goo blog サービス終了のお知らせ 

中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

さんま

2009-09-21 14:22:18 | 身辺雑記
 Hg君の奥さんから電話があった。「さんまを食べに来ませんか」「嬉しいねえ。初物だよ」「そうだと思った」。そんなことで、夕方にHg君宅に出かけた。

 秋の味覚と言えばさんまが挙げられる。鮮魚店の店先で体を光らせ、いかにも脂が乗っていそうな姿を見ると食欲をそそられるが、自分で焼くのは少々面倒だし、焼いてあるものは家では冷えてしまって旨くなかろうなどと考えて、ついつい口にする機会がなかった。

 さんまは秋刀魚と漢字表記する。中国でも同じで「チュウダオユイ」と発音する。光った鋭利な刀を思わせる魚体から命名されたものだろう。中国ではどのようにして食べるのかは知らないが、日本ではさんまは何と言っても塩焼きが一番だ。刺身も良いが、これはよほど新鮮でないと口にすることはない。塩焼きには大根おろしが付くのがきまりのようなもので、これがないと物足りない。身は骨離れがよいので食べやすい。

 Hr君も参加して食べたさんまは期待通り旨かった。私は焼いたさんまの内臓が大好きで、その苦味が何とも言えない。それだけでよいと思うくらいだ。Hg君夫妻は内臓を敬遠して、2人とも私に分けてくれたので有難く頂戴した。栗ご飯も出た。栗も初物だ。食後には柿でこれも今年初めて。「初物七十五日」と言うが、これでしばらくは元気に過ごせるだろう。