庶民感覚

へそ曲がりの庶民が見た世相

「美しい国、日本」の貧困率

2007-01-24 15:15:38 | Weblog
貧困率・・・ご存知ですか?貧困率とは、年収が全国民の年収の中央値の半分に満たない国民り割合のことです。
OECDの調査では、嬉しいことに(皮肉)、日本は、アメリカに次いで世界第2位の栄冠を勝ち取りました。しかもアメリカと僅差で2位・・・残念(またまた、皮肉)
以下、順位を発表します。
①アメリカ13.7%、②日本13.5%、③アイルランド11.9%
④イタリア11.5%、⑤カナダ10.3%、⑥ポルトガル9.6%
⑦ニュージーランド9.5%、⑧イギリス8.7%
⑨オーストラリア8.6%となります。
主要17ケ国の平均が8.4%となりますので、日本は貧富の差が大きい国となっています。
安部内閣の提唱する「美しい国、日本」の中で「再チャレンジ」を提唱しています。しかし、格差拡大傾向はまだまだ続きそうです。誰が特定の人たちだけの「美しい国、日本」にならないよう監視する必要があります。
貧困率が上昇した原因として、派遣労働者の増加やパート労働者の増加が考えられています。しかし、政府が今やろうとしている政策は総て「格差拡大」政策です・・・残念!!

幻想の「美しい国、日本」

2007-01-24 14:48:53 | Weblog
毎月の給与明細書を妻に渡す。妻から「毎年、給与が下がっているね」と言われる。しかし、少ないながら給与は上がっているのである。原因は、手取り支給額が下がっているのである。
小泉構造改革以降の我々国民の負担増は信じられないほど急激に増加している。
安部総理の提言している「美しい国、日本」は幻想でしかないと思われる。
小泉改革以降の我々の負担増を列記してみたい。
①住民税定率減税の廃止(07年6月予定)
②所得税定率減税廃止(07年1月~)
③厚生年金・共済年金保険料の引上げ(04年10月から2017年まで段階的に・・)
④地方たばこ税およびたばこ税の増税(06年7月)
⑤介護保険料引上げ(06年4月)
⑥配偶者特別控除上乗せ部分廃止(住民税)(05年6月)
⑦住民税均等割りの増税(05年6月)
⑧雇用保険料引上げ(05年4月、02年10月)
⑨酒税の増税(03年5月)
⑩政府管掌健康保険料引上げ(03年4月)
まだまだ沢山るが省略する。結果として、この5年間で一世帯あたり約18万円の負担増となったのである。我々現役サラリーマンだけではない、年金制度も崩壊している。つまり「負担増、給付減」が進んでいる・・・・
何とかしなければ・・・・我々の意見を表現できるのは「選挙」だけしかないのでは・・・