庶民感覚

へそ曲がりの庶民が見た世相

賃金格差

2007-02-28 05:45:54 | Weblog
政府自民党や現場を知らない経済学者は「景気拡大が続けば格差はいずれ解消する」との意見がある。また、安部内閣の「美しい国、日本」にも、経団連・御手洗会長の「希望の国、日本」にも景気拡大⇒格差是正の考え方がある。
しかし、本当に景気が拡大すれば格差は解消するのであろうか?正社員の生涯賃金が約3億円、フリーターの年収が約8000万円。今の政府の政策を続ければこの格差は拡大することはあっても格差縮小はありえないだろう。
安部内閣は小泉政権の継承を謳っている。小泉政権の考え方を継承することによって間違いなく格差は拡大する・・・
人口1000人あたりの生活保護受給者は2005年度で11.6人と10年前と比べると約1.7倍に増えている。この状況は今後も続くであろう・安部総理はこの1.7倍が、例えば1.6、あるいは1.5になったら「格差は解消している」と発言するであろう。しかし、政権のやるべき政策は、生活保護受給者を限りなくゼロに近づけることである。
ジニ係数も1981年以降上昇していることを考えると日本は二極化(格差拡大)に向かって進む可能性がある。

出生率と格差問題

2007-02-26 10:59:09 | Weblog
柳沢伯夫厚生労働大臣の「女性は子供を産む機械」発言により、少子化問題について国民の関心が高まったことは大臣を評価したい。
現在の日本の合計特殊出生率は1.26倍であり、このまま少子化が進めば日本は経済的にも文科的にも衰退することは間違いのない事実である。
出生率の低下の原因として、若年層の未婚化と既婚者(カップル)の出生率の低下が挙げられる。
未婚化の原因は何か?考えられるのは収入ではないだろうか。一家を支えるだけの収入を得られないだから結婚をあきらめる。
また、既婚者(カップル)の場合、昔は3人4人と子供を産んだが、今のカップルの場合1人か2人の子供を育て、子供にかける養育費用を「集中」させようとしているのではないだろうか?俗に言う「貧乏人の子沢山」の時代ではないのだから・・・
少子化対策として①若年者の賃金の引上げを実施すること。少なくとも「世帯形成」のできる賃金が必要である。②安心して「子育て」ができる環境(教育等含めて)を作り出すことなどが必要である。いま、政府のやろうとしている少子化対策は少子化に歯止めをかけることはできないであろう。


政治とカネ

2007-02-22 08:39:37 | Weblog
民主党の小沢一郎代表が自身の事務所費の詳細を明らかにした。われわれ庶民感覚からは桁違いの数字が並んでいることに驚いたが、小沢氏は自ら率先して事務所費の詳細を公表したことについては、野党第一党の民主党の責任を果たしたのではないだろうか?
われわれ庶民感覚からすれば問題も感じられるが、早く自民党の松岡農林水産大臣や伊吹文部科学大臣も公表すべきではないだろうか・・・
伊吹氏は「私の事務所費の内容をみせてほしいなら、いつでも喜んでお見せする」との答弁をしている。また、松岡氏は「架空のものは一切ない、一律に平等に基準を決めれば対応する」とのこと。
事務所費の透明性を高めるための法改正を早急に実施すべきであるが、自民党は法案そのものを先送りし、この問題について「幕引き」を狙っているのではないだろうか?
国民は、この問題について安部総理の厳正な対応を期待しているが、安部総理は関心がないらしい。ちなみに、伊吹氏の事務所経費は2005年4100万円、松岡氏は3300万円を計上している。

自民党崩壊

2007-02-21 06:34:19 | Weblog
自民党・小泉前総理は、総裁選のとき「自民党をぶっ潰す」とのパフォーマンスで総裁選に勝利したが、自民党は潰れなかった。代わりに潰れたのが、小泉氏の所属していた「旧森派」以外の自民党派閥であった。
そして安部総理に代わって、現在の自民党は小泉氏の公約(?)通り、潰れそうな状況である。安部内閣の閣僚をみても、柳沢厚生労働大臣、久間防衛大臣、松岡農林水産大臣、伊吹文部科学大臣等々、問題大臣が安部内閣支持率の低下の原因にもなっている。
こんな安部総理に対して、小泉前総理は、支持率低下について「鈍感力」が大事!との発言。しかし、安部総理は、いまでも充分に「鈍感力」がある。国民が年金問題や格差問題を夏の参議院選挙に争点と考えているとき、安部氏は「憲法問題」を取り上げようとしている。内閣と庶民(国民)の考え方の乖離。これは、まさに安部氏が「鈍感力」をもっていることである。小泉さん心配しないでください。安部氏は貴方と同程度の頭脳レベルであり、鈍感力を持っています。

