民間主導

テレビのワイドショーを観ていると６～８日にかけての「成人式」のニュースがあった。感動の成人式、荒れる成人式・・・日本全国で様々な成人式が実施されたとのこと。
特に、北海道夕張市の「成人式」には小泉前総理風に言えば「感動した！」といえるだろう。１９８６年生まれの成人者は全国で約１３９万人という。夕張市の該当者は９１人、財政破綻から夕張市からの予算は１００００円とコピー代にもならない予算。そんな中、若者を中心に成人式の企画が今回の成人式の成功につながったのではないだろうか？全国からの寄付金も２３０万円あったという。
全国で荒れる成人式の、そのほとんどが「自治体」のお仕着せの成人式・・・・
これからは自治体主催の成人式は中止して、若者や自治会の民間主導の成人式を実施すべき時代である。
行政主導の開催での失敗好事例として「タウンミーティング」がある。お金だけかけて何も成果がない・・・
しかし、小泉氏に言わせればこのＴＭは自分の思いどうりとなったため、「感動した！」となるのでは・・・・

塩崎官房長官論

昨夜は中小企業の経営者の皆さんの学習会及び新春名刺交換会に出席。学習会では「労働ビックバン（ホワイトカラー・エグゼンプション（ＷＥ）も含む）」について話をさせて頂いた。その後のパーティーで中小企業の社長との話・・・
社長：ＷＥの年収要件が800～900万円なら、我々中小企業には関係ない話。中小企業の従業員は給与は低いんです。
私：今のところ（強調）関係ありませんネ
社長：じゃあ何のために、こんな法律を作るの？
私：いろいろ理屈を言っているけど、財界の強い要請ですね
社長：やっぱり大企業の連中か！我々から搾り取って、従業員からも搾りとるつもり？
私：・・・・・・

先日、ＷＥについて、塩崎官房長官は、この法律が成立しても影響があるのは２０万人程度である。国民に理解してもらう必要がある・・・とのこと。
20万人程度のサラリーマン関係ないらしい。
塩崎氏は厚生労働省のお役人の作文をそのまま読んだとしたら、国会議員としては不適格。仮に、ＷＥの中身を知っていての発言なら、将来は大物の議員になるであろう。そして、財界からの政治献金も増えるだろう・・・
何故か？
仮に年収要件が現在８～９００万としても、数年後に財界の要望により４００万程度になり、最終的には年収要件の撤廃となる可能性があるからだ。そんな事例が「派遣法」である。労働者派遣法については何時か詳しく説明したい。