庶民感覚

へそ曲がりの庶民が見た世相

狂った国会運営

2007-06-30 09:01:25 | Weblog
長い出張から帰り、書斎(?)の机には新聞が積み重なっている。新聞記事を読み進むと国会は、出張前に予想した通りの流れに残念ながらなっている。そして、昨日の国会では「公務員改革法案」「社会保険庁改革法案」「年金改革法案」などの重要法案がまともな審議も無く、数の理論で強行採決されてしまった。公務員改革法案の通過で一番喜んだのは、法案を通過させたかった安部総理ではなく、高級官僚たちであろう。この法案の施行によって公務員の「天下り」は自由化され、まさに公務員天国になるであろう。何故、天下りがこの法案成立により自由になったか?については以前、ブログに書かせてもらったが・・・また、社会保険庁問題を含む「年金問題」も誰も責任を取ることなく、総てが終わろうとしている。前回の年金改革では、100年安心の年金と公明党は発言していたが、今回の改革で公明党は千年安心と言うのだろうか?年金問題の根本を変えない年金については我々庶民には「明日から不安」の年金となるであろう。この改革にYESかNOを出すのは7月29日である。我々庶民は間違いの無い選択をしたい。


自民党の参院選勝利の方程式を教えます

2007-06-16 04:50:50 | Weblog
7月22日に実施されるであろう「参議院議員選挙」についての世論調査で与党の過半数割れを期待しているが46.9%、過半数を維持した方がいいが43.6%という結果が出た。これが本当なら、自民党は夏の参議院議員選挙に負けてしまう。
そこで、提案!
いま、国会では、公務員改革法案や労働関係3法の審議が行われているが、現在の閉会の日程の関係から考えて「通過」する可能性は少ない・・・そこで、国会の会期を1週間以上延ばすことが自民党参議院議員選挙勝利の方程式である。
何故か?今回の世論調査では、無党派層の選挙投票行動が「カギ」であるが、その無党派層は「過半数割れを期待している」人たちが多い、しかし、無党派層は「投票率」が悪く、夏休み真っ只中の8月上旬に選挙を実施すれば、間違いなく選挙には行かない・・・そして、固定票の多い、公明党・自民党・共産党の大勝利である・・・あくまでも個人的見解である。本音で言えば、たとえ夏休み真っ只中の参議院議員選挙になっても投票率が上がるのを期待している庶民の一人である。

北朝鮮問題と参議院議員選挙

2007-06-15 04:17:24 | Weblog
自民党は、夏の参議院議員選挙に「中山恭子」首相補佐官(拉致問題担当)を擁立し、安部内閣は「国家の威信をかけて被害者全員の帰国を実現」を選挙の重点公約とするらしい。しかし、拉致問題を前面に掲げ、比例代表としての「目玉」として中山恭子氏を擁立する安易な考え方は、「拉致問題を政治利用している」と思うのだが・・・拉致問題については、与野党問わず、全国民の願いであり、この問題で自民党の議席確保とは情けない感じがするのは私だけだろうか?

追伸:一昨日、公安調査庁元長官が、朝鮮総連の関連の建物(この元長官は大使館と言っているが、国交のない国に大使館は無い・・・)の売却問題で話題を呼んでいるが、この元長官(売国奴)の任命権者は誰なの?こんな人が元公安?こんな人が弁護士?東京地検が捜査に入ったようだが頑張ってほしいものだ・・・・

中川秀直氏と片山虎之助氏の得意技

2007-06-14 05:28:37 | Weblog
自民党・中川幹事長は、講演で国家公務員法改正、社会保険庁改革関連法案、教育関連法案を「絶対に廃案にはしない。不退転の決意で取り組み、必ず成立させる」「教育や年金という公共サービスを自治労や日教組の支配から開放するものだ」と発言している。
また、自民党参議院幹事長・片山虎之助氏は、10日、日曜のテレビ番組で、社会保険庁の「年金問題」で年金制度設計をした当時の厚生大臣菅直人氏(民主党代表代行)と社会保険庁の労働組合の責任を追及していた。
これは、まさに自民党のお得意の「責任転嫁」に他ならない・・・国家公務員法改正問題では、高級官僚の誰からも「反対意見」がない・・・それは、この法案が通過することによって「天下り」が今以上に行われるからである。
また、社会保険庁の問題にしても、確かに菅直人氏が制度設計をしたが、実行責任者は、当時の小泉純一郎氏であるからだ・・・この責任転嫁で思い出したことがある。汚職などで、自民党の議員先生は、責任を追及されると「私は知らない。秘書がやったこと・・・」といつものパターンを思い出した。我々、庶民もそろそろ自民党の「言い逃れ」「責任転嫁」に気がつくべきである。

危険な中国製品

2007-06-13 05:30:51 | Weblog
先進国の仲間入りをしようとしている「中国」で生産される危険な製品とコピー商品が問題になっている。中国の企業も国家もこの問題に関して、あまり積極的でないように思える。
まさに、発展途上国の製品なのでは?と疑いたくなる。こんな中国で「オリンピック」の開催はムリと思うのだが・・・以下、問題の危険な中国製品を紹介しよう。
①毒入り土鍋、鉛入り②毒入りどんぶり、鉛入り③毒入りおもちゃ、塩ビ製のおもちゃに食品衛生法で禁止されている薬品を使用④毒発生ストーブ、ストーブから有害物質が発生等々、そして、レストランで使用の紙ナプキンや爪楊枝・・・・安心できる中国製品は何ですか?

サミットと安部総理

2007-06-12 05:22:42 | Weblog
安部総理が主要国首脳会議から帰国した。安部総理は地球温暖化対策での合意について「日本の提案が盛り込まれ充実感を感ずる」とのコメント。安部総理は国際舞台での活躍を強調したいのだろうが、総理自身、本当に充実感を感じているのだろうか?
地球温暖化について、2050年までに温室効果ガスの排出量の半減という目標はあくまでも「半減について各国で検討しましょう・・」ということで、目標設定を決定したわけではない。環境問題に取り組む「安部政権」を夏の参議院議員選挙で強調したいのであろうが、国内問題での「政治と金」「年金」等々・・・環境問題よりも優先順位の高い問題があるのでは?
安部総理は、地球温暖化について「北海道洞爺湖サミットでさらなる成果を得たい」と語っているが、来年も総理をやっているつもりですか?国民は期待していませんョ!!!

参議院議員選挙の勝敗

2007-06-11 05:27:57 | Weblog
6日の民主党の資金集めのパーティーで小沢民主党代表は夏の参議院議員選挙の勝利に向けて、議員や党員に向かって「激」を飛ばしたようであるが、民主党の若手(若手だけではないが・・)の議員たちは、政府・自民党の年金問題や政治と金問題などで、支持率低下に悩む自民党を見て「楽観論」が蔓延しているらしい・・・
小沢代表の危機感など理解していないらしい。これでは民主党は「政権」は取れないだろう。年金問題や松岡利勝前農林水産大臣の「政治と金」の問題だけで参議院選挙に勝利すると思っているのだろうか?
仮に、民主党が参議院で過半数を取った場合・・・ある政治評論家の方は・・・
わたし:民主党が過半数を取る可能性は?
評論家:45%程度でしょう
わたし:仮に、民主党が過半数を取った場合は「政権交代」?
評論家:無いね!参議院で民主党が過半数を取っても、自民党からの「引き抜き」があるからネ
わたし:自民党はそこまでやりますか?
評論家:共産党以外は総て引き抜きの対称だね。与党の方が美味しいからネ

自民党の「菅直人」批判

2007-06-09 12:59:14 | Weblog
自民党は年金記録不備問題で、国民の批判をかわすために「基礎年金番号制度を制度設計した時の厚生大臣は、民主党の菅直人代表代行であったと」菅氏の責任追及をしたビラを12万枚配布したようである(残念ながら、わたしのもとには「ビラ」がないが・・確かに、菅直人氏が厚生大臣当時、制度設計をしたが、小泉純一郎氏が厚生大臣の時、年金番号の照合作業が始まったのだが・・・)。まさに、自民党のお得意の「責任転嫁」の象徴である。多分、仕掛け人は中川秀直幹事長(もちろん、自民党で一番性格の良い(??????)、片山さつき氏も絡んでいるだろうが・・・)であろう。
自民党は「菅直人」氏を批判して、年金問題が解決すると思っているのだろうか?最近の自民党(森政権以降かな?)は、責任転嫁が得意のようであり、昔の自民党のような政治家がいないように思える。中川幹事長をはじめとする今の自民党の「先生方」は政治家ではなく「政治屋」になったように思えてくる・・・いろいろな内外(まともな自民党議員)からの「批判」を浴びて中止したようだが・・・
夏の参議院議員選挙での自民党の「焦り」もある程度、理解できるが、もう少し「上品」であって欲しいものである。

安部総理の気になる発言

2007-06-09 08:54:08 | Weblog
松岡前農林水産大臣の自殺報道から現在まで、気になっていることがある。松岡氏の自殺から数時間後の安部内閣総理大臣の発言である。マスコミは松岡氏と緑資源機構の捜査との関連を追及したところ、安部総理は「松岡大臣の名誉のためにいっておきますが、捜査対象にはなっていなかった」と松岡氏と緑資源機構との関係を否定していた。
問題は、日本国内閣総理大臣が個別の捜査事案について発言したことであり、政治権力の捜査介入である。これが事実なら、政治権力の介入により、緑資源機構の捜査もウヤムヤになる可能性がある・・・自民党の「勝つためなら、何でもアリ!」かな?

日本の将来ビジョン

2007-06-09 05:18:37 | Weblog
小泉政権から安部政権のこの6年間で「日本」はどのように変わったのだろうか?小泉政権では「改革だ!改革だ!」と大騒ぎし、安部政権では「美しい国、日本」と叫んでいるが、この6年間でメリットを受けた人たちは、「政治家」「高級官僚」「一部の経営者」たちだけである。
両政権ともに、明確な、日本の将来ビジョンが示されていないように思える。アメリカ型の社会にするのか?ヨーロッパ型の社会にするのか?独自の日本型社会にするのか?まったく見えてこない・・・
両政権では、アメリカ型を目指しているように思えるが、完全な自由社会・競争社会ではない。政治家と官僚の利権の温床である「規制」については、以前よりも強化されている。
小泉政権時代、改革、改革と叫んで「特殊法人」などを解体したが、結果は「独立法人」などと変貌して生き残っている。
独自の日本型社会の実現は可能か?世界でも類をみない「年金制度」は、デタラメな運営により5000万件+1430万件にも及ぶ宙に浮いた年金。国民の納めた年金をグリーピアなど無駄な施設を作り、二束三文で売却している。
一日でも早く、新しい「政党」「リーダー」の下で「日本の再生」を図ってほしいものである・・・・・