庶民感覚

へそ曲がりの庶民が見た世相

政府の諮問会議

2007-05-31 06:16:06 | Weblog
小泉前総理の時代から「○○諮問会議」「××諮問委員会」などが増加している。この諮問会議のメンバーは政府にとって都合の良い、財界人や御用学者で構成されている。いま、話題の「経済財政諮問会議」も「教育再生会議」も同様である。これらの諮問会議で討論されている内容については各省庁の中で、それぞれの代表者を集めた「審議会」があり、本来は審議会で意見を出すべきであり、政府の諮問会議の必要性があるのだろうか?経済財政諮問会議で、労働問題を扱っているが、労働者代表はいない。厚生労働省の中に「労働審議会」があり、この審議会には、学識経験者も財界も労働界も存在し、意見が出されるが・・・・
それ以前に、本来、これらの問題(政策立案)について「国会議員」がやるべき仕事である。国民の代表である国会議員は何をしているのか?
政府が最初にやらなければならない改革は「諮問会議」の解散だと思う・・・・

日本郵船の所得隠し

2007-05-31 04:05:42 | Weblog
昨夜に引き続き「日本郵船(千代田区丸の内2-3-2郵政ビル 電話03-3284-5151)」の所得隠しについて・・・新聞風に・・・日本郵船は7年間で約6億円の所得隠しをしていたことを東京国税局から指摘された。マレーシア・サラワク州から丸太輸送に絡む仲介手数料について州首相側へのリベートに当たると判断された。経理ミスも含めた申告漏れ総額は45億円で、重加算税などを含め追徴税額は約15億円を上回ったとみられる・・・
日本郵船の会長は草刈隆郎氏である。この名前、どこかで聞いたと思ったら「規制改革・民間開放推進会議会長」と同姓同名である。
一日も早い、草刈隆郎氏の日本郵船と規制改革・民間開放推進会議の辞任を求めたい・・・

規制改革推進会議

2007-05-30 19:21:39 | Weblog
JFEグループ11億円、朝日新聞社8億円、日本郵船6億円、申告漏れ45億円・・この数字は今日、国税庁から発表された申告漏れあるいは所得隠し・・いわゆる脱税行為を実施した企業名である。
ここで注目したいのは、内閣府の「規制改革・民間解放推進会議」の会長である草刈隆郎氏の会社である。草刈隆郎会長の出身は「日本郵船」ではなかったのかな(確信はもてないが・・・)?
政府の規制改革会議で御用と学者一緒に日本を悪い方向に導いている代表が草刈氏ではないのか、その代表者の会社が脱税行為・・・われわれ庶民が「規制改革・民間推進会議」の会長辞任を要求する前に、賢明な????草刈氏である。ご自身が会長を勤める「日本郵船」が所得隠しをしているのであれば、「規制改革・民間推進会議会長」は辞任するであろう・・・期待を込めて・・・・・・
また、安部総理は松岡農林水産大臣の任命責任に続いて、規制改革・民間推進会議会長の任命責任もある・・・お坊ちゃま総理どうするの?

自民党と参議院選挙

2007-05-30 09:24:44 | Weblog
5000万件にも及ぶ行方の分からない年金問題、社会保険庁改革問題、政治資金規正法問題、松岡利勝農林水産大臣と緑資源機構の談合問題、松岡氏の自殺問題等々、安部内閣の支持率が低下している。
ある人は、年金を支払ったのに年金の支給がない・・・これは国家犯罪であり、今、流行の「振り込め詐欺」と同じだ!といっていた。
この年金資金を使っての「グリーピア」問題を我々は忘れてはいけない。自民党は夏の参議院議員選挙で、公明党と共に過半数確保に向けて、民主党と同じように1人区での勝利を目指している。
しかし、いまの自民党は経団連(会長・御手洗冨士夫)と同じように「品格」あるいは「上品さ」が感じられない。先日、死去した「平岩外四」氏のように、経済界のリーダーとして、日本全体の幸せのために何ができるか?考えた財界人がいた。いまの財界人は「拝金主義」に凝り固まった財界人である。自民党も同じように、大物政治家が皆無である。そして現職議員を見ていると「金、金、金」の世界である・・・
このまま政権が続けば確実に日本は滅びてゆくような気がする・・・・・

社会保険庁問題で言いたい

2007-05-30 05:26:34 | Weblog
先週の社会保険庁改革の与党自民党・公明党の強行採決について再び政府批判をしたい。5000万件にも及ぶ誰ともわからない年金支払い金。支払っているのに支給されない「年金問題」・・・この問題に対して、政府の答弁は「救済措置」を実施するとのこと・・・救済措置とは困っている人を助けてあげると解釈する。そもそもの問題は社会保険庁である。なぜ、われわれ国民が社会保険庁に支払いの説明をしなければならないのか?
仮に、同じような生命保険だったら生命保険会社の社長に対し、政府は辞職を勧告するであろう・・・
社会保険の問題では、社会保険庁を改革するとの一言で国民は忘れてしまっていることがある。グリーピア問題である。年金資金の無駄遣いの象徴であるグリーピアの問題で誰が責任を取ったの?建設業者と某政党の議員だけが利益を得て、我々の年金資金を使い果たした責任を・・・・お坊ちゃま総理の安部ちゃんには分からないだろうし、理解する能力もないだろうが・・・・

松岡利勝農水大臣死去と安部内閣

2007-05-29 09:00:25 | Weblog
安部内閣のアキレス腱であった「松岡農林水産大臣」が自殺という形でケジメをつけた。安部内閣の誕生から今までに数々の問題が発生している。本間税制調査会会長の公務員宿舎入居問題・女性スキャンダル問題、佐田行革大臣の事務所費問題・・・このお二人は、いさぎよく「辞任」した。
しかし、柳沢厚生労働大臣は「女性は子供を産む機械」発言では、安部総理は、野党からのヤメロコールをはねのけ、柳沢氏を庇い通し、野党の辞任を拒否し続けた。今回の松岡氏の自殺は、安部総理が柳沢氏の辞任要求を退け、松岡氏の辞任要求のはねのけられるという自信ではなく過信が生んだものではないだろうか?事務所費問題や光熱水費問題では野党の追及を避けることができても、緑資源機構関連の疑惑にたいして松岡氏は追い詰められたのであろう。
一番の責任は松岡氏自身であるが、国民に説明責任を果たせなかった安部総理に大きな責任があるのではないだろうか?野党は柳沢氏の辞任要求をだすとのこと・・・本来は、安部総理の辞任要求をすべきである。

教育再生会議2次報告最終案

2007-05-29 05:25:53 | Weblog
安部総理に提出される「教育再生会議2次報告最終案」の内容が分かった。最終案骨子では①学校選択性の導入促進、予算の実績配分②授業時間数10%増、土曜日授業可能③徳育(道徳)を新たな強化にする・・・等々である。
これを纏めた政府の御用学者や有識者たちに聞きたい!「学校選択性」を実施した場合、お金持ちの子供たちは、少々の遠距離通学も可能だが、低所得者の子供たちは遠距離通学ができない・・・教育の格差が出るのでは?第2点として、授業時間の問題である、基本的に子供たちの授業時間増は賛成であるが、教師の負担が増えるのではないだろうか?
週休2日制の労働が一般化している現在、教師の負担をどう考えるのか?
また、徳育(道徳)教育についても賛成であるが、果たして教育効果があるのか?死人に鞭を打ちたくはないが、国会でいい加減な逃げ答弁に終始していた、自殺した故松岡利勝農林水産大臣などは「道徳教育」を受けた年代ではないのか?教育効果・有効性に疑問を覚える。そもそも、何故、早急に教育改革を実施しなければならないのか・・・仮に、今回の案が法案として通過したとしても、効果は子供たちが大人になる十数年後ではないだろうか?一部の御用学者の意見だけでなく、広く国民に問う必要があるのでは・・・・・

松岡利勝農水大臣死去

2007-05-28 16:13:47 | Weblog
松岡利勝農林水産大臣が議員宿舎で「首吊り自殺」した。緑資源機構の関連建設会社からの政治献金問題や事務所費経費の問題等さまざまな疑惑をのこしたまま死去した。
謹んで、ご冥福をお祈りしたい。
しかし「死人にむちを打つ」ことを嫌う風習を今回は止めていただきたいと民主党はじめ野党の皆さんに訴えたい。
この松岡大臣の疑惑をそのままにしたら、今後も第二の松岡氏、第三の松岡氏が生まれるであろう。
松岡大臣の死去と疑惑問題は別の捉え方をしていただきたいと思う。また、今回の自殺事件で一番安心したのは「安部総理」なのではないだろうか?野党の皆さんは、松岡氏の自殺事件に臆することなく「疑惑」を追求していただきたいと思う・・・・

公明党と参議院議員選挙

2007-05-28 15:12:53 | Weblog
公明党は、夏の参議院議員選挙で比例区、選挙区あわせて13名を擁立し、全員当選を目指しているが、この13名という数字は現行の議員数と変わりがない・・・不思議な政党である。
そもそも、政党は政権奪取が目的ではないだろうか?1名でも多くの議員を輩出し、政党基盤を充実させるべきであるが、公明党はそんな考え方はないらしい・・・
自民党と政権与党を組み、選挙協力の「名」のもとに、自民党に協力している。そんな公明党を見ると、自民党の派閥の1つでしかないように思えてくる。先日の新聞にも「政権与党にしがみつく公明党」という記事があったが、今の公明党は、「下駄の雪」のように自民党にしがみついているように思えてくる。本来の公明党は「平和重視」であり「弱者の味方」であったはずであるが、年金改悪やイラク自衛隊派遣等々、私の考える公明党ではなくなってきているように思えてくる・・・・

緑資源談合事件

2007-05-28 05:21:33 | Weblog
独立行政法人・緑資源機構の談合事件で、「特定中山間保全整備事業」で落札した熊本県内の建設業者14社が、自民党国会議員であり、緑資源機構の監督官庁でもある松岡利勝農林水産大臣に3年間で1300万円の献金があったという。
松岡大臣については、安部政権発足当初から、私の知人達(経済評論家や政治評論家)も「あの人で大丈夫?」「九州の疑惑の総合商社と言われているのに」あるいは「安部政権のアキレス腱になるような気がする」等々の意見があった。
以降、「ナントカ還元水問題」などの疑惑から、今回の緑資源機構の政治献金問題である。安部総理は、松岡大臣を擁護しているし、夏の参議院選挙には影響がないと判断しているようであるが・・・