オーストラリアの森林火災の災害はひどかった。多くの人たちが家を失い、死者は300人に達するようだ。日本では想像もできない災害だ。その中で心温まるニュースがあった。
この大火災の1週間前の森林火災の後で、まだ火がくすぶる森の中でさまよっている1頭のメスのコアラが消防団員のデビット・ツリーさんに発見された。ツリーさんは「大丈夫か」と言いながら水のボトルを差し出すと、普通は水は飲まないコアラは最初は恐る恐る口をつけ、やがてもっと水がほしいとねだるようにやけどを負った右前足をツリーさんの冷たく濡れた左手にのせて、続けさまに3本を飲み干したと言う。焼け跡をさまよっていてよほど渇水状態だったのだろう。
ツリーさんが同僚に撮影してもらった動画が新聞やテレビで流れると、全国で感動を呼びその写真を分けてほしいという希望が相次いだそうだ。私もその動画を見たが、コアラのいじらしい様子に涙を催し、ツリーさんの優しいしぐさに感動した。ツリーさんは「差し出した私の手を握った瞬間を忘れない」と地元紙に語ったというが、久しぶりの心温まる話だ。

動画サイトは
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0902/12/news045.html
このコアラはサムと名づけられて野生動物保護センターに引き取られたが、そこで同じように救助されたオスのコアラのボブと出会い、意気投合したように仲良く過ごしているらしい。「サムとボブはいつも触れ合ったり、抱き合ったりしている。本当に仲が良い。こうした大惨事の最中にこんなに美しい光景を見られるなんて。とても素晴らしいことだ」とセンターの職員は語ったそうだ。
ツリーさんは、同国の動物保護団体「動物の倫理的処遇を求める市民連合」(PETA)から「動物にとっての英雄賞」を贈られた。
この大火災の1週間前の森林火災の後で、まだ火がくすぶる森の中でさまよっている1頭のメスのコアラが消防団員のデビット・ツリーさんに発見された。ツリーさんは「大丈夫か」と言いながら水のボトルを差し出すと、普通は水は飲まないコアラは最初は恐る恐る口をつけ、やがてもっと水がほしいとねだるようにやけどを負った右前足をツリーさんの冷たく濡れた左手にのせて、続けさまに3本を飲み干したと言う。焼け跡をさまよっていてよほど渇水状態だったのだろう。
ツリーさんが同僚に撮影してもらった動画が新聞やテレビで流れると、全国で感動を呼びその写真を分けてほしいという希望が相次いだそうだ。私もその動画を見たが、コアラのいじらしい様子に涙を催し、ツリーさんの優しいしぐさに感動した。ツリーさんは「差し出した私の手を握った瞬間を忘れない」と地元紙に語ったというが、久しぶりの心温まる話だ。


動画サイトは
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0902/12/news045.html
このコアラはサムと名づけられて野生動物保護センターに引き取られたが、そこで同じように救助されたオスのコアラのボブと出会い、意気投合したように仲良く過ごしているらしい。「サムとボブはいつも触れ合ったり、抱き合ったりしている。本当に仲が良い。こうした大惨事の最中にこんなに美しい光景を見られるなんて。とても素晴らしいことだ」とセンターの職員は語ったそうだ。
ツリーさんは、同国の動物保護団体「動物の倫理的処遇を求める市民連合」(PETA)から「動物にとっての英雄賞」を贈られた。