大物の落選

7月29日投票の参議院議員選挙で自民党の「大物」が落選した。姫の虎退治で有名になった岡山選挙区の「片山虎之助」氏と島根選挙区の「景山俊太郎」氏の落選である。岡山県民と島根県民に拍手を送りたい！！
お二人とも自民党の超のつく大物議員。このお二人が女性の新人候補に敗れたことは、古い自民党体質にＮＯを県民が突きつけた結果ではないだろうか？自民党の大敗を受けて自民党の中川幹事長と青木参議院会長が引責辞任するらしい・・・責任の取り方としては「中途半端」のように思える。最高責任者である「安部自民党総裁」が辞任すべきである。しかし、安部首相の続投を一番喜ぶのは、今回、大勝利した小沢民主党ではないだろうか？お坊ちゃま政権が続くことにより自民党の自滅速度が加速し、民主党が政権を奪取する可能性の少しではあるが見えてくる。

小沢代表は疲れ？

大勝利に沸く民主党本部のテレビ映像を見て何か足りないものがあると思ったら、小沢民主党代表の姿が見えない・・・
菅直人副代表は、小沢氏の不在について「選挙の疲れが出た、少し休養する」との簡単なコメント。
小沢一郎氏は心像の持病があると言われているが、選挙期間中の元気な姿を見ると持病の心臓病ではないだろう・・・
あくまでも想像だが・・隠密行動の得意の小沢氏は、安部政権に対する不満分子の自民党現職議員や公明党の議員にアプローチして切り崩し工作をしているのでは？とも思えてくる。
数週間、数ヶ月したら「政界再編」が！自民党の反安部勢力と公明党が民主党と合体。民主党の反小沢勢力が自民党安部政権と合体・・・てな事があれば面白しな？と思えてくる・・・・

当選者の顔

今回の参議院議員選挙の当選者の顔ぶれを見ると昔に比べて変わったな・・・との印象を受ける。
まず、女性の当選者が増えたことであり、当選者の平均年齢も下がったのではないだろうか？数年前までの自民党の当選者のインタビューなどでは、いかにも政治家（政治屋）らしい顔、時代劇の「悪代官」的な顔が多かったが、今回の民主党などの当選者を見ると爽やかなイメージの若手が多くなったように思われる。
失礼とは思いながら書かせて頂くと岡山県選挙区がその代表格のように思える。キャッチフレーズは「姫の虎退治」である。失礼とは思うが「片山虎之助」氏などは「悪代官」の代表のような「お顔」であり、当選した民主党の「姫井由美子」氏などは、爽やかなイメージである。
我々庶民から見ると政治家は「裏で何をやっているか分からない」「悪いことをしているのでは？」等々のマイナスイメージが付きまとうが、今回当選された与野党の新人議員には爽やかなイメージ、子供達の憧れの職業となるよう努力した頂きたい。

参議院議員選挙結果

新聞では「自民　歴史的大敗」と大きな見出しがでた今回の参議院議員選挙。民主党勝利を密かに願っていた私も民主党が60議席を取るとは思っていなかった・・・
マスコミは民主党の勝因について「年金問題」「政治と金」「天下り問題」等々を上げているが、民主党が勝ったのではなく自民党の自爆のような感じがする。自民党の強引な国会運営に国民がＮＯを突きつけた結果ではないだろうか。衆議院の「数」を頼りにした国会運営により安部内閣の驕りがあったのではないだろうか？
安部総理は今回の選挙を「政権選択」の選挙ではないと言いながら「民主党・小沢代表を選ぶのか？私を選ぶのか？」と発言している・・・まさに政権選択を国民に迫ったのであって、自民党大敗の結果が出た以上「安部総理続投」は許されるものではない・・・安部総理早くお辞めなさい・・・

永田町の流行語大賞

毎年、流行語大賞がノミネートされているが、今年は是非とも以下の「言葉」をノミネートさせて頂きたいと思う・・・ただし「永田町」のみで通用するのだが・・・
アメリカの原爆投下問題での九間前防衛大臣の「しょうがない」。少子化問題の講演で柳沢厚生労働大臣の「女性は産む機械」。事務所費問題で、亡くなられた松岡前農林水産大臣の「なんとか還元水」。選挙応援での米価について麻生外務大臣の「アルツハイマーでも分かる」。極めつけは、事務所費問題で苦労されている赤木農林水産大臣の”おでき”について「たいしたことはありません・・・」そのほか国会議員の先生方の事務所費もんだいについて「法律に則り適正に処理しています・・・」等々国会議員の皆さんの発言はオモシロイ。我々国民は議員先生方の「お言葉」を忘れてはイケナイ・・・

社長の心変わり

参議院議員選挙も終盤を迎えつつある。選挙期間中の自民党批判は控えたいが・・・
昨日、中堅企業（製造業・1000人規模）の総務部長から電話があり「今日の夕方、時間を取って頂けないでしょうか？社長がお会いしたいと言っておりますが」とのこと。社長とは20年来のお付き合い。土曜日でもあり、お世話になっている関係上、快諾したが、この社長は、無類の自民党ファンであり選挙好き。選挙の話かな？と思ったが、話はまったく違っていた。
社長は、今まで自民党を応援していたが、今回から自民党応援はヤメル。社会保険庁の問題を自治労（労働組合）問題にすり替えるやり方は異様だ！労働組合に問題があるなら、それを指導するのが大臣であり、長官であり、官僚ではないのか？そもそも「グリーピア」の建設促進したのは政治家だろう・・民間企業では労働組合と協調して会社運営をしている。また、政治資金も頭に来ることだ！民間企業経営者は1円のお金も無駄にしない（社長曰く「爪の先に火を灯す」と言っていたが・・）。しかし、何百万、何千万のお金をいい加減な経理操作をやっている、絶対に許せない。また、民間企業では、従業員のために、厚生年金を労使折半で払いつづけている。いまの自民党の連中は我々経営者の苦しさが判っていない・・・との発言であった。

中越沖地震

今日（16日）新潟・長野を中心に震度6強の地震があった。2004年にも地震があった地域である。被災地の皆さんには頑張って欲しい。また、亡くなられた方々のご冥福をお祈りしたい。この地震を受け安部総理は参議院議員選挙の応援のため長崎県にいたが急遽、官邸に帰り、そのあと被災地に向かった。
すばやい対応と褒めてあげたいが・・・ちょっと待って欲しい。被災を受けた当日の現場に日本国内閣総理大臣が入ることが正しいのだろうか？総理大臣が被災地に入ることは現場の警備など相当な人員を裂かれることなにる。参議院議員選挙のパフォーマンスとはいえ困ったお坊ちゃまの行動である。内閣総理大臣は官邸に入り適切な指示を出すべきでる。そのために防災担当大臣を任命したのではないだろうか？

フルキャスト、グットウィル問題と派遣法

ニートやフリーター問題、ネットカェフェやホームレス問題の根源は、労働者派遣法ではないだろうか？労働者派遣法は昭和60年に制定されたが、改悪に改悪を重ね、当初、派遣業務が許された業種は13業種であったが、平成16年に改悪され、現在では、ほとんどの業種に派遣が許可されている。当初から労働者派遣法の改正（改悪）には問題が多いと指摘されていたが、派遣元の業者や経済からの強い要望で、自民党は改悪を重ねてきた。
そした、最近問題になっている、フルキャストやグットウィルは、日雇い労働者から不透明な天引き（中間搾取）を行い、社会問題化している。厚生労働省は最近になって、全国の労働基準監督署に派遣業者の指導・監督強化を指示した。あまりにも遅すぎるのではないだろうか？話題の折口社長は、日雇い労働者からピンハネした「お金」で自家用ジェット機を購入し、若い女性達と遊んでいたという。今回の監督署の指導で日雇い等の対象労働者は150万人、返済額は約100億とも言われている。
「拝金主義」を助長する日本の政治と財界が引き起こした格差社会は、このようなところにも現れているのではないだろうか？