夏の参院選のタレント候補

2007-02-20 06:03:12 | Weblog
自民党は、宮崎県知事選、北九州市長選の惨敗や愛知県知事選の僅差の勝利にかなり慌てているらしい。こんなときの切り札として、多くの「タレント候補」を擁立しようとしている。名前があがっただけでも「郷ひろみ」氏「新庄 剛」などの有名人・・・
宮崎県知事の東国原知事もタレントだが、それなり(?)に大学で学んでいるから宮崎県人から支持されたのであって、有名人だからといって国民が投票行動を起こすのか?仮に投票行動を国民に期待しているとしたら、国民を馬鹿にしているのではないだろうか・・・少なくとも私の好きな「民主党(消去法で残った政党)」には、自民党の真似はしてほしくないが・・・
そこで、自民党さんにアイデアを・・・有名人なら「ほしのあき」さんや「藤原紀香」さんなどを候補者に擁立したなら、私も自民党に投票します。人気者だけなら、選挙制度を変えて、野球の「ハンカチ王子」やゴルフの「藍ちゃん」「さくらちゃん」、スケートの「真央ちゃん」、テニスの「シャラポワ」動物界から「ガケプチ犬」や旭山動物園の「ペンギン」などを立候補させたらいかがですか?ここまでやったら「自民党」は立派です。
忘れていました、安部総理にアイデア、奥様の「昭恵」夫人も候補者の一人ですよ!

巨大公共事業

2007-02-19 04:41:10 | Weblog
たまたま面白い記事を写真週刊誌「フライデー」で発見した。これは政府要人とはまったく関係ない公共事業だと思うが・・・・
たまたま?ですよネ・自民党さん。
①柳沢伯夫厚生労働大臣⇒第二東名高速道路⇒5兆6000億円
②久間章生防衛大臣⇒普天間基地移設⇒3000億円
③松岡利勝農水大臣⇒諫早湾干拓⇒2533億円
④安部晋三内閣総理大臣⇒山陰自動車道⇒700億円
⑤青木幹雄参院会長⇒山陰自動車道⇒940億円
⑥尾身幸次財務大臣⇒沖縄大学院大学⇒700億円
⑦尾身幸次財務大臣⇒泡瀬干潟埋め立て⇒500億円
これらは、たまたまですよネ!関係者の皆さん・・・・皆さん立派な方々ですから・・・

参議院議員選挙と格差是正

2007-02-18 17:06:48 | Weblog
野党の民主党、共産党、社民党は夏の参院選挙を「格差社会」問題を争点に据え戦おうとしているが安部内閣は、現在の格差を認めようとしない。野党の質問にも格差を認めようとしない。
安部内閣の支持率低下は国民との意識の乖離も原因の一つではないだろうか?そんなとき、自民党・青木参議員会長は、「格差はないという前提では統一地方選や参院選は戦えない」と述べたという。安部内閣に格差問題を取り組むよう注文を付けている。青木会長は、「格差があることを認めた上で格差をなくせるのは、野党ではなく政府・与党だと訴えるべき」との発言も・・・確かに青木会長の発言は正しい・・・
しかし、「格差社会」を作ったのは誰ですか?この問題を考えて頂きたい。経団連やアメリカの政策をそのまま受け政策を実行したために今の格差があるのでは?経団連のオリックス会長の宮内氏のための『規制改革推進会議』の主催者は誰ですか?その経団連から多額の「政治献金」を受けたのは誰ですか?
ところで自民党の皆さん、特に久間防衛大臣、「F22ステルス」戦闘機をアメリカから買うのですか?またまた、金儲けができますネ


首相官邸の連携

2007-02-18 06:06:41 | Weblog
自民党内に安部政権の政策に関する会議が乱立し、官邸内の連携不足に対する不満が噴出しているらしい。宮崎県知事選、北九州市長選の惨敗や愛知県知事選の僅差の勝利に、4月の統一自治体選挙や7月の参院選を控えて国民への明確なメッセージを出せない、あるいは、安部内閣の支持率の低下等々、焦っているのである。
会議の乱立については、「規制改革会議」と「教育改革会議」の意見の対立。安部内閣の目玉である「再チャレンジ推進会議」と「成長力底上げ戦略チーム」の意見の対立など官邸内でのチームワークに問題があるとの意見。
片山虎之助参院幹事長は「チームワークが良くない、核になるところがしっかりしていないと」と暗に塩崎恭久官房長官の「無能」さを訴えている・・・塩崎官房長官の能力のなさは今分かったことではありませんよ!片山さん・・・
塩崎官房長官の「更迭」を早く実施しなければ、安部内閣支持率はますます低下しますよ!
安部内閣の支持率は34.9%と3ヶ月連続で低下しているとの発表があった。
不支持の理由は①期待が持てない②リーダーシップがない③政策がダメ・・との回答

ご老公との会話②

2007-02-17 14:31:22 | Weblog
ご老公(先輩の老経済評論家)は、商店街を散歩中でも街角で「たばこ」を吸っている高校生を見ると「馬鹿もん!」と高校生を叱り付ける「こんな所でタバコを吸うとはけしからん!灰皿のあるところで吸え!マナーを守れ」との変な説教。
ご老公は、昔は近所の「五月蠅い爺さん」、「五月蠅い婆さん」が居たが今は、若者を叱り付ける地域の住人(老人)がいないと嘆くことがある。
ご老公は、ベトナム戦争が終結してからベトナムやタイの若者を毎年1から2人を身元引受人となり、生活費(自宅の居住させて)や学費の支援をしている。すでに20人以上を卒業させ、若者の自国でリーダーとして活躍している。
ご老公は、大学1年生には、少々の小遣いを与えているが、2年生以降は、新聞配達などで小遣いを稼げと指導している。ご自宅にお訪ねしても、ご老公の指導で「マナー(礼儀作法)」は日本の若者の比ではない・・何故、外国人の留学生を受け入れるのか?
わたし:何故、ボランティアのような留学生受け入れをやっているのですか?お金もかかるでしょう・・・
ご老公:子どもは大きくなっているし、孫に「お年玉」をあげる以外、婆さんと2人でお金は使わない。だから、留学生を受け入れている。わしが死んだら、面倒をみた、連中が、わしの銅像を立ててくれるかも?それが楽しみだよ・・(シャイな性格のため本音を言わない)
わたし:留学生の受け入れは「政府」の仕事では・・・
ご老公:政府もやっているが、まだまだ少人数だ。くだらないODAよりも「留学生」を沢山呼んで、日本を理解してもらうことが日本にとって良いことなのに・・・
ご老公は、残念ながら日本の若者に大きな期待をかけていないようだ・・・

安部内閣の評価

2007-02-17 05:50:13 | Weblog
安部内閣が誕生して5ヶ月、現在の安部内閣を一言で評価してみたい・・・一言で終わらないかな・・・
①安部晋三総理大臣・・・一言、何もできない胃腸の弱いお坊ちゃま
②塩崎恭久官房長官・・・横文字の好きな、人望のないカッコマン。お坊ちゃまのご友人
③柳沢伯夫厚労大臣・・・産む機械発言のボケ老人、文化勲章が欲しいから辞めることが出来ない人
④大田弘子経財大臣・・・竹中平蔵以上に能力不足の大臣・・・ただし、本人は優秀との思い込み
⑤伊吹文明文科大臣・・・態度はデカイが、事務所経費を誤魔化すほど細かい大臣
⑥松岡利勝農水大臣・・・疑惑のデパート、九州のムネオ君
⑦九間章生防衛大臣・・・九州の利権のデパート
⑧高市早苗少子化担当大臣・・・本人だけ自民党のマドンナと思い込み大臣。ライバル「野田聖子」の復帰に危機感
⑨長勢甚遠法務大臣・・・何も役に立たない透明人間大臣
⑩若林正俊環境大臣・・・長勢氏と同じ(コメントできない)
⑪麻生太郎外務大臣・・・(個人的に好きな大臣なので批判は中止)
⑫冬柴鉄三国交大臣・・・自民党が「カラスが白い」と言えば「はい」と答える立派な人??
しかし、安部内閣には、2世、3世議員が多いね!!政治家は「美味しい」職業だね・・庶民には分からないけど