庶民感覚

へそ曲がりの庶民が見た世相

経団連「希望の国・日本」

2007-01-16 13:33:02 | Weblog
経団連の「希望の国、日本」を勉強させていただいた。大変面白く拝見させて頂いた。漫才や落語の台本、あるいは「綾小路きみまろ」の本よりも面白い。昨日、経団連・御手洗会長と連合・高木会長とのトップ会談の新聞記事を読ませていただいた後だから特に面白い。
経団連は、少子化の進行等を克服することが必要と説き、そのためにアジア貿易の活性化と国内政策では道州制の導入を求めている。
これが実現すると、2015年までの経済成長は実質年2.2%、名目で3.3%と夢のような試算をしている。しかし今、問題になっている格差についての言及はあえて(?)避けているように思われる。日本経済はここ数年プラスに転じているが、このプラス経済は経営者の努力ではない。人件費の削減であ。この人件費の削減によってパートや派遣社員等の非正規社員の増加が問題なのである。
企業は「役員報酬」の上昇、「株主配当」の上昇等々美味しい話ばかりである。労働分配率はは低迷している。
綾小路きみまろの本より面白い政策を書いた責任者は経団連・御手洗会長である。御手洗氏の考え方を要約すると、役員報酬と株主配当を上昇させて、人件費を圧縮することで、経営者のみ「希望の国、日本」になるのである・・・でも、そんなことやってると出身母体のキヤノンの製品を買うだけの力は国民には無くなりますよ!!

参院選・自民党勝利の予感?

2007-01-16 06:12:05 | Weblog
昨夕、帰宅の電車の中で自民党の中堅の方とバッタリ。新年の挨拶をすませて、混み合う電車の中での会話
私「今年の参議院選挙はいかがですか?自民党のスキャンダルで大変でしょう?」
彼「議席は少々減らすだろうが、貴方の応援する民主党の勝利はないね!」(私は民主党支持ではないが・・・)
私「何故ですか」
彼「松岡さん達のスキャンダルは、通常国会前で選挙戦が始まったころには有権者は忘れているよ。4月や5月でなくて良かった」
私「でも、民主党も今回の選挙は必死だと思いますよ」
彼「民主党の勝利には”風”が吹かないとムリ!支持する労働組合の動きも鈍いし、投票率が上がれば民主党に有利になるが、無党派層の若者さえ投票に行かなければ・・・」
私「自民党も支持組織が崩壊しているのでは・・・」
彼「大丈夫ですよ、最終的には我々を応援するようにするから(助成金?補助金?かな)」
私「小泉チルドレンも選挙応援させるの?」
彼「彼ら、彼女らは必死ですよ、でも、佐藤(ゆかり)君や片山君、タイゾー君たちの応援はマイナスになるかも・・・」
私「話は変わるけど、今日は何故電車」
彼「今から後援会の会議、秘書の運転で会場に行ったらマイナス、電車で行って好感度アップですよ・・・ハァハァハァ」



政治家と評論家

2007-01-16 04:36:35 | Weblog
最近、横文字を使う政治家や評論家が多い。我々一般庶民も日本語訳できないまま横文字と言われる外来語や合成語を多用している。
経済・労働関係だけでも「労働のビックバン」「ワークシェアリング」「メンタルヘルス」「ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)」「グローバルスタンダード」「プライマリーバランス」「フリーター・ニート」等々である。
このような横文字あるいはカタカナ語を正確に理解できる人はいるのでしょうか?
政治家の中でも塩崎官房長官の横文字(カタカナ語)発言は多い。官房長官という「職」にある以上、我々国民にわかりやすく説明する必要があると思うのだが・・・私自身、何かを誤魔化そうとする時、横文字(カタカナ語)を多用している。
ところで、私のブログに「戯・千字文」さんからコメントを頂いた。テレビでの竹中健一氏のWEについての発言である。WEの導入によって残業が減少するとの発言に怒りを覚えるとのコメントである。同感である。竹村氏も横文字が多い評論家である。最近の氏の発言を聞くと、政府御用達の評論家のようにも覚える。氏の発言の影響力を考えて、発言をすべきと考える。