厳選したレストランとホテルを紹介するガイドブック「ミシュランガイド京都・大阪2010」が10月に発売されるようだ。「ミシュランガイド」の日本版としては、一昨年に出された「ミシュランガイド東京」に次ぐ第2弾となる。
数多くのレストラン、料亭をどのようにして選ぶのかというと、プロの匿名調査員が一般客として料理とサービスを体験し、料理は星1~3で、内装や外観、サービスなどレストランの快適度をスプーンとフォークのマーク1~5で評価して、「掲載にふさわしいレストラン」だけをガイドブックに掲載するのだそうだ。
こうして選ばれたレストラン、料亭には非常に名誉なことと喜ぶ店がある反面、京都の老舗や名店などではこのように格付けされることに不快感を持って、掲載拒否の意向を示している店もあるらしい。これについて、ガイドブックの発売元の日本ミシュランタイヤの編集総責任者(フランス人)が京都市内の記者会見の席で「店の売り上げが伸びるのに残念なこと。評価されたくなければ違う仕事をすべきだ」と批判した。
確かに現在ではミシュランの格付けは権威のあるものとされているが、この「評価されたくなければ違う仕事をすべきだ」という発言には不快な印象を受けた。まるで我々斯界の権威者が良い格付けをしてやったのだから喜んで受けるべきだと言わんばかりだ。他人の領域に断りもなしに踏み込んできて己の基準で評価する、欧米人にありがちなある種の独善的な傲慢さを感じる。
プロの匿名調査員は東京の場合は日本人だったらしいが、Hr君が言っていたが料理に対する好みは人それぞれで、いかにプロと言っても絶対にこうだということは言えるものなのか。それに京都の料亭の中には「一見(いちげん)さんお断り」という店があり、そういうところでは調査員はどのように入店して評価したのか。入店できなければ「評価なし」となって、「評価に値しない」と同列にならないか。
ミシュランの総責任者は「自分が最高の役者だと思っている歌舞伎役者が観客の前に出たくないと言い、相撲取りが『自分は最強だと思うが、戦うのが嫌だから土俵に上がりたくない』と言うのと同じだ」とも発言したようだ。歌舞伎役者や相撲取りを出していかにも日本通ということを見せているようだが、歌舞伎役者や相撲取りは自分が最高と思っているから最高とされているのではない。何か的外れだ。
いずれにしても、私にとっては僻みではなく、○星の料亭やレストランなどは無縁の存在だ。そういうものを有難がり、金がある者が行って満足すればいい。老舗などはこのようなことには拘らないほうがいい。
数多くのレストラン、料亭をどのようにして選ぶのかというと、プロの匿名調査員が一般客として料理とサービスを体験し、料理は星1~3で、内装や外観、サービスなどレストランの快適度をスプーンとフォークのマーク1~5で評価して、「掲載にふさわしいレストラン」だけをガイドブックに掲載するのだそうだ。
こうして選ばれたレストラン、料亭には非常に名誉なことと喜ぶ店がある反面、京都の老舗や名店などではこのように格付けされることに不快感を持って、掲載拒否の意向を示している店もあるらしい。これについて、ガイドブックの発売元の日本ミシュランタイヤの編集総責任者(フランス人)が京都市内の記者会見の席で「店の売り上げが伸びるのに残念なこと。評価されたくなければ違う仕事をすべきだ」と批判した。
確かに現在ではミシュランの格付けは権威のあるものとされているが、この「評価されたくなければ違う仕事をすべきだ」という発言には不快な印象を受けた。まるで我々斯界の権威者が良い格付けをしてやったのだから喜んで受けるべきだと言わんばかりだ。他人の領域に断りもなしに踏み込んできて己の基準で評価する、欧米人にありがちなある種の独善的な傲慢さを感じる。
プロの匿名調査員は東京の場合は日本人だったらしいが、Hr君が言っていたが料理に対する好みは人それぞれで、いかにプロと言っても絶対にこうだということは言えるものなのか。それに京都の料亭の中には「一見(いちげん)さんお断り」という店があり、そういうところでは調査員はどのように入店して評価したのか。入店できなければ「評価なし」となって、「評価に値しない」と同列にならないか。
ミシュランの総責任者は「自分が最高の役者だと思っている歌舞伎役者が観客の前に出たくないと言い、相撲取りが『自分は最強だと思うが、戦うのが嫌だから土俵に上がりたくない』と言うのと同じだ」とも発言したようだ。歌舞伎役者や相撲取りを出していかにも日本通ということを見せているようだが、歌舞伎役者や相撲取りは自分が最高と思っているから最高とされているのではない。何か的外れだ。
いずれにしても、私にとっては僻みではなく、○星の料亭やレストランなどは無縁の存在だ。そういうものを有難がり、金がある者が行って満足すればいい。老舗などはこのようなことには拘らないほうがいい。