中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

2007-02-15 12:38:10 | 身辺雑記
 各地の梅便りが聞かれるようになった。今月の後半にはあちこちの梅林や社寺の梅が見頃になるだろう。私の近所の家や公園では白梅や紅梅が満開になっている。

  



 梅の学名は prunus mume。mumeは、ウマをムマと言ったのと同じようにウメの古い発音だ。梅が遣隋使か遣唐使によって奈良時代に渡来した当時は、中国語のmei が語源になって、ンメと発音したのがムメとなり、それがウメと変化したと言う説があるようだ。江戸時代以来「花」と言えば桜で国花になっているが、平安時代の「花」は梅を指したことはよく知られている。中国の国花は民国時代には牡丹だったが、現在は梅は牡丹や蓮、菊、蘭などとともに国花候補に挙げられていて、いずれ決定されるそうである。

 

  

 中国では梅は、蘭、竹、菊と併せて「四君子」として珍重され、中国画の画題になっている。西安の李真の父君、李延年氏は山水画に秀でた画家で、これはかつて西安の李家を訪れた折に頂戴した山水画の画帳の中に描かれている四君子の図。













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4 コメント

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四君子の図 (siawasekun)
2007-02-16 19:23:22
中国では、梅、蘭、竹、菊を併せて「四君子」として珍重されていますか、・・。
初めて、知りました。

中国画の画題になっていますか、・・。

李延年氏の四君子の図、素敵ですね。
もちろん、初めて、見ました。
いいものですね。

見て、楽しめました。
私、こういう絵、好きです。
見せていただき、大変に、嬉しく思いました。

四君子の図、ありがとうございました。
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四君子 (中国迷爺爺)
2007-02-16 20:15:46
 蘭は春、竹は夏、菊は秋、梅は冬にそれぞれ対応して、それぞれの季節の画題になるようです。
 中国に行きますと、四君子の図はよく見かけます。

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いいですね! (Betty)
2007-02-17 08:13:14
お花って・・・・・
うれしい時も悲しい時も・・・・・
人々の心をうるおし・・・・・

日常的になくてはならない存在ですね。

山水画すてきですね。
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中国梅 (アコード)
2007-02-20 22:14:41
カラフルな消火栓の蓋・訪問に感謝です!

早々お出でいただき光栄です。
私より5年先輩なんですね。宜しくお願いい
たします。
宝塚にお住まいなんですね、震災の時は被害
は無かったでしょうか。
中国がお好きなんですね、私は二回しか行って
おりません。香港・広州・桂林・上海・ウルムチ
トルファン・敦煌・蘭州・西安・北京といったと
ころです。
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