「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

入試の季節に

2007-01-30 | 日常の小さな喜び&こころ便り

 ◆毎年この季節になると思い出すことがあります。はるかかなたのことなのだけれど、いまも心に生きつづける・・・・・・。やっぱり今年もアップします。

            
          http://www.hana300.com/ume000.html                     

 ○YAMA 先生には、○十年も昔、中学の三年間を教わった。
 専攻が心理学であったせいか、難しい年ごろの生徒たちの心をよく理解し、導いてくださった。 
 公立高校の入試の前日、ホ-ムル-ムの時間にみんなで歌をうたったことが、いまも忘れられない。
 先生は音楽室から、オルガンを運んでこられたかとおもうと、
「さあ、みんな、大きな声を出して」
 と、気力のこもった口調で言われた。
 私たちは意表をつかれながらも、曲に合わせてうたいだした。
 「水がめ」や「もずが枯れ木で」など、何回も斎唄や輪唱をつづけているうちに、気持ちは清々しく穏やかになった。緊張感がほぐれ、クラス全員の気持ちがひとつになっていった。

  ♪水瓶の 水のおもてに
   夜はふけて 星のひとひら 
   ゆれもせで ゆれもせで
   浮く

 毎年入試のころになると、あのときのことを懐かしく思い出す。
 いつだったか、先生に当時の話をすると、
「そんなこと、あったかやあ……」
 すっかり忘れておられる。

 クラス担任だけでなく、授業は社会科を教わった。
 そのオ-プニングに話される「ニュ-ス解説」も楽しかった。
 また、心理学の研究をされていて、月に一度は、数字がいっぱいに並んているクレペリン検査を実施された。
 みんなは、この検査を死ぬほど嫌がっていた。家庭訪問のおりには親たちから、「娘が二つ嫌なことがあると言っています。ひとつは生理で、もうひとつは、クレペリン検査だ」と、よくこぼされた、という話をあとで笑いながらなさった。
 先生は中学校の校長を最後に教職から身を引かれたあと、教育委員会の仕事にたずさわられた。現在は長野県の佐久に住まわれ、たいへん元気で俳画や老人会の世話をされている。                             (  2000・9・14)
                        ***

きっと今も、日本のそこここに、そんな先生たちがいてくださるのだと思う。
(去年のアップhttp://blog.goo.ne.jp/rupinasu-3/e/2ed1ef5ae49fd3839148dea2087e75cc )

コメント (8)
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――うさぎでございます

2007-01-29 | 日常の小さな喜び&こころ便り

 
            ――うさぎでございます
            と いうように
            うさぎの ほうが
            きちんと すわるものだから
            そらの ほうも
            のはらの ほうも
            きちんとして むかえているよ
            ――これは これは
            うさぎさんですか・・・・・と

   ――”うさぎ”  まど みちお詩集『せんねん まんねん』より―― 

まどさんの詩が好きな友だちに、ずーっと前ですが、詩集『せんねん まんねん』をお貸ししたことがありました。

本を返してくれる時に、彼女がくださったのが、この豆皿。
ほら、きちんと座っているでしょう!? 
「Fさん、”うさぎでございますの豆皿”, 今も健在ですよ~♪」
クリップを入れたり、ちょっとイヤリングを置いたりするときに、役立ってくれています。
机の上で、いつも
うさぎでございます――って。

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憧れます――京都のカフェ

2007-01-25 | 日常の小さな喜び&こころ便り

隠れファンとしていつも拝見している早川茉莉さんのホームページで発見した記事です。
「カフェと本なしでは一日もいられない」の、”アメリカ映画特集”のところに、清川 妙先生のお名前が。
何ヵ月か前、早川さんの編まれた、城 夏子さんの『また杏色の靴をはこう』は、東京堂書店のふくろう堂で見つけ、即座に購入。ずっと探していたので、うれしい復刻(新編集)でした。
早川さんのページは、他もとっても素敵なので、ぜひどうぞ。
                                 

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カサカサ解消ソックス

2007-01-25 | 日常の小さな喜び&こころ便り

 
友人から、お年賀にいただいたソックスです。
カプサイシン(唐辛子)の成分で足がポカポカ温かいのだそうです。
さっそく履いてみました。内側はシルクです。包み込むようにやさしく、するうーっと肌にフィットしてきます。
その感触に、普段まったく省みられることもなかった我が踵君は、ふーっと至福の笑みを浮かべた。。。気がしました。
Yさん、とってもあたたかいですよ。ありがとう。
サークル仲間のお年賀「にソックス」とは、なんだかぬくもりを感じるアイデアで、いいなあ。
靴下のメーカーはわからないのですが、中国製とありました。)

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細工

2007-01-25 | 日常の小さな喜び&こころ便り

 
これは何でしょう?
地下鉄銀座線日本橋駅を三越デパート方向に出た所にある大きな円柱です。
柱部分は大理石でしょうか。
デパートまでの間にいくつか立っていて、重厚な雰囲気を与えています。
上部の明かりが漏れているところの細工が、こまやかですね。
このような装飾は、デパートの6階家具売り場付近の上部の壁にも欄間のように施されていて、趣があるものです。(こちらの方が、さらに素敵)
何度も行っているのに、今まで見過ごしていました。次にはもっときちんと、心を留めて見てこようと思います。                    アンモナイト  (三越ホームページより)                               
大理石で思い出しました。子どもが小学生の頃、ア
ンモナイトの化石のある大理石の壁を見にデパート
に行った覚えがあります。記憶の中 では高島屋な
のですが、あるいは三越だったのかも。
         
☆調べてみると、三越にありました。大理石の中の
化石がくっきりとわかりますね。「装飾の細工」は、店内の写真を勝手に撮るのも問題なので、映像がないのは残念です。

コメント (2)
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