通り道のお宅にダチュラが満開でした。ダチュラというより、エンゼルトランペットというほうがお馴染みかも。大きなラッパがいっぱい下を向いて。
開きはじめの花は、☆の形。走り出しそう? 覆面している? 怒れる星??
和名は、キダチチョウセンアサガオ(木立ち朝鮮朝顔)
田中一村が、描いたのは、この花の仲間。
雨の降る夕暮れ、花の下を通りかかりました。すると、♪何ていい匂い~☆”
少し重めの甘い香りがふりかかってきました。「ふむふむ こんな香りで誘っているのか」
どんな昆虫がこの花のお招きに応じるのでしょうか。少し張り付いて見ていたい気分になりました。
☆ナス科チョウセンアサガオ属の常緑低木。
南アメリカ、ブラジル原産。有毒です。
ある友人が、そう言われたと話してくれました。
決して意味深なロマンチックな話じゃありません。
つまり、野性どうぶつならば、もともと自立して生きていくのが普通のこと。
ですが、人間となると、やっぱり偏っているようで。
妻も夫も、同じように年を重ねていくのに、現役中の役割分担の過去をそのまま、
妻は総てをやるひと、夫は、上げ膳据え膳で、生活的なことは何もやらないひと。
唯一、やることといったら、文句をいうこと、感謝句、ではなかった・・・癇癪をおこす
ことぐらいだそうです。
挙げ句の果てには、「やっぱり、キミの傘の中でしか生きていけない・・」
なんぞと言われてもうれしいでしょうか。
出来ることの幅をひろげて、脳を活性化しないと、危ないんじゃないの。
漏れ聞くところによると、仕事を持つ年配女性の、夢は、
「はやく、未亡人になりたい」だって、知ってました?
それこそ、感謝句を言いつつ、ーーこの感謝句という言葉、大いに気に入りま
した。偶然、変換された言葉なんですが☆”ーー傘はお互い差し合っていきたいものです。
6月27日、臨海公園・鳥類園 *自然感察ツアーに、はじめて行ってきました。
お約束のようによく晴れて、快適、知的、感覚を呼びさまされた、楽しいツアーでした。
本当におもしろかった!
教えてくださったのは、 山本正臣先生。
五感で味わうというタイトル通り、山本先生、何かの標本を持って現れました。
「結構強い臭いがしますが、分かりますか?」と、全員に臭いをかいでもらう。
ニオイワチチタケと言うキノコ。
臭いが、生活の場にある何かに似ているというけれど、分かりませんでした。
ダメだ、ちっとも五感が働かない。
正解は、「カレーの臭い」、缶入りのSBカレーの粉に近いという。
そういえば・・・!
海辺から、鳥類園の遊歩道に戻り、アメリカデイゴを目指して。
若い方から、中高年まで、15名くらいの方がレクチャーを受けながら進みます。
リピーターも多いようでした。
アジサイは、もともと海岸植物だったなんて!美しい花なので、庭に植えられました。
シーボルトによって海外にもちだされ、外国で品種改良されたものが逆輸入され、
さらに多様な品種がいまも生まれているのはご存知のとおり。
ハマヒサカキ、ハマボウ、ハマビワ、ダンコウバイ、ヤブニッケイ、サルナシ等々
とても興味深かったのですが、なんと言ってもこの日のハイライトは、
アメリカデイゴ。
この不思議な花の形、元々はハチドリ用だそうです。
飛び出したヒゲのように見える(雄蘂)奥に、甘い蜜があるのです。
花びら(旗弁)を広げて、付け根に溜まった蜜をなめてみると、とても濃厚な甘さが
ありました。(マメ科の花の造り・・・・福岡教育大学のサイトに詳しく出ていました。「アメリカデイゴ」も。)
日本には、ハチドリがいないから、結実しないとのこと。しかしーー、
山本先生のお話では、去年、種が数個出来ているのを見つけたそうです。
誰が、ハチドリの代わりをやってくれたのでしょうか?
最大のミステリーですね。
こんなお話を聞くと、もう、わくわくせずにはいられないでしょう!?
時間を、30分も上回り、お教え下さった山本先生、有り難うございました。
第4土曜日、14:00~15:00 http://choruien2.exblog.jp/10488484/
山本正臣先生のご指導で、園内をめぐり植物のレクチャーです。
時には、花から現れた昆虫にも目を向けられて・・・、こころ細やかな
楽しい1時間が過ごせます。ロケーションもバツグン。
遠くに見えるのは、ディズニーランド。手前の浜では、潮干狩りをする人が・・・
シジミがとれるんですって。
I さんが教えてださったこのツアー。今回は、Mさん、Tさん、&私の3人で急遽、
参加しました。本当に心ゆく楽しい時間でした。ありがとうございました。
I さん、今度はご一緒に。
☆なお、第2日曜日には、バードウォッチングの催しがあります。
山本正臣先生のブログはこちら。