終的には我々を応援するようにするから(助成金?補助金?かな)」
私「小泉チルドレンも選挙応援させるの?」
彼「彼ら、彼女らは必死ですよ、でも、佐藤(ゆかり)君や片山君、タイゾー君たちの応援はマイナスになるかも・・・」
私「話は変わるけど、今日は何故電車」
彼「今から後援会の会議、秘書の運転で会場に行ったらマイナス、電車で行って好感度アップですよ・・・ハァハァハァ